札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

『ブチハイエナ』タグの付いた投稿

「あのね、僕だって狩りできるのさ」

おはようございます。


エランド1号です^^



『サバンナの掃除屋』

『残飯あさり屋』



と聞いて想像する動物といえば





そうですね。

ハイエナです。


ハイエナは自分で狩りができない屍肉食の動物だと見なされてきましたが、それは日中に見せる間食している姿にすぎません。



実はハイエナは、自分で狩りをすることができる

『夜のハンター』なのです。


夕方から夜にかけて、シマウマやヌー

ときには、ライオンやゾウの子供までをもえじきにします。



上下のキバやあごが非常に強く

他の肉食動物では歯が立たなくて見捨ててしまう硬い骨の残りでも、噛み砕くことができるのです。



円山動物園で飼育されているのはハイエナの中で最も大型のブチハイエナです。

北海道では円山動物園でしか見ることができません。






ハイエナは群れで行動しますが

群れのリーダーはなんとメスです。



体もメスのほうが一回り大きく攻撃性も高いようです。

さらに、メスにもオスの生殖器と似たようなもの(中には脂肪の塊が入っています)がついています。




見た目ではオスとメスを見分けるのは非常に難しいんですね。



そして、英名では

『Laughing Hyaena』(笑いハイエナ)


と呼ばれるように

人の笑い声のような鳴き方をすることがあります。






見てください、このまん丸のお耳にかわいいお顔


キャラクターにしてもとってもかわいいはずなのに

イメージでひきょう者あつかいされてしまいます。








「あのね、僕だって狩りできるのさ」

しんしんと・・・降る雪

ども。
札幌は昨日の夜から、雪が降り続け、一面真っ白な雪景色です。



今回、ブログを書くにあたり、書かなければならないことがあることを知っています。しかし動物園の職員である私がそれに触れるには、まだ少し時間が必要です。ご理解いただければ幸いです。ただ、今言えるのはこの事故、そして『カステラ』を円山動物園は決して忘れない。ということです。すべてのことを受け止め、よりよい動物園を目指して市民の皆様、全国の皆様とともに歩んでいきたいと思います。

さて、いつものようにお知らせ、動物の近況などをお伝えしますよ!

まずは『エランドの赤ちゃん』!



22/11/22に生まれ、今日で1週間。すくすくと元気に育ってます。人止め柵も解放しましたので近くでみれます。

この雪の中、元気な動物は・・・やはり『ユキヒョウ』これは・・ヤマトかな?


旭山動物園に移動することが決まっています。
・・・ヤマト。
「さらばー円山よー旅立つーユキヒョウはー(字余り)」・・・世代なもんですみません・・・映画も楽しみですが、まだ円山にいるうちに会いに来ていただきたいです。

ちょっと寒そうなのはニホンザル。



でも今は繁殖期で顔もおしりも真っ赤っかで元気いっぱいです。木を大きくゆするアピールも見れますよ。

ちょっと眠そうな『ブチハイエナ』。手前がメスの『カミ』かな?



レッサーツインズも元気に走ってます。(雪が降る前の写真です。)





来年の干支、ウサギ。これは『エゾユキウサギ』ですね。全身真っ白に変わり、準備万端です。



『干支のウサギ特別展』や『恋人たちのクリスマスナイトZOO』など、
冬のイベント情報などもこれからどんどんアップしていきますのでお楽しみに!


まさか・・・あのコーナーやるの?とエゾモモンガのタロウ(かな?)

※今日のきのこ(まだすこしはストックがありますよ!)

20101129-09.jpg

写真のピントが甘くなっちゃいましたが、
いい色してますね!
ちょっと淡いのが気になりますが紫色ですので、「ムラサキシメジ(仮)」です。
紫といえばどくどくしい気がしますが、
ムラサキシメジは食べるとおいしいらしいです。
冬でも楽しい円山動物園にぜひご来園ください。

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