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恋の季節
Posted by zoozakki on 2017年11月9日(木) 21:20
エランドのぷっちょにとって待ちに待った恋の季節の到来。
今秋は漢(オトコ)ぷっちょの見せどころ!!
どうですか?
このぷっちょのヤル気に満ちた表情。
ヤル気の現れで鼻の穴が広がっているのがわかるでしょ??笑
ぷっちょは恋のベテラン、雌のオペルとの距離の取り方も絶妙。
朝屋外放飼場で食事をする時も並んで仲良く。
あまりにも距離が近すぎて食欲満点のオペルの角がぷっちょにぶつかることも・・・
ぷっちょが本気を出すのはオペルがこんな時↑↑↑↑↑
しかし、今週のオペルは↓↓↓↓↓
外陰部(がいいんぶ)のふくらみの違いがお分かりいただけるでしょうか。
ぷっちょが本気を出すのはまだもう少し先になりそうです!汗
そんな時のぷっちょはオペルにプレッシャーを与えないように
自ら距離をおいてひと休み!
さすがぷっちょベテランの余裕が感じられます。
今年の秋はぷっちょとオペルの恋の行方から目がはなせませんね。
ちなみに
エランドの同居は、次世代の繁殖を目指して行っています。
まずは同居計画をたてて、万が一うまくいかなかったときには訓練を中止することも考えた上で、数日前より入念な打ち合わせを行い、現場で職員の動きなどもシミュレーションしてチェックしました。
同居は10月24日から実施しており、同居開始当初はまず訓練として短時間同居を行い、ファーストコンタクトに注意しながら2頭の相性と行動パターンを観察しました。
草食動物(牛の仲間)とはいえ体重は500キロを超え2本の立派な角を持つ種です。
本気で闘争を始めると私たち飼育員が止めに入っても止まるかどうか…。
そこで、初めての同居の時には飼育員4名、獣医2名、役職者1名の監視体制を組み、高圧で水が出るホースなども準備しました。
ちなみに、同居訓練を中止するのは以下のような動きがあった場合です。
1 個体が過度に興奮したり、走り回るなど、衝突や逸走の危険性がある場合
2 個体どうしが過度の威嚇をするなど闘争に発展しそうな場合
3 闘争などにより個体が負傷した場合・・・等々
一番緊張する瞬間は、やはりファーストコンタクト。
メスのオペルを先に屋外放飼場へ出し、建物の出入口とは離れた場所に乾草を置き食事させ15分~20分ほど待ち、落ち着いた頃を見計らってオスのぷっちょを出します。
ぷっちょがオペル目がけて突進しないように途中数ヶ所に足止め用の乾草を設置し、いざ同居!!
同居は私たち職員の心配とは裏腹に落ち着いた様子の2頭で危なげなく成功。
檻越しにいつも仲の良い2頭の様子そのままに仲が良く、いい意味で想定通りの同居となりました。
あまりにも仲の良い2頭なので、現在は「訓練」は終了とし監視体制を解除した状態で屋外にて通常同居中です。
サバンナストリートにお越しの際は、仲よく過ごしている2頭をご覧いただけることと思います。
なお、過去の発情サイクルにはややばらつき感はあるものの、次回の発情は11月中旬頃に来るのではと予想しています。