札幌100マイル

円山飼育員日誌~サルと一緒!

円山動物園のニホンザルを中心とした動物達と、ちょっと変わった飼育係をご紹介!

『お知らせ』カテゴリーの投稿一覧

献花台を設置しました

みなさんこんばんは。
昨日の「エコ豆まき」の様子は後日お知らせいたしますね。






今朝、サル山レストハウス1階奥に献花台を設置いたしました。
動物園にお越しの際にお手を合わせていただけると「はな子」も喜ぶと思います。





私がニホンザルの担当になってまもなく3年半になります。
担当になったあたりから「はな子」の視力は白内障によってどんどん低下していき、
やがてほとんど見えない状態になりました。
まずは、「はな子」を室内に誘導することから始まり、室内でエサを食べさせるように馴致しました。
サル山の頂上に登ってしまい、数日間降りれなくなったこともありました。
どうしても室内に入らず、サル山の中で給餌し、強いオスザルに囲まれて怖い思いをしたこともありました。





それから3年10ヵ月が経過。





連日の厳しい冷え込みが堪えたのか、1月末あたりから徐々に食欲も低下し、元気もなくなってきました。
電気ストーブを置いて保温したり、エサを工夫したりしましたが、回復してくれません。





亡くなる2日前。
ボランティアのTさんから大好物の蒸かしたサツマイモをいただいたので与えたところ、全く食欲がなかった「はな子」が驚くほどたくさん食べてくれました。
パンやバナナ、ブドウも食べてくれたので一安心したのですが・・・





翌日。
手に力が入らず、ものを掴めない状態だったので、直接口にイチゴを入れたところ、
がんばって5個も食べてくれました。
しかし・・・
夕方には自力で立つことが困難になり、
最期は仲間と一緒にさせてあげたいとの担当者の思いから、扉を解放してあげました。





そして2月2日の早朝。
他のサルたちに囲まれ、「はな子」は静かに旅立っていました。
長い間本当にお疲れ様。
ありがとう「はな子」。






こちらは亡くなる3日前の写真です。






この様子をマルヤマン作者の先輩にお願いして描いてもらいました。
こちらも献花台に置いてありますのでぜひご覧くださいね。





ちょっとしんみりした内容でしたが・・・
次回は「エコ豆まき」の様子をアップしていきたいと思います!

旅立ちの朝・・・

みなさんこんにちは。
今日は楽しい「エコ豆まき」が開催されますが、
その前に悲しいお知らせをしなくてはいけません。






当園のサル山で飼育中のニホンザル「はな子」が老衰による多臓器不全のため、
今朝天国へと旅立ちました。
享年37才でした。






野生のニホンザルの平均寿命は約20~25年ぐらいと言われております。
おそらく国内最高齢の個体でしょう。






京都の美山を知る野生個体。
「ぎん子」と「もみ子」の2頭になってしまいました。





まだ頭の整理がついていないので、とりあえず報告だけで失礼します。
これから「エコ豆まき」。
気持ちを切り替えて楽しくやってこようと思います・・・。

訃報です

みなさんこんにちは。
久しぶりの更新ですが、残念なお知らせです。






当園サル山で飼育中のニホンザル「な絵菜(なえな)」が
心不全のため1月28日の朝、死亡しました。
享年14才でした。







まだ14才と若かった個体だけに残念でなりません。
これで当園のニホンザルの飼育頭数は77頭になりました。

訃報

みなさんこんばんは。
今日は悲しいお知らせがあります。






当園サル山で飼育中の「まる子」が呼吸器不全のため急逝いたしました。
享年26才。
ニホンザルの平均寿命は20~25年ですので、天寿を全うできたと思います。




前日の夕方まで食欲もあり、走り回っていましたが・・・
昨日の朝、サル山にある洞窟の中で発見したときにはすでに冷たくなっておりました。
「まる子」も高齢になってきたので、気にしていたのですが・・・
非常に残念でなりません。





これで当園のサル山の飼育頭数は78頭となりました。

訃報・・・

みなさんこんばんは。
今日は残念なお知らせがあります。






ニホンザル「ぎん次」が心臓疾患のため急逝いたしましたのでお知らせいたします。
享年16歳でした。





昨日の朝、サル山へ行くとエサ場で倒れており、すでに冷たくなっていました。
前日まではいつもと変わらず、たくさんエサも食べて元気に走り回っていたのに。
あまりに突然すぎていまだに信じられません・・・。





「ぎん次」の遺体の側には母親の「ぎん子」と姉の「ぎん美」が寂しそうに座っていました。
命の最期を群れの中で、仲間の中で迎えられたのは「ぎん次」にとってよかったと私は思います。





でも、突然の訃報はいつも自分の力不足を痛感します。
もっと早く気づいていれば・・・
もっとしてあげれたことがあったな・・・
本当に申し訳ない・・・
反省や後悔ばかりが込み上げてきます。






まだ若い個体だったので、本当に残念でなりません・・・。

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