札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

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おかげさまで。。。。

すっかり寒くなりましたが、皆さん風邪などひいておりませんか?

熱源転換工事のため先週まで暖房無しで、熱帯とは名ばかりの薄ら寒い熱帯館で働く、
ダチョウ・シマウマ担当のカシワヴェチです。(長いっすね。)

さて、今回は今年のダチョウの産卵数についてご報告させていただきます。

実は9月16日以降、円山のダチョウさんたちは産卵しておりません。ガイドの中では「2月から10月くらいまで産卵します。」とはっきりと言い切っていましたが、実際は9月で終了してしまいました。。。。
(一応、「今年が初めての産卵なのではっきりしませんが。。。」と、逃げていましたが。)

今年はおかげさまで、卵墜症(卵がおなかに溜まる病気)などにもならずに無事に産卵期を終えました。

1月 4個(アマニ2個)
2月 4個(アマニ1個、ジュア1個)
3月 6個(アマニ1個、ジュア1個)
4月 7個(アマニ1個)
5月 13個(リュヴ1個)
6月 7個(アマニ1個、リュヴ2個)
7月 6個
8月 7個(アマニ1個)
9月 5個(アマニ1個)

合計59個のでっかい卵を産んでくれました。(最小1.140g 最大1.720g)こうしてみると誰が産んだのか、わからない卵がたくさんあるのに気づきますネ。担当飼育員としては情けないかぎりです。。。。
(言い訳ですが、週休日に産んだ卵もたくさんあるんですよ!)


最初の産卵は1月14日に突然やってきました。


1.200gの初めての産みたて卵です。

その後、1月25日までに3個産んでから2月15日まで産んでくれなくなり、


たんぱく質強化の「ニボシ作戦」や


産卵をうながす「ニセダチョウの巣作戦」など色々やってきました。その甲斐あってか、その後はほかの個体も産み始めてくれました。そしてそのでっかい卵は、


たまご教室の教材として使ってみたり、



でっかいゆで卵としてガイドに使ってみたり、


卵の標本作りに使ってみたり、


ホットプレートいっぱいの目玉焼きを作ってお客様を喜ばせるのに使わせてもらいました。


時にはスジの入った卵を産んでみたり、


ガイドの最中に後ろで産んでみたり、色々とおどろかせてもらいました。 (お客さんの手のさしているところにあるのが卵です。気づいていない飼育員がマヌケです。。)


来年の産卵がどうなるかは、これからの休産期がだいじなので健康管理をきちんとしていきたいと思います。
アマニ!ジュア!リュヴ!おつかれさん!!

 PS ガイドでも必ず話していますが、このダチョウの卵はすべて無精卵なのであたためてもヒナにはなりません。なので殻は標本に、中身は教材として使っています。

  PS#2 先日ダチョウにパンの寄贈をいただきました。今回もシマウマにおすそわけしてありがたく使わせてもらいました。本当にありがとうございます。m(_ _ )m

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