札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

2007年12月21日 の投稿一覧

ヒイラギもいろいろ

こんにちは!

3日も更新できませんでした・・・
実は体調をくずしてしまい、休んでいました
風邪もはやっているし、インフルエンザも大流行してます
みなさんも気をつけてくださいね
(風邪引いた人が言っても・・・ですけど)

さて、今大温室に入って一番に目に付くのは
この花 マホニア ‘チャリティー’ です。



なんとなく、妖精ぽい感じです
葉が身体で、花が頭に見えませんか?

名札には書いていませんが、
ヒイラギナンテンと マホニア・ロマリフォリアとの交雑品種群の一つということで
園芸店などでは、 ヒイラギナンテン‘チャリティー’と呼ばれることが
多いようです。
でも、 ヒイラギナンテンは Mahonia japonica をさすので、
百合が原公園では、マホニア‘チャリティー’としています。

たくさんの花がびっしり付いてます。


一つ一つもしっかりしていて、可愛い花ですよ
近くに寄るとほのかに香りもします

そして、葉。


実は、これが1枚の葉なんです。
そう考えると、かなり大きい。30cm以上ありますから


ところで、マホニアの「ヒイラギナンテン」は、
葉がヒイラギに似て、実がナンテンに似ている ところから
ついた名前だそうです。

ナンテンは、マホニアと同じメギ科ですが、
ヒイラギは、モクセイ科です

同じ大温室の入ってすぐ右側に1株あります。
最もこれは、ご覧の通り、斑入りの園芸品種


新芽の部分は、更に黄色が強いです


日本でヒイラギといえば、これなんですが。
クリスマスで使うヒイラギは、こちら。

ヒイラギモチ

マホニアの間に置いてあります。
これはたぶん、ヒイラギモチとかシナヒイラギとか呼ばれる種類かと思いますが
はっきりしません。
もしかすると、セイヨウヒイラギ(クリスマスホーリー)かも?
いずれにしても、モチノキ科の植物です。



どうやら元々は、こんな丸い葉で、四隅にトゲが出て四角く見えるようです

両方の一番の違いは、葉の付き方。
モクセイ科のヒイラギは、向かい合わせに葉が出る「対生」で、
モチノキ科のヒイラギモチは、互い違いに出る「互生」です。
メギ科のヒイラギナンテンは、葉の形が全然違います

でも、どの種類も「魔よけ」「厄除け」の意味があるそうで
ヒイラギを節分に玄関に飾るのも、
ホーリー(セイヨウヒイラギ)をクリスマスに飾るのも、
ヒイラギナンテンを鬼門に植えるのも、
思いは一つ!ですね(笑)


温室は、高校生以上130円の入場料がかかります。
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

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