2014年09月23日 の投稿一覧
こども動物園からこんにちは
Posted by zoozakki on 2014年9月23日(火) 17:22
こんにちは。
マッスルに続き、昨晩、硬揚げポテトを1袋いっちゃって、後悔している要ダイエットの広報いとうです(+_+)
今日は秋分の日ですね~。明日から夜の方が長くなってしまうのが少し寂しいです。
さて、今日はちびっこの気持ちになって、「こども動物園」をご案内しようと思います。
エゾユキウサギの出産にともない、しばらく間、赤ちゃんを静かな環境においておくため、こども動物園の中にある「ドサンコの森」が閉鎖されていたのですが、一昨日からオープンしたので、さっそく久しぶりのドサモリを見に行ってきたので、ついでにこども動物園内をぐるっと回ってきたので、さくっと全体をご紹介します!
まずはニワトリ広場から
ここにはニワトリと一緒にクジャクもいます
ちょうど運良く、クジャクのダイブの瞬間を捉えることができました。
よっと
ばさっ
見事着地成功!
アヒル池にアヒルが1羽
こども動物園には今アヒルは1羽だけです。ちょっぴり寂しそう??
陸の上にはガチョウたちが座って休んでいました。
アヒルにそっくりですが、おでこにコブがあるのがガチョウの特徴です。
これがあるおかげで、「ガーガー」と大きな声で鳴くことができるんですよ~
こちらはこども動物園ではおなじみのヒツジ
この柵の中はヒツジさんたちがちょっと遊び疲れたときの休憩所です。
君たちは来年(ヒツジ年)主役だからね!期待してるよっ
少し地味なところですが、奥の方にはミニチュアホースの放飼場があります。
カメラを向けると、とことこ歩いてきてくれました。
おでこの白い模様の形で見分けをつけているそうです。ちなみにこの子は「星型」の「みかん」ちゃんかな。
ここはモルモットのお部屋
水辺でおしゃべりですか?
この子は草を食べるのに夢中
丸い穴から顔だけ出してるところがキュートですね!
リスザルドームにやってきました。
お食事中でした
さて、それでは久しぶりのドサンコの森に入ってみましょう
夜行性のエゾモモンガが起きていました。ラッキー!
自分で言うのもなんですが、なかなかのベストショットだと思いませんか?
こちら、7月に生まれたエゾユキウサギの赤ちゃんです。
赤ちゃんといってもすぐにこんなに大きくなるんですね。
今は茶色ですが、冬には毛が真っ白に変わるんですよー。雪が積もるところに住んでいるから、身を守るためなんだね!よくできてますよね。
ドサンコの森にはこのほか、ネズミの仲間たちとエゾリスがいるのですが、残念ながら今日は見つけられませんでした。
ドサンコの森を出て、すぐ隣にはエゾタヌキがいます。
タヌキもなかなか見つけずらいのですが、今日はお食事中に出くわすことができたので、しっかり撮影できました。
と思っていたのですが…、しっかりピントが合っているのは手前の草でした…スミマセン
ビーバーの森にやってきました。
ここには、ビーバー、アライグマ、プレーリードッグがいます。
プレーリードッグ。水分補給中。
プレーリードッグは、鳴き声が犬に似ているので、プレーリー「ドッグ」というそうなのですが、ちょうど今日は鳴き声を聞くことができました。
想像していたよりも高い声で、「キャンキャン」って鳴くんですね。
犬といっても小型犬って感じかな。
こちら、アライグマのチャン
ずんずんやってきたところをパシャリ
最後に、ビーバーです。
ビーバーは夜行性なので、なかなか昼間に見ることができないのですが、これまたラッキーでした。2頭いるんですが、2頭とも見ることができました。
泳いでいるのはクロ君(♂)ですね。
おっ、陸に上がってきました。
このあと、外を見てたそがれているようでした。
こちらはタンポポちゃん(♀)
写真では解りずらいですが、ガラスを前足でカリカリカリカリとすごい勢いでひっかいてます。
目の前のちびっこも大興奮!
このあとクロちゃんもやってきて二人でカリカリカリカリカリカリ・・・
こんな感じで、こども動物園は見どころいっぱいで子どもだけじゃなく大人でも十分楽しめますよ~!
よい子のみなさんへ
どうぶつと遊んだら、きちんとてをあらおうね!
おしまい
残念なお知らせです。
Posted by zoozakki on 2014年9月23日(火) 17:00
大変残念なお知らせです。
動物たちのニュースでご報告させていただいたとおり、去る9月22日にアメリカクロクマの『風子』の安楽死の処置を行いました。
風子は1995年2月に秋吉台自然動物公園サファリランドで生まれ、6歳になった2001年6月に当園に来園しました。
来園当初は新しい環境に神経質なそぶりも見せておりましたが、次第に環境にも慣れ、落ち着いて暮らしてくれるようになりました。
放飼場でものんびり寝て過ごしていることが多く、世界のクマ館ではホッキョクグマなどの人気動物の陰に隠れがちでしたが、そのゆったりとした振る舞いで多くのお客様を癒してくれておりました。
また、冬期間は放飼場内に積もった雪を掘って穴倉を作り、勝手に冬眠しようとするというマイペースな一面もありました。冬眠は野生下では一般的にみられるものですが、円山動物園においては冬眠してしまうと日々の健康確認ができないという問題から冬眠はさせていないため、風子が穴を掘ったら、その穴を壊して冬眠できないようにするのが飼育員の日課となっておりました。
このように、これまで当園で13年間元気に暮らしておりましたが、8月上旬に上顎部に強い腫れと疼痛が見られるようになり、麻酔下で検査・治療を行ったところ、組織の異常が深部まで進んでいることが判明し、その後の細胞組織検査の結果、『繊維肉腫』という進行性の腫瘍であることが分かりました。
繊維肉腫はその特性として高い浸潤性を持っているため、根治させるためには腫瘍の周囲を広く深く切除する必要がありますが、風子の場合は腫瘍が顔面の広範囲にわたっていることから切除による根治が困難であることが分かりました。その後、腫瘍の進行が非常に早く、疼痛も日に日に強くなっていく様子が観察され始めました。そのため、これ以上の延命は風子の苦痛を長引かせるだけと判断し、安楽死の処置を行うことといたしました。
死後の測定の結果、風子は体長(頭胴長)133㎝、体重99.9kgでした。
病理解剖の結果、やはり腫瘍の進行が速く、鼻腔内にも強い浸潤が認められました。
最後になりましたが、これまで風子を可愛がってくださった多くの皆様に厚くお礼申し上げます。
9月24日に第一レストハウスに献花台を設けます。亡き風子を偲んでいただければ幸いです。
円山動物園飼育展示課 飼育展示二係長 石橋 佑規