ＴＨＥ　モンキーハウス

Posted by zoozakki on 2009年1月23日(金) 17:39

こんにちは。
飼育展示課のコミネです。（１年間の長期研修生。普段は養護学校の教員です。）

園に来て様々なことに感銘を受けてます。特に心を惹かれたのは、おじいちゃんおばあちゃんが多く来園され、動物たちの様子を笑顔で見ている様子です。車いすに乗られて園内を回られているおばあちゃんが、子ども動物園のアヒルたちと一緒になって、口を動かし泣き声を真似ている姿や、お孫さんと一緒に来たおじいちゃんが狸の子どもたちを指さして何匹いるか数えている姿など、とてもほほえましく思いながら調理場から眺めていました。動物園というと子どもたちの喜ぶ姿がまず浮かんでくるのですが、こんなにもおじいちゃんおばあちゃんの憩いの場になっているんだなあ～と感じています。

さて、今日はちょっとモンキーハウスをのぞいてみます。

なんてカラフルで魅力的なお尻だと思いませんか！おサルさんのお尻は　“赤”　　と思っている人が多いと思いますが・・・。実にカラフルですよね！！
さて上の２枚は、誰のお尻でしょうね。
（答えは、モンキーハウスで。(^_-)-☆）
実は、モンキーハウスに、はまってるんです（笑）（自分を見ているようで・・・！？）
園内にはリスザルやチンパンジー、オランウータンなどたくさんのおサルさんたちがいますが、みなさんおサルさんたちを大きく２つに分けると、エリマキキツネザルやワオキツネザル、スローロリス（カンガルー館）などの原猿亜目（げんえんあもく）とマンドリルやリスザル（子ども動物園）、チンパンジー・オランウータンなどの真猿亜目（しんえんあもく）に分かれています。

ドグェラヒヒ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オマキザル

ダイアナモンキー

この３びきは真猿亜目ですが、２つに分類されます。オマキくんだけが仲間はずれなんですよ。どこが違うかわかりますか？



そうなんですよ。鼻の穴のつき方が違うんですよ！！
真猿亜目は、オマキザルのような広鼻猿類（こうびえん）と、狭鼻猿類（えんびえん）にわかれます。前者を新世界ザル＜主に南米に住む猿＞　後者を旧世界ザル＜主にアジア圏・アフリカ圏に住む猿＞というんですよ。

だから、おサルさんの顔、鼻の穴を見れば、分類とともに住んでいるところが、ある程度わかっちゃうんですね～！！

ぜひ、みなさん　おサルさんを見るときには、　鼻の穴　を注意して見てくださいね。