札幌100マイル

円山飼育員日誌~サルと一緒!

円山動物園のニホンザルを中心とした動物達と、ちょっと変わった飼育係をご紹介!

2009年07月 の投稿一覧

遠足と動物園 豊滝小学校編

さて、遠足用のワークブック低学年用、始めて正式に使ってくれたのは札幌市立豊滝小学校!



1年生から6年生までの全校生徒で24名の小規模校です。
札幌にもあるんですね、こんなに小さな学校が。
動物園と提携結んでいる西興部村の小学校でも50人近くいますから。


今回の2つの学校は、新しいワークブックの課題、問題点を見つけるためにもびっちり付かせて貰いました。

まずは事前打ち合わせとご挨拶。
めったに使わない名刺を持って、園長と一緒に豊滝小学校にお邪魔します。
ワークブックの趣旨と特徴を説明するのが私の役目ですが、サル山ガイドのようにはうまく行きません。
校長先生は真剣に聞いてくれながらも会話の合間に微妙な間があります。
マイクと小麦を持てば何とかなったのかな・・・

その後今度は先生達が動物園に下見に来てくれて準備は万端です。


遠足当日、正門でお出迎えした後、ある班にくっついて出発です。



使ったワークブックは「クイズ形式 オリエンテーリングタイプ編」
動物の特技とか不思議とかジャンルごとに4問づつ設問があり、その4つを解いて回ると園内を巡れると言う物です。 ただ今回は児童たちに観察する動物を選ばせたいとのことから、設問が6つに増え、滞在時間の割りにちょっと重めです。
分刻みのスケジュール、頑張れ子供達!


出てきます・・・ 課題、問題点が・・・
まずは絵について
設問にある「くちばしの絵を描いてね!」みたいな物の、絵を描く時間が無い!高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんは何とかなるのですが、このスケジュールでは低学年にはちょっと無理。 先生からも「絵はちょっときついですね」との声が・・・

次に設問内容について
「カンガルーがジャンプする時に体のどこを使っていますか?」との設問で4つの答えから選ぶものがあったのですが、  行ってみると カンガルー ジャンプしない!
その動物の前で10分ぐらい時間があれば見られる動きなのですが、待っている時間がありませんでした。

うーーん
時間に余裕を持ってもらうことも伝えていかなければいけませんが、こういうスケジュールで来る学校にも対応できなければいけません。


その後、園内のエゾエノキについているオオムラサキを見に行き(豊滝小学校は学校の敷地でオオムラサキの繁殖に取り組んでいます  すごい!)
バスに乗ってお帰りです。

今回は帰りのバスにも同乗して、バスの中での振り返り学習もさせてもらいました。
低学年用のワークブック自体、興味を持つきっかけをつくる、自分の感じたことから自分なりの発表するを目的としているので、ただのおしゃべりみたいになってしまいましたが、まあ良いでしょう。



最後は学校前で全校集会 子供達が司会です。
小さな学校いいですね いろんな意味で
これからも関わっていけたらいいなと勝手に考えてます。


次はまた違う使い方した盤渓小学校です。

遠足と動物園

みなさん 「動物園に来た思い出」 と言うと、どんな物でしょうか?

「小さい頃お父さん、お母さんと手をつないで」
「初めてのデートが動物園」
「一人でひよこの孵化するところを朝から晩まで見ていた」 (これは俺か)
「今は亡きゾウの花子に鼻水かけられた」  (これもだ)
「フラミンゴにカッパえびせんあげて怒られた」 (フラミンゴは食べずに巣にくっつけてました)

人それぞれだと思いますが、
小学校の遠足で来た!というのも多くの方が持っている思い出ですよね。
みんなでわーわー言いながら、色んな動物を見た楽しい思い出なのではないでしょうか。



そんな楽しい遠足ですが、
先生・学校側はどんな思いで動物園遠足に児童を送り込んでいるか考えたことありますか?

ただ動物を見れば良いというのではなく、低学年だと
・班で行動する、
・公共交通機関を使って動物園に行く、
・大人に質問してみる
というのも大きな目的なのです。

しかし、そうは言ってもせっかくの動物園ですから、小さな画板(今はそう言わないのかなー?)に先生手作りの「しおり」を挟んだ子供達に動物のこと興味もって欲しいですよねー!


そんな思いから、動物園で遠足に使えるようなワークブックを作ってみました。
小学校、中学校、大学の先生方と1年かけての完成です。
円山動物園の基本その3 「利用する側のことを考えて」 を念頭に置き、基本その5 「動物を身近に感じる」 をコンセプトに、そして忘れてならない基本その1 「楽しい動物園」 と感じてもらえるようなワークブックです。
お暇な時ちょこっと見てみてください。  
 こちら

まだまだバージョン1ですが、これからより使いやすくしていきます。


次回はこのワークブックを実際使ってくれた様子をリポートしたいと思います。
思いはなかなか結果につながらないもんです・・・

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