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動物園の使い方
Posted by zoosaru on 2009年3月22日(日) 19:20
21日土曜日 小樽の桂岡幼稚園が主体となって行っている
「ちびっこ大将のくにクラブ」 が動物園で開催されました。
このクラブでは教え込むのではなく、自ら発見し、記憶し創造して行けることを、大切に活動している、小学校1年生〜4年生が対象のクラブです。
この日メインでやるのは、日ごろお世話になっている「おたる自然の村」の二杉さん
勉強がてらに私も参加です。
ついこの間まで小学生用の教材を作っていて、どうやって子供達一人一人の意見を表に出させることが出来るかと考えていたので、形は違えど大切なお手本です。
まずは今日やることの説明
二杉さんの話す順序、内容にも聞き耳を立てます。
その後私もちょっと動物の話させてもらい、次は班分け。
25人の子供達を3班に分け、観察する時注目する体の部位を決めさせます。
大人は各班2人づつ付き添います。
今日のテーマは 「多様性」 色んな動物の同じ部位を見てどうして違うかを考え、そこからその動物の食べ物、生活、棲みかとの関係を想像し、最終的に生き残るために必要な進化や棲み分け、そして多様性を考えるのが落としどころです。
言葉にすると難しいですよね
これを楽しく、実感し、自分の言葉として出すように導く、テクニックが必要です。
付き添いの大人は幼稚園の先生がほとんどですが、ただの先生たちではありません。
プロジェクトワイルドの講習を受け、意見を引き出し、広げ、落とし所に導くことを知っている方々です。
でもそういうことを知っている人がやるから余計楽しく出来たりするんですよね。
この前日から一般公開のホッキョクグマの赤ちゃんも違う視点から観察です。
飼育員の話も聞きながらいっぱいメモしてます。
見方、気づき方を教わると色んな物が見えてきます。
2時間の観察時間、ぜんぜん足りなかったようです。
慣れてくると次々と疑問が湧いてきます。
これは子供達が書いてくれたもの
おもしろい気づき、発見の連発です
今回のどうぶつえんでの活動、
「楽しい!」 はちゃんと子供達の心に残っていると思います。
でも、それ以外のなにかも芽生えたのではないでしょうか。
地球には人間以外の生き物が住んでいる、当たり前のことですがなかなか自分とつなげて考えられないことでもあります。