マッスル特集・・・第3回♡♡♡
Posted by zookids on 2012年5月2日(水) 17:33
今日も夏のような気温でしたね!
GWのなか日でしたが、5597名のお客様がご来園下さいました。
ヒツジたちも、日増しに人馴れしてます♡
さて、マッスル第3弾!書きマッスル!
09年6月、ママチャリレースのころ、担当のアライグマが保護されました。
チャンの幼少期、初めは小さなゲージで飼育。
離乳まもない頃に来たので、まだエサに牛乳をかけてました♡
時間をつくって、チャンの人馴れ訓練!
というのも、アライグマは食肉目なのでけっこう凶暴。
飼育・展示をするため、
半人工で育てたチャンは、ある程度の信頼関係が必要になります。
もしも、担当マッスル以外の飼育員に噛み付くなどすると、
飼育管理ができなくなります。
チャンの馴致、馴致を繰り返す中、
ビーバーの巣が大きくなったので、マッスル投入!(笑)
中はこんな感じ!
姉(中居さん)と引っ張りだした、マッスル。
10月、哺育よりも、馴致よりも、一番マッスルの肩がガチガチになった時期!
チャンとアラレの同居訓練を開始しました。
開始後、約1カ月して、チャンがアラレに甘える場面!
「マッスル!はい、終了だね、お疲れ!!ようやく、一杯いけるな♡」
声をかけたのを思い出します。
飼育員をやってて、年に数回、ほっとする瞬間があります。
と同時に、飼育員にしか解らない「喜び」を味わうことがあります。
ほんの数回! 動物を見て、「いや~、やってて間違いなかったよ!」と感じること。
これまでの、飼育・馴致のすべての点が、線になった瞬間!
これが、「飼育とはなんぞや」と、教わる時でもあります。
動物を見て、知る、そして、泥臭く行動を継続することで、
動物園動物の命がつながって行きます。
マッスルは飼育員として、チャンとアラレに、鍛えられたのでした♡
「いつも楽しい心のふるさと―札幌市円山動物園―」
11月には、「アライグマの人工哺育個体と既存個体の同居馴致について」
と題して、初めての研究発表をしています。
飼育だけでなく、研究発表まで鍛えられた、マッスルでした♡
続く・・・
園内、そろそろ桜が綺麗になりマッスル♡♡
ご来園、お待ちしております。