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マレーグマの屋内展示を再開しました
Posted by zoozakki on 2016年9月20日(火) 09:56
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
4月にウメキチが屋内展示場の窓枠を壊してから5カ月・・・
ようやく窓枠の修繕が終了し、9月16日(金)から屋内展示場の使用を再開しました。
3月に壊したところ
4月に壊したところ
ブログをご覧の皆さまはご承知の方も多いとおもいますが、マレーグマは、丈夫な歯と鋭く曲がった長い爪を使って、木に穴をあけたり石をはぐったりしてエサとなる虫を探り当てます。ウメキチは、特にこの探索の習性が強く、獣舎や展示場にちょっとでも興味を引く物があると、徹底的にやってしまうんですよね・・・
そこで、窓枠を壊されないためにはどうすればいいのか、また、ガラスを抑えているコーキング材も爪でガリガリほじくるので、その対策も併せて、と人間側も徹底的に知恵を絞りました。
円山動物園も市役所の一組織のため、「壊れましたっ!!」「よしっ、すぐ直すぞっ!!」とはいかず、飼育員との検討会、業者との打合せetc等の過程を得て、9月上旬に修理が終わりました。
修理が終わったマレーグマ屋内展示場
修理のきっかけになった窓枠周りもしっかりガードしました
さて、修繕が終わったからといって、すぐマレーグマを入れるわけではなく、獣医や飼育員と一緒に爪で壊される隙間はないか、余計なモノは落ちていないか等と点検して、9月16日(金)の午後にウメキチを屋内展示場に入れました。
最初のうちは、餌に反応してモグモグパクパク、そして餌を食べ終わると、
室内に入ってきました
やはり、新しい窓枠が気になるようですが・・・
やっぱり果物ですよね
そして、岩場の餌もきちんといただきます!
食べ終わったら、やはり気になるようです
新しい窓枠をかじるかと思ったら、ミストによって溜まった水を舐めていました
前回壊した場所は、徹底的に調べます、が、歯も爪もたちませんでした
ウメキチは、新しい窓枠をしっかりと点検?していましたが、一通り見た(嗅いだ?)あとは、気にもせず、ウッドチップでゴロゴロ、岩場でボルタリング、といつもどおりに遊んでいました。
屋外とは違った動きをするマレーグマたちに、ぜひ会いに来てくださいね。
(M)
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