とことん!雪まつり -さっぽろ雪まつり公式ブログ-
さっぽろ雪まつりの魅力や舞台裏を実行委員会スタッフが紹介する公式ブログ◆第70回さっぽろ雪まつりは2019年1月31日(木)~2月11日(月・祝)に開催します。 なお、ブログの内容に関係のないコメントは、予告なく削除させていただく場合があります。
by さっぽろ雪まつり実行委員会
意思の疎通、これが極意!【10丁目会場】
Posted by さっぽろ雪まつり実行委員会 on 2009年1月17日(土) 23:45
雪像制作11日目の今日も、“世界一の雪像”をと、隊員一丸となって制作に汗を流しています。
この規模の雪像を作ることは、言うなれば大事業です。
しっかりとした制作技術が必要なことは当然ですが、
それと同じくらいに重要なのが、「意思の疎通」です。
期間中毎日、始業時、昼及び終了時の3回、
森岡隊長と各班の班長、副班長が制作隊本部に集まってミーティングを行っています。
主な内容は、
朝のミーティングでは、当日の作業指示、昼は午前中の作業の不備是正、
そして、夕方には進ちょく状況や翌日の予定の確認です。
繰り返し常に取り上げられるテーマは、安全管理と作業の効率化。
「基本的なことですが、徹底が肝心なんです」と、森岡隊長は真剣な表情で語ります。
このほか、よく協議事項となるのは、日々の班の枠を越えた人員配置の適正化、
雪の圧縮による高さのアンバランスの是正など。
隊長からの指示事項については、班長や副班長は自身が確実に理解することはもとより、
それぞれの各班員に的確に、かつ、分かりやすく伝える役割があるため、真剣そのものです。
さぞかしミーティングはかたーい雰囲気だと思いますよね。
実は、決してそうではありません。
これがなんとも不思議なんです。
なぞを解く鍵は、森岡隊長。
大雪像制作に関しては、設計図から始まり制作隊運営までの中核を担う主力隊員としての実績は21基。
制作に関わった大雪像の総数は、なんと通算31基を数えます。
雪像作りについては、厳しさも辛さも楽しさも快感も、そして、なによりも携わる“人の気持ち”を熟知しているんです。
間違いない!
「1カ月もの長期間の作業。きついのは当然。だからこそ、“明るく楽しく”やっていきたいと思っています。これが私のモットーです」
と顔をほころばす森岡隊長。
時として、ダジャレも雰囲気づくりに絶大な効果を発揮します。
本物のオヤジによるオヤジギャグには正に本物の“重み”が。
高所作業の前は“身軽”な方がいいと思いきや、みんな常に一発を望んでおり、リアクションに備えております。