札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

『過去の雑記帳』カテゴリーの投稿一覧

見つめる先

最近とわは隣人がとても気になるようで
山の上から


何が見えるのかな



20130430-16.JPG
なるほど、そういうことですか
とわもそろそろ母性が芽生えてきてるのでしょうか
しかし普段の行動を見てるとそんな感じはうかがえませんが

20130430-17.JPG
「なんかよう?」
ララも見返しております

ナキサイチョウ情報

みなさま、こんにちわ。

ゴールデンウィーク、はじまりましたねぇ。

円山動物園はいらしゃったお客様に楽しんでいただくべく、

盛りだくさんのイベントをご用意いたしました!

・・・確かにそうなのですが、ここではイベント情報でなく、

お題の通りナキサイチョウ情報です。。






まず、ゲンキです。




現在は熱帯鳥類館、フラン室のバックヤードで飼育しております。





3月にムツオビアルマジロとオニオオハシが仲間入りしたのに伴って、

一時的に裏マスに移動しました。

ナキサイチョウを応援してくださるお客様にご報告が遅れましたことを

お詫びいたします。

ただ、すこぶる元気なんです。







もともと神経質なところを見せることがあったのですが、

現在はバックヤードということで

静かな環境が彼には骨休めになったのかもしれません。。

食欲も旺盛、羽のツヤも明らかによくなっています。






熱帯鳥類館の環境が整い次第、再びバードホールに戻りますので

今しばらくお待ちいただければ幸いです。

以上、遅まきながらのナキサイチョウ情報でした。

1才になりました。



Happy Birthday ちはる 1才

今日はゼニガタアザラシの

ちはる (オス) の1才の誕生日でした。

おめでとう~!!

これからもヨロシクね。

シンリンオオカミのルークの治療

4月も下旬になってそろそろ春かと思っていたら、昨日は再び雪景色に逆戻り・・
早く暖かい春が来てほしいものですね・・

エゾシカオオカミ舎のシンリンオオカミのルークですが、二月くらいから、眼の混濁や目脂がひどくなり、皆様にご心配をおかけしておりましたが、一昨日に酪農学園大学の眼科の先生に往診に来ていただき診察していただきました。

イヌやネコなど無麻酔で診察できる動物と違い、オオカミの診察には麻酔が必須となります。今回も人と動物相互の安全確保のため、全身麻酔下での診察となりました。

麻酔をしているため、白目をむいてしまい検眼などが困難な状態での診察となりましたが、眼圧測定や、眼エコーなどいろいろな方法で診察をしていただきました。



眼圧測定


診断の結果、右目第一次硝子体過形成遺残から続発する緑内障と診断されました。
第一次硝子体過形成遺残は、胎児期の眼の形成時の障害です。右目は現在視力がない状態ですが、おそらく出生時から視力はほとんどなかったのではないかと思われます。

右目の緑内障は、眼圧を高めながら肥大化していくか、委縮するかのどちらかの転機をたどりますが、現在はどちらに進むかは全く分からない状態です。眼が委縮した場合は、痛みも収まっていきますが、ずっと眼圧が高いまま肥大化していくと、常に疼痛をともなって苦しむことになるため、眼球摘出が必要となってきます。

今後は、眼内の炎症や出血により痛みがひどいときには投薬で痛みを軽減しながら経過を観察していくことになります。みなさま、あたたかく見守っていただければとおもいます。

最後に麻酔後のルークの写真です。
すやすやと眠ってます。


Happy Birthday

20130416-00.png

本日、4月16日は

ゼニガタアザラシの

ジージー (メス) の

24歳の誕生日でした。

おめでと~

いつまでも元気でいてね。

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