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by 大熊 一精

大熊 一精
プロフィール

1967年生まれ、埼玉県川越市出身。
銀行系シンクタンクに12年間勤務の後、2002年から札幌市に移り住み、現在はフリーランスのコンサルタントとして活動中。 「一日一冊」を目標に、ジャンルを問わずに、本を読んでいます。読書量全体のうち、電子書籍端末で読む割合は3割ぐらい。 札幌市民になってからは、毎年、コンサドーレ札幌のシーズンチケットを購入し、2014年シーズンで13年目。週末ごとに悲しい思いをすることのほうが多いのに、自分が生きているうちに一度ぐらいはJ1で優勝してほしいと願いながら、懲りずに応援を続けてます。
著書「北大の研究者たち 7人の言葉」(エイチエス、2012年刊)


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『金哲彦のはじめてのランニング 運動ゼロからレース出場まで』金哲彦(朝日新書449)

『金哲彦のはじめてのランニング 運動ゼロからレース出場まで』金哲彦(朝日新書449)

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上の写真は、礼文島で毎年初夏に開催されている「最北フラワーマラソン」の今年(2014年)の大会の、スタート直前の様子です。私も、このスタート地点に、出場者の一人として、立っていました。

私は礼文島の民宿海憧に、長年にわたってお世話になっています。礼文島で、毎年、フラワーマラソンなる行事が開催されていることは、以前から知っていました、が、マラソンの趣味などはまったくなく、むしろ、街なかをジョギングしている人を見かけると「よくやってるなあ…」と(まったく他人事として)見ていたぐらいでした。

だのに、なぜ…フラワー「マラソン」といっても5km(または10km)であれば、まあ、なんとかなるかなと、突然、出場を決めてしまいまして、とりあえずランニングシューズだけ買って、ようやく雪が消えたばかりの自宅の近所を走りはじめた頃、たまたま入った書店の店頭で目にしたのが金哲彦のはじめてのランニング 運動ゼロからレース出場まで (朝日新書)

はじめてのランニング、しかも「運動ゼロから」!

そうはいっても、ねえ…本当に運動ゼロでいいの?…そんなわけないよね…と、半信半疑で、目次を見てみれば、

「外に出よう、歩いてみよう」
「まずは着替えて外に出る」
「まずは歩きましょう!」

お!これなら、できるかも…できそうだ!!

この本の著者である金哲彦さんが、一般人向けランニング講座の第一人者である、ということは、この本を手にするまで、知りませんでした。競技スポーツの第一線で活躍されていた方は、もともと運動好き&運動が得意であるから、超初心者には難しい指導を平気でしてくるんじゃないか…といった先入観を抱いていたのですが、この本は、優しい(易しい)のです。

本の副題は「レース出場まで」ですが、204ページまであるこの本の中で、「大会に出場しよう」という見出しが登場するのは、177ページです。つまり、本全体の9割近くは、「レース出場」以前の話なのです。

礼文島のフラワーマラソンが終わってからは、大会に出場することもなく、タイムや距離を気にすることもなく、ときどき、ランニングを楽しんでいます。そうしたことを意識しないからこそ、続けられているのだと思います。それは、すべて、この本のおかげです。

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