本格始動!
Posted by zookids on 2012年1月8日(日) 18:29
今週から、いよいよ始まり!
来年度の企画会議、アジア館の工事会議、アフリカ館の建設会議などなど・・・、
午後や夕方から、沢山予定が入っています!
飼育員の仕事とは?
動物飼育だけではありません。
まあまあ、沢山あります!
いつものくだりになってしまいますが、
機会をつくって、「動物園の役割」や、その中で働く「飼育員の仕事」について、
お伝えしたいと思っています♡
この場面もその一つ↑
飼育員の仕事に「馴致」(じゅんち)という、重要な仕事があります。
ウサギは齧る動物ですね!
生態上は当たり前。
人間がふれあえるウサギとして、馴致をしている1コマです。
※馴致・・・その場の環境に馴らす
動物と人間は話すことができませんよね?
馴致当初は、「まず動物に理解してもらう」ことから始めます。
決して、強制的にすることはしません。
というか、こういう事をすると、まったく馴致不能動物となってしまいます。
馴致は、それぞれの動物によって、開始する時期や季節、
その期間などが異なります。
例えばウサギは、生後○週間目から開始、
ミニホースなら、生後○週間目から、という具合です!
しっかり馴致ができた動物はこんな感じになりますね↑
今日は3週間ぶりに、こども動物園フタッフが勢ぞろいしました!
代番の動物たちも含めて、順調だったので、
午後から神馬さん(ペーター)と、
ナミちゃん、カエデをお散歩に連れて行けました(^.^/)
本当に久しぶり! 肩の力を抜いて、仕事ができた一日でした♡
正直・・・公表したくないのですが・・・馴致の基本だけ、教えます。。。
「動物・術者が良い状態から始めて、良い状態の時に終わる」。
「動物・術者が互いに、少しなごりおしい程度でやめる」、というのが基本。
といっても、麦ワラの方法です。
繁殖や飼育訓練、動物の同居や治療など・・・、
馴致分野はいろいろあります。
ブラッシングの馴致後、母親のミヨコと乾草を食べている「みかん」です↑
良い状態ですね♡
ちょっとなごりおしいのか、麦ワラを見ています!
動物を飼育管理する上で、馴致はとても重要なのでした♡
「いつも楽しい心のふるさと―札幌市円山動物園―」