札幌100マイル

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こども動物園で日々奮闘するスタッフの飼育日誌的ブログ

by zookids

プロフィール

こども動物園スタッフ

■本間(こども動物園統括・シェットランドポニー・アメリカビーバー)
■ 中居(リスザル・オグロプレリードッグ)
■ 佐藤(洋)(エゾリス・エゾモモンガ・エゾユキウサギ・ウサギ)
■ 気田(ヒツジ・エゾタヌキ・アライグマ)
■ 岡部(ニワトリ・アヒル・ガチョウ・モルモット)

以上の5名で、「こども動物園ふれあいチーム」として活動しています!


投稿したブログ数:625件

視点


タロウ視点でこんにちは

いつも滑空訓練のガイドをしている時に、

「生モモンガ初めて見た方どれくらいいますか?」と
必ずみなさんに質問しています。

今までの統計で、毎回約8割の方が手を挙げるんです。
ちょっとニヤッとします。

まぁ普通ないと思いますが・・
ただ、ちょっと頭の片隅にでも置いておくだけで、
今までなんとなく歩いていたのが、視点が変わるだけですごく楽しくなると思うのです。

そこで!
今日はエゾモモンガの探し方を簡単バージョンでお伝えしたいと思います。

ポイント1
巣穴は直径5cm程の樹洞やキツツキ等の古巣を使用する事が多い。
高さは特に決まってなく、結構低い場所でも使用する事があるようです。

そんな怪しい穴を見つけたら

ポイント2
下を見て糞を探す。

こんな感じの

食べ物によって色は変わりますが、黒か緑っぽくて大きさは米粒ぐらい。
モモンガは起きてからまず巣穴から出て同じ場所に排泄します。
なので巣穴の下には糞がいっぱい落ちているんです@@
雪があると最高に見つけやすい。

さらに

これがエゾモモンガの食痕(食べた痕跡)
木の枝を短く切って樹皮だけ食べたり、松の葉の部分だけ食べて途中で捨てたりします。
こーやって食べるのはエゾモモンガだけ

この糞と食痕を見つけたら後は待つのみ

ただひたすら待つ

運が悪いと5時間ぐらい・・・

ちなみに活動する時間ですが、円山近辺だと早朝3時頃と夕方6時頃
わかりやすく言えば、カラスが活動していない時。

見れなかったにしても、居場所を見つけただけで得意気になれます。

今度円山動物園に来る時は、いつもと違う視点で下から歩いて来てみてください。
結構色んな発見があっておもしろいですよ。


あぁ最後に、どんな野生動物でも同じですが
近寄り過ぎない・エサを与えない
これだけはお願いします!

でわまた~



明日(5/27)の予定inこども動物園
11:30~ たまごのふしぎ
13:30~ リスザルエサやり体験
14:30~ ヒツジの毛刈り
16:15~ エゾモモンガの滑空訓練
*時間が変更する場合があります。


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