『未分類』カテゴリーの投稿一覧
青草の季節
Posted by zoozakki on 2018年7月11日(水) 21:34
今年の夏は雨が続いたり気温が上がらなかったりと不安定な天気が続いていますが、夏は動物達の大好きな青草やクローバーが食べられる季節です。
美味しく食べているようです。 ちなみにカバは1日で40kgの青草を食べるんですよ。
そんな季節ならではのお願いです。 動物達に、園内に生えている草を与えないでください。 動物園では、動物たちが安全かつきちんと栄養を取れるよう青草の種類を指定して用意しています。 いつもとは違う草を食べてしまうと、お腹を壊してしまう可能性もありますし、動物が思わぬ動きをして、エサを与えようとした人が怪我をしてしまうかもしれないのです。
こーんな顔をされても、我慢してくださいね。
動物園は「ルールを守る」ことを学ぶ場でもあってほしいと思っています。
キリンの「テンスケ」練習中です
Posted by zoozakki on 2018年6月28日(木) 16:17
キリンの「テンスケ」が来園してから早2週間。 新しい獣舎や飼育員たちには馴れてくれたようなので、現在は観覧練習の真っ最中です。
6月19日からは外に出る練習も始めました。 子ども動物園から通って来てくれている「お友達」のミニチュアホースを見ながらゆっくり外へ。
ダチョウを見るのは初めてかな? 自分と同じような首の長い生き物からか、はたまたダチョウの動きが面白いからか、外に出たテンスケはダチョウを見たり周りの景色を見たりしつつ外と中を行ったり来たりしていました。
中に戻ってからはミニチュアホースとご挨拶をして、「お友達」をお見送りするのがルーティーン。最初はちょっと警戒気味だった「テンスケ」も、だんだん「お友達」に馴れてきてくれました。
↑檻の向こうからこちら側をのぞいている「テンスケ」
やれやれと思い始めた矢先、ちょっとしたアクシデントが。 いつもどおり「お友達」に近寄った「テンスケ」が、ミニチュアホース「みかん」の鼻先をぺろり!
びっくりした「みかん」はそれ以降ちょっと警戒気味になってしまったので、「お友達」がいなくても外で過ごしてもらえるような方法を考えているところです。
天候や気温がなかなか安定しないこともあってか、「テンスケ」がのんびり外に出て過ごせるにはもう少し時間がかかりそうですが、焦らず・焦らせず進めていきたいと思っています。
ウメキチ
Posted by zoozakki on 2018年6月25日(月) 19:06
マレーグマのウメキチは、これまでにもお知らせしたとおり、2016年4月から短時間のけいれんがたびたび確認されるようになり、現在、脳が原因で起こる「てんかん」と推定し投薬を行っています。
これまでに、枝の上で眠っている際に発作が起こり、落下してしまうということもありましたが、いつ起こるかわからない発作のために、いつまでもバックヤードに閉じ込めておくことは、動物福祉の観点から適切ではないと考えています。
また、発作を抑える薬が、ウメキチの体内で一定濃度以上に保たれていることが確認できましたので、展示場内の危険な箇所をできるだけ取り除いた上で、6月からメスのハッピイと交代で展示場に出しております。
展示場の様子。今まで高い位置にあった木組をはずし、低い位置に丸太を取り付けました。低い場所でも休んでくれるようになると良いなと思っています。
投薬中のウメキチ。はちみつに混ぜているので、薬を見せるとぺろぺろ舐めてくれます。こんなに薬を喜んでくれる個体は珍しい…!
バックヤードに貼っている「投薬しています」のお知らせ。
さらに、これまで屋外のみに設置していた録画カメラを、寝室と屋内展示場にも追加設置し、夜間などに発作が起こっていなかったかどうか確認できるようにしました。
日中はもちろん、夜の様子もわかります。この時間帯はノビノビとお休み中…
屋内展示場で発作をおこすことが多いので、こちらにもつけました。クマたちにいたずらされないよう、ケーブルをモルタルで埋めています
来園者の皆様におかれましては、万が一、ウメキチが倒れてけいれんしている等の異常な状態を発見された場合には、大変お手数をおかけしますが、お近くの職員または動物園センターまでお知らせください。
ご心配をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
■動物園センター 011-621-1426
※ウメキチ、ハッピイのどちらが展示場に出ているかは、ガラスの枠部分に掲示しています。
ウメキチ、これからもがんばろうね
休園日ホッキョクグマ館編
Posted by zoozakki on 2018年4月14日(土) 08:39
こんにちわ。昨日まで円山動物園は休園週間でした。この期間に園内では普段は中々できない特別作業をおこなっています。もちろんホッキョクグマ館でもおこなっていますよ~
【特別作業その1】飼育の日イベントの練習
今月15日(日)は飼育の日、ホッキョクグマ館ではホッキョクグマガイドをおこないます。長い間お休みしていたガイドがパワーアップして帰ってきますよ!!
水中トンネル横のレクチャーホールでお待ちしております♪
【その2】ホッキョクグマプール掃除
3月にホッキョクグマ館がオープンしてからはや一か月が経ちました。ホッキョクグマのララとリラが毎日遊んでくれるおかげ?でどんどん濁っていくプール・・・。あの頃の綺麗なプールを取り戻すためスタッフが頑張ります。どうやって掃除をするかというと、
潜水+水中専用掃除機~~~!とんでもない量のゴミがとれました。疲れました。
そしてそして【その3】ゴマフアザラシのデビュー
非公開エリアにいたゴマフアザラシ2頭がついにメインプールにデビューです!一足先にメインプールデビューした1頭と合わせて3頭のアザラシをご覧いただけるようになりました。少しだけご紹介させていただきます。
つるつるボディの〈あずき〉♀
一番最初メインプールにデビュー。つい最近1歳になりました。え?赤ちゃんなの?と思われた方のために
~ゴマフアザラシ豆知識~
ゴマフアザラシは生まれてから約20~27日の間おっぱいを飲み、その後は自力で魚を捕まえ食べるようになります。この頃になると母親アザラシは子アザラシが近寄るのを嫌がるようになるためもう独り立ちです。早い!早すぎる!
お次は
すっきりボディの〈マシロ〉♀
円山動物園に来たときはムチムチだったのですが、環境変化に敏感だったマシロは餌を中々食べてくれませんでした。でもご安心下さい
最後は
まっくろボディの〈ギン〉♂
ゴマフアザラシなのにゴマ模様がない!?よくよく見ると毛がない!つるっぱげ!
実は昨年、換毛(毛の生え変わり)がうまくいかずハゲになってしまいました。もう少しすると換毛期がやってくるのでハゲ脱出です
給餌の時、みんな一番先に餌をもらおうとして大変。これからは順番を覚えてもらうトレーニングの開始です。
休園週間を経てさらに見応えが増したホッキョクグマ館!今週末は円山動物園で決まりですね♪
休園日
Posted by zoozakki on 2018年4月12日(木) 20:08
こんにちわ。円山動物園は4月9日から13日まで休園週間とさせていただき、園内の様々な作業を行っています。 今日はその作業を少しご紹介します。
こちらはレッサーパンダの外放飼場。樹木は動物達の動きを引き出してくれる大切なものですが、柵の外側まで伸びすぎてしまいました。
そこで、枝を剪定。
放飼場の内側に伸びている枝はできるだけ残しつつ、外に出ている枝をカットしました。
レッサーパンダたちが高く登れば登るほどハラハラしていたのが少しは落ち着いて見られるといいな。
一部改修したテナガザルの獣舎では、ここを使う予定の「タロウ」が休める場所などを製作中。なお、タロウにここを使ってもらうのは、休園週間あけからもう少しだけ時間をいただくことになりそうです。
他にも、傷んでいる看板のつけかえをしたり、柵を塗ったり。
ちなみに↑の写真の右側に写っている、正門前の「よいこつよいこ」の像も修復をして真っ白になりました!
動物達も体調を整えて、土曜日から皆様のお越しをお待ちしております。
○おまけ
休園週間は、いつものにぎやかな雰囲気との差をつけすぎないように、建物の中でラジオを流しています。
グラントシマウマの「DJ」、お気に入りの番組はありますか?