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新は虫類・両生類館からこんにちは
Posted by zoozakki on 2011年4月13日(水) 16:26
はい 新は虫類・両生類館からこんにちは。
このタイトルで気がついた方は相当な動物園マニアと思われますね。
えぇ パーマネントでございます。
今年も来ましたね! 今回は新は虫類館の補助として臨時職員でお世話になっていますよ。
なんせあの本田さんのもとで働くわけですから 気合いを入れていかねばいけませんね。
シカブログはどうなるの? と心配な方も居るかもしれませんが心配無用!!
そこは現在エゾシカ・水鳥を担当している三川飼育員がバッチリやってくれる事でしょう。
さて は虫類ブログに関しては巨匠本田氏が居ますから自分はそんなに触れません。
じゃあ何書くの? と思いの方も居るでしょうね・・・・察しのいい方は感づいているでしょうがパーマネントと言えば アリ ですね!
今年もやりますよ! アリブログ!!
はい まだ健在ムネアカ様です。 冬の間はホッキョク担当の河西さんの手厚い保護を受けてホッキョク親子観察小屋で冬を越し、つい先日新は虫類館に
引っ越しいたしました。
は虫類館はあったかいからか移してすぐに働きアリが巣穴をほり始めました!
写真が上の一枚しかないので追って経過を報告していきたいと思います。
アリの巣をまじかで見たい方はパーマに アリ・・と言って頂ければ奥から自慢げに持ってきますので覚悟してくださいね。(標本もセットで!)
そしてもう一つ! パーマにも担当動物があります。 それはコオロギ・マウスです!
来ましたね・・・これは重要なミッションですよ。 なんせ は虫類・両生類館の生き物の命すべてを任されていると言っても過言じゃないですね。
コオロギ・マウス? そんなの重要なの? と思っているあなたはまだまだですね。
なんせ今 は虫類館にはヤドクガエル~コバルトツリーモニターなどの小型から大型のは虫類が居るのです!
ヤドクに関しては生まれたてのコオロギぐらいしか食べれないほど小さいので園内でコオロギを常に増やして常時色々なサイズのコオロギが必要ということなのです!
モニターは大きいコオロギが必要ですしね。
マウスに関しても同じことが言えますね。 とにかく常に大量のコオロギなどが必要ということです! コオロギが死ねばみんな死ぬということですね(責任重大)
このように動物園では安心安全な餌を確保することも大切なんですね。
確かにマウスなどを餌につかうのが可哀そうと思う方も居るかもしれませんが
動物が生きていくためには他の命を頂いていかなくてはいけないんですね。
なので皆さんも自分たちがご飯を食べることについて少し考えなくてはいけないですね。 「いただきます」とは命を頂くということなのです!
なので食べ物は残さず食べて頂きたいですね。 動物園でも色々な餌があります。 この動物は葉っぱは食べるけど茎は食べない、でもあの動物は茎を食べるといったように色々な餌を効率よく回して無駄が少しでも出ないようにしているのです。
なので皆さんも私は食べれないけど父親は食べるから父親に食べさせると言ったように無駄なくご飯は頂きましょう。 パーマは好き嫌いはしません 落ちたうどんも食べます(昨日の出来事です)
この辺の話しに関しては昨年のパーマの長い長いシカガイドを聴いた人であれば嫌と言うほどわかっていただいているはずですね。
もし直接聞きたい方は担当はシカではないですがいくらでもお話しますので声をかけてくださいね(1時間は超えるので注意してください)
さて いつもながら話が脱線してわけがわからなくなってきたので話を戻しましょう。
パーマの仕事場の紹介です。
まずは新コオロギ室ですね。 いやぁ良いですね! 広々としていて清潔感あふれるワンルームです。
換気が効いていて水道もついています!
そして
こちらがマウス・ラットのケージでございます。 えらいカッコイイですね! 近未来の何かを感じさせられますね。
このケージ なんと自動で水洗されてしまうというすぐれものなのです!
これならマウスたちも常にきれいな環境に居られていいですね。
さて 簡単に施設説明したところで各々紹介したいところですがマウスに関してはまだ動物園に来ていないので コオロギをチョビっと紹介したいと思います。
まずは中くらいのコオロギですね。 この成長段階が一番餌を食べるので管理が大変ですね。 一日に何回も餌をあげないとすぐに食べつくしてしまうんです。
そして次は
はい こちらです。 え? 白菜にシャーレに土が入ってるだけじゃないか! ですか? そんなんではまだまだ観察眼が足りませんね。
よく見てください 居るじゃないですか。 え?わかりませんか?
しかたないですね少し寄ってみますか。
はい これでいくらなんでもわかりますよね?(はい すいません)
そうです コオロギの赤ちゃんですね。 生まれたてのほやほやです。
サイズ的には皆さんがよく見るクロオオアリの腹部ぐらいでしょうか?(例えがわかりずらい)
ヤドクガエルが食べるのはこれくらいのサイズですね。
ちなみにこちらがコオロギの卵ですね。
インディカ米?見たいな形をしているのがそれですね。
コオロギが生まれる直前には産んだ直後の1.5倍ぐらいに膨らみます。
そして管理が大変なのがこの卵と生まれたてのコオロギですね。
新施設は先ほど言った通り換気が効いているので乾燥します。
なので毎日卵に何回も霧吹きしてあげないとカラッカラになって死んでしまうのです。
そして生まれたてのコオロギに関しても餌をすぐにあげないとカラッカラになって死んでしまいます。
なので生まれそうになったら餌を事前に用意しておきます。
こんな感じですね。
こうしておけばいつ生まれても問題なしですね。
ただ生まれる直前に霧吹きしすぎると溺死してしまうのです。
コオロギというのは何とも奥が深い昆虫ですね。
さて新は虫類・両生類館では日々本田さんがレイアウトや植物の管理に追われています。
パーマも本田さんの役に立てるよう日々植物の名前を覚えたりするのに必死ですね。
本田さんにウスネオイデス取ってきて! などと言われた時にすぐ対応できるよう頑張っていきたいと思います。
世の中には色々な植物があることを感じさせてくれるは虫類館ですね。
動物を取り巻く環境そのものを再現してしまう本田さんはまさにスペシャリストですね。
パーマも少しでも本田さんの領域に近づけるよう短い間ですが日々精進していきますのでよろしくおねがいします。
さて 今回は写真もたいして取れていなかったので短く済みましたね(?)
それではまた長い長いアリなどブログでお会いしましょう。