3月3日生まれの女の子!
Posted by zoosaru on 2009年3月17日(火) 18:17
3月3日のひな祭りの日、エランドに女の赤ちゃんが生まれました。
生まれたのは昼間、11時ごろ足が出始めました。
足が出始めた時、周りにはお客様が沢山いたのですが、親が落着いていたので、ロープを張った人止めの外から一緒に見守っていただきました。
12時20分ごろ出産です。安産にほっと一安心。
写真は12時50分ごろの写真ですが、もう立ち上がっています。
ここまでは順調です
・時間がかからない出産
・生まれた子供を親がちゃんとなめ羊膜を取っている
・子供呼吸あり
・子供立ち上がる
はえば立て、立てば歩めでは無いですが、次々と期待と心配が出てきます。
さあ、次の段階は授乳です。
ここで観察するのは
・子が親のもとに行くか
・子が乳頭を探せるか
・親が嫌がらないか
・乳頭に吸い付けるか
・ミルクは出ているか です
お母さんのラッシュの乳頭は朝から比べても大きくなっていますが、
乳の張りはいまひとつ、初産のせいもあるでしょう。
子がふらふらとラッシュに近寄っていき、乳頭を探します。
「がんばれー」 隙間から声にならない応援です。
あれっ ラッシュ嫌がってる・・・
急遽、熱帯動物館を封鎖し親子を再度落着かせます。
子供は何度もチャレンジするのですが、ラッシュの拒否は強くなり、
蹴るまではしませんが、腰あたりに子供の顔が触れると皮膚をピクピク震わせ立ち去ります。
子供は疲れて座り込むことが多くなってきました。
ここで選択肢が二つあります。。
一つは
初乳には抗体が含まれており子供の成長には大切な物です。
しかも、その抗体を子供が吸収できるのは、生後1~2日、それ以降は消化器で分解し違う形で吸収してしまいます。
その部分と子供の体力を考えて牛用の初乳を与えるというのが一つ。
もう一つは
やはり親が与えるのがベストです。しかも牛とエランドの違いもあります。
明日の朝まで様子見る、子供の体力に賭ける作戦です。
判断基準は観察
その間にも時間は過ぎていきます・・・
長くなったので続きは次回にしましょう