札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

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昆虫館からこんにちは

こんにちは! 前回のナガサキアゲハの続きです。

ちなみにこの子です。

色合いがたまりませんなぁ
で、この子達が円山動物園にどのように来たのかでしたね。


このナガサキアゲハは他の動物園さんから譲っていただいたのです!!

その動物園は「多摩動物公園」http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/さんです。今回は本当にありがとうございました。
忙しい中、数の少ない蝶の採卵などをしていただいて本当にありがとうございました。



それではナガサキアゲハの送られてきたところから蝶になるまで紹介しますね。


まずこのような形で届きました。

厳重に梱包されてますね。細かな心遣いがほどこされています。
中はというと。(緊張の一瞬です!)


可愛らしいナガサキアゲハの卵と初齢幼虫が入ってました!

みんな元気でよかったです。


この子達を無事ナガサキアゲハに育てあげるために過保護ともいえる環境で育てていきました!


グングン大きくなっていきますねぇ。

シロオビアゲハの幼虫の3倍くらいはあります!

刺激するといっちょまえに臭角を出して威嚇します。 そしていよいよ…

前蛹(ぜんよう)

蛹(さなぎ)になりました!

全部で無事蛹になれたのは5匹でした。蛹がこれだけ少ないと雌雄がそろうかが問題になってきます。 こればっかりは神のみぞ知る!って感じでしょうか。
そしていよいよそのときが来ました…


休み明けにいつものように昆虫館に入るとナガサキアゲハの蛹が入っているケージに黒い影が見えたのです!! 

恐る恐る中を覗くと…

3羽も羽化していました!まさに黒い三連星ですね。

ただ残念なことにこの3羽は全部雄でした。

とりあえず雄は生後三日までは交尾出来ないので昆虫館に放しておくことにしました!


色合いがたまりませんなぁ

さて問題は残る蛹が二つ…はたして雌は生まれてくれるのか?

そして 運命の時が来ました…


三日後、昆虫館に入りケージを覗くと…

なんと!そこには白くて可憐なナガサキアゲハの雌が2羽も羽化しているではありませんか!!
もう感無量でしたね。思わずガッツポーズしてしまいました。


これで繁殖の役者がそろいましたね。

さあここからがまた難しいのです。蝶の数が多ければ自然に交尾してくれるのですが、いかんせん数が少なくさらにシロオビアゲハがナガサキアゲハに交尾しようとするのです!
これでは自然に交尾するのは難しい…

そこで奥の手です!ハンドペアリング(人工交尾)を試みることにしました。

その方法とは、雄雌のお尻にある交尾器を互いに人工的にくっつけてやるのです!
自分自身初めてのペアリングだったので手探り状態でした。

交尾させる前に蜜を飲ませて栄養を取らせるのも大事です。

肝心のペアリングは…


無事成功しました! くっついてしまえば放しても大丈夫です。

上が雌下が雄です。 
交尾時間は約二時間でした。  交尾が終わると雌は翌日から卵を産み始めます。
そこで雌を昆虫館に放し、翌日まで様子をうかがうことにしましたしました。(その行為が予期せぬ事態を引き起こす)

翌日昆虫館内を探しても雌の姿が1羽しか見当たらないのです!卵の確認も出来ず、まずいことになりました。

慌てて雌を回収して次の手に移りました!

リシャール法(強制産卵法)です!! この方法は狭い容器に雌と食草を入れて、ライトをガンガン照らして卵を産ませる方法です。

なんとかこの方法で卵を採卵することが出来ました!

葉っぱの右上にある黄色い粒がそうです。(よかった)

最終的に32個卵をとることに成功しました!

画像ではわかりづらいですが、シロオビの1.5倍くらいの大きさの卵です。

あとは孵化を待つだけです。 ところが三日たってもいっこうに卵の様子が変わることは無く、無性卵であることが判明し、非常に残念な結果に終わってしまいました。

ナガサキアゲハが仲間に加わったとブログで紹介したのにお客様で見れたのはごく小数、もしまたの機会があればこの綺麗なアゲハチョウを昆虫館に紹介したいです。

最後にかなりの長文になってしまって申し訳ありませんでした。
最後まで見ていただいてありがとうございます。

勇 角切り!

毎年恒例の角切りを行いました。
枯れ角になり外側の袋が剥けはじめた時期を見計らって行います。

麻酔をかけるため前日より別飼いです。


名獣医師のよる準備の様子。


吹き矢が命中 向かって左側のお尻に・・・。


クマ・ペンギン担当足利氏、獣医高江洲氏に角を切ってもらいました。



無事に角切りが終わったので、獣医石橋氏に麻酔覚醒薬をうってもらいました。


角切り作業2時間後 やっとご飯を食べる事ができました。


ちょっと痛々しいですね!


角を切られた勇さんはエゾシカ・オオカミ舎に行けば会えますよ!!



そのエゾシカ・オオカミ舎では来月『狼祭 Wolf festival』と言うイベントが
開催されます。

詳しくは園内に掲示してあるポスターをご覧下さい。

大成功

本日はシルバーウィークの特別メニューと云うことで、ララ親子に秋の味覚生きた鮭を給餌しました。
生きたまま動物園に輸送出来るか心配でしたが皆ピンピンしていました。(一匹は腹を見せていましたがプールに放すと元気になりました)



この鮭は札幌市豊平川さけ科学館http://www.sapporo-park.or.jp/sake/よりいただいてきた鮭です。
職員の皆様ありがとうございました。
地元の僕は子供の頃毎日のように遊びに行っていましたが、まさか大人になってもお世話になるとは思ってもいませんでした。

豊平川遡上第一号がさけ科学館で放流した♂です。

豊平川には遡上してきた鮭とサクラマスがいました。
都市部を流れる川で普通に見れるのはすごいですね。
明日は「さっぽろサケフェスタ2009」が開催されるそうなので是非見に行ってください。





肝心のララ親子の反応ですが、

まずは子供が鮭ゲット!
鮭は予想以上にすばやくウグイよりも苦戦しておりました。


ララはプールに入るのが嫌だったらしく、子供のゲットした鮭をゲット。


母親に獲られた子供はすかさずまた次の鮭ゲット!

けれども鮭の皮が硬くなかなか噛み切れずに母親の噛み切ってもらうのでした。





おまけ

輸送途中の鮭を心配そうに見つめる山本飼育展示二係長。

昆虫館からこんにちは。

はじめまして。昆虫館のお話です。

昆虫館に新しい仲間が増えました!その名も「ナガサキアゲハ」です!

ナガサキアゲハの綺麗さと言ったら素晴らしいものがありますねぇ。

まずは♂!このシロオビとは比べ物にならない黒の色合い!たまりませんなぁ~。
色合いは光の当たる角度で青みがかって見えたりします。たまらん!!

次に♀!これまた綺麗ですなぁ~気品があって白と黒のコントラストがたまらん!!
赤のワンポイントも素敵ですね。

この綺麗なナガサキアゲハが円山動物園にやってきた経緯についてはまたの機会にお話します。

活鮭

本日は敬老の日ですので、エゾヒグマの栄子さん(36歳)に特別メニューの給餌がありました。

餌の種類は普段食べられないものばかりで、今までありがとうございます。これからも長生きしてください。と、ゆーことでスイカ、メロン、梨、葡萄、鮭です。


やはりヒグマといえば鮭でしょうか?とても似合います。

エゾヒグマの平均年齢は30歳位、国内最高齢は38歳ですのでもう少しで記録更新です。
ですが、記録には関係なくこれからも栄子さんには長生きしていただきたいものです。



クマに鮭といえば、明日ホッキョクグマ親子に生きた鮭をあげる予定です。
今まで死んでいる鮭をララにあげた事はありますが、生きているのは初めてです。

サケマス類は生きたまま輸送するのが非常に難しくもしかしたら円山動物園に到着した頃には死んでいる可能性もあるので生きた状態というのは難しいかもしれません、できれば生きたままでプールに放したいですね。

僕が鮭を釣ってくるので休ませてくださいと言ったところ即却下されましたので、南区のサケ科学館より提供していただきます。サケ科学館の方々無理を言って申し訳ありません、ありがとうございます。


生きた鮭を見たララ親子がどんな反応をするか今から楽しみです。

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