札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

2007年05月24日 の投稿一覧

黒いユリではありません

こんにちは!
朝は寒かったけど、昼前から日差しが強くなって
今は少し暑いくらい・・・

ロックガーデン強化週間と、昨日書いたばかりなのに
すでに違う話題で(笑)



世界の庭園を入ったすぐ右なのですが・・・
花が咲いているの、わかるかな?



これです
見えますか?
更に近寄ると・・・



クロユリです。
渋いですねーー
渋すぎる・・・

クロユリと言いますが、ユリの仲間ではなくて
フリチラリアです。
Fritillaria camtschatcensis が学名。

フリチラリア

この花と同じ仲間です。
花のつき方が似てますね

本州では白山連峰など2000m級の高山に群生していますが
札幌では街中の公園で見ることができます。
とてもデリケートな花なので、
傷めないようにそっと見てくださいね。

クロユリの花言葉は、「恋」と「呪い」。
まったく逆の意味がついてるんですねー

「恋」はアイヌ伝承から
好きな人への想いをこめたクロユリを、
想う相手の近くにそっと置いておく。
送り主がわからないまま、その人がその花を手にとれば
必ず結ばれるといいます・・・
ロマンティックですねーー

「呪い」は白山地方の伝承から
戦国武将が愛した女性が浮気をしているのでは?と
疑って殺してしまった。
その女性は「黒百合が咲いたら家は滅しよう。」というような
呪いの言葉を叫びながら死んでいき、
実際にその家は断絶してしまったとか・・・
怖いですねー

ひっそりと高貴なイメージがありながら、
妖しげな雰囲気もあるところが
こんな二つの伝説になったのでしょうか?

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