札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

2009年07月10日 の投稿一覧

ラベンダー♪

こんにちわ♪ ウッピーです。

今朝は、どしゃ降りの雨でしたね(><)
今年の夏は、天気のいい日が続かないですね~っ。。

天気が悪いと気もめいりそうですが、園内ではユリやバラなどの花達が、色とりどりに鮮やかに咲いて、私達を楽しませてくれてますよっ♪

その中で、今日は見頃を迎えているこちらの植物をご紹介♪

学名 Lavandula angustifolia ‘Violet Memory’
シソ科 ラウァンドゥラ属

属名のLavandula(ラウァンドゥラ)は、ラテン語 lavo(洗う)または、
lividus(鉛がかった青色の)から由来しているといわれています。

北海道では、おなじみの植物、ラベンダーです♪

先日、北海道におけるラベンダーの発祥と歴史について学ぶ機会がありました。

私は、道外出身なので、ラベンダーといえば富良野のイメージが大きかったのですが・・・(^^ゞ 

昭和12年に、東京に本社がある香料会社が、ラベンダー精油の採取を目的として、フランスのプロヴァンス地方にある香料会社より種子を取り寄せました。
そして、札幌他全国数ヶ所で試験栽培をし、その結果、北海道が栽培に適した土地であることがわかりました。

その後、昭和14年から札幌市内に直営農場を作り、栽培がはじまったそうです。
そして、香料会社との契約栽培により全道に広がっていったそうです。

なので、北海道におけるラベンダーの発祥って札幌なんですよ(^^♪

ご存知でしたか??

当時は、蒸留場もあり、実際にラベンダーから精油が蒸留されていたそうです。
でも、昭和40年代後半になると、香料の輸入や農業形態の変化等の様々な要因で、契約栽培の農場も閉鎖されていったそうです。

人に歴史あり・・・そして、植物にも歴史あり・・・。

自分の住んでいる札幌にゆかりのある植物、色んなことを思い描きながら植物をみているとなんだかいとおしく思えてきます♪


そして、ラベンダーといえば・・・。。

アロマテラピーを学ぶと必ずでてくる人物とゆかりのある植物♪

「アロマテラピー」という言葉を造った人物です。。
フランス人の化学者 ルネ・モーリス・ガットフォセ(1881~1950年)は、
化学実験中に火傷を負い、その時、手元にあったラベンダーの精油を使い治療したそうです。治療の成果による自らの体験から、その後、精油の薬理作用に注目し研究を重ね、1937年に「アロマテラピー」を著しています。

ちなみに精油は、葉と花から水蒸気蒸留法にて抽出されます。
精油成分に含まれる酢酸リナリルやリナロール等により、心身への鎮静作用や抗菌作用、昆虫への忌避作用などがあるといわれています。

※注意※
ハーブや精油を使用する場合は、注意が必要な場合があります。
使用方法は、専門書をご参照下さい。


最後に♪

現在、とってもきれいに咲いているこちらのユリ♪
カンクンです。

Lilium cv. Cancun

この週末は、ぜひ百合が原公園にいらっしゃいませんか??
皆様のご来園をお待ちしております♪

公園内の施設の詳細は、こちらをご覧下さい。
http://www.sapporo-park.or.jp/yuri//contents/faci.html

それでは、また(^^)/

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