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動物園講座 前編 最終回
Posted by zookids on 2012年2月3日(金) 12:33
今朝、思いのほか雪は積もっていませんでした。
除雪はジェイソンいらず、鈴木さん(社長)とフルパワー20分で終わりました!
さほど、積もってませんね! シズ太郎、余裕で歩いています♡
いつもより時間をかけて書きました。
ちょっと長いですが、よろしくお願いします。
さて、動物園講座、前編、最終回!
動物園の役割(4つ)、最後の答えはこちら↓ ヒント、難しかったですね!
これは昨年、保護されたトビを、動物園で治療、放鳥訓練をして、
野生復帰させた画像。
放鳥後は酪農大学により、追跡調査をして、
実際どのようにして野性へ戻るのかなども分析しています。
最近、フリーフライトで姿を見せなくなった本田さん。
(復帰トレーニングのイメージです♡)
動物園の役割の一つに、「自然保護の場」があります。
「種の保存」と考えた方もいるのではないでしょうか?
「自然保護の場」の役割に入っていた項目でした♡
自然保護といっても、大きく分けると3つ↓
①生息域外保全・・・動物園などの施設内で稀少動物の保全
レッサーパンダやホッキョクグマ、アムールトラやユキヒョウなどは、
国内はもちろん、国際的に動物園どうしが協力して、保護・繁殖をしています。
国内の動物園では、2年に1回、種の保存会議という場があります。
そこでは、各動物園・水族館の代表者(保存委員)が集まり、
147種類の保全戦略についての報告や計画をたてます。
円山動物園も、この計画に基づき、希少種の保全にとりくんでいます。
また、147種類は、国内の各動物園・水族館が、手分けをして、
種の保存計画を調整しています。
円山動物園は、オオワシとダイアナモンキーが担当です!
②野外における希少種の保護に関する技術的協力
・・・動物園で得た知見を野生動物保護の技術に適応する
これは、ザリガニ小屋です。
昨今、ニホンザリガニの保全が注目されています。
例えば、ザリガニを飼育をすることで、屋外では判明しなかった、
適正な飼育環境の範囲が考察できたり、基本的な採食量が判明したり・・・など、
実際に野生動物を保全するとき、その動物にとってどんな条件が必要になるのか、
動物園としてアドバイスができますね!
③自然保護の重要性についての啓蒙普及・・・環境教育
稀少なホッキョクグマやユキヒョウだけではなく、
色々な動物にまつわる自然環境でのできごとについて、
情報発信や入園者と一緒に考えたり・・・、動物園は環境教育の場でもあります。
毎朝、こども動物園では、社長(鈴木さん)がアヒル・ガチョウの馴致をしています。
動物たちは、少しずつ感覚を取り戻しています♡
ダイダイが帰天した獣舎では、ネザー4頭が寄り添うようになりました♡
ヒツジも元気良好♡♡
「いつも楽しい心のふるさと―札幌市円山動物園―」
動物園講座(前編)、ご参加いただきまして、ありがとうございます♡
次回、ご来園の際には、動物園の役割の観点から、ご観覧してみて下さい♡♡
動物園の主役は動物たち、
色々な角度から利用していただくことで、動物園の機能が発揮されます。
いつも楽しい心のふるさとを、支えるのは飼育員!
昭和26年から続く市民と動物の心(♡)が通じ合う、伝統が持続できれば、
目標100万人に近づくと思っています。
テーマは「♡」と思う、熱い熱い麦ワラでした。
追伸
すみません、来週からは、より業務多忙になりそうです・・・
機会をみつけて、動物園講座(後編)、やることができればと思っています。
今から宿題として↓
・動物園の役割4つの中で働く飼育員の仕事とは?
どういう事をしているでしょうか??
ヒント → 大きく分けると6つあります!
♡ なにげに考えてみて下さい ♡