札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

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冬レポ毎日更新中!

ども。
前回、冬のイベント情報などどんどんアップしていきます!と書いたのですが、冬のイベントは『冬の円山動物園プロジェクト』略して『冬プロ』が主体となって進めております。(一応私もメンバーです)
このたび冬プロのブログその名も『冬プロレポート』略して、『冬レポ』がスタートしましたので、そちらで詳しくお知らせすることになりました。ぜひチェックしてみてください。
http://sapporo.100miles.jp/winter_pj/

さて、いつものように動物たちを見ていきますよ。

来年に向けて、気合いを入れて展示中のうさぎたちのなかからホーランドロップ!



来た当初は少し元気がなかったのですが、担当飼育員のがんばりもあり、今は元気いっぱいです。

担当飼育員のひな氏(子ども動物園ブログのまっするの写真はひどい)
http://sapporo.100miles.jp/zoo_kids/



とてもかわいらしい女の子です。

新ウサギ舎では、干支展も絶賛開催中ですので見にきていただきたい。


園内を歩いていると・・・・ペンギンたちが元気いっぱい。



よーくみてみると・・・・こどもがいます・・・。



右上!

この子ですね。


探して大人との違いを観察してみてください。


前回のブログでヤマトだと思ったユキヒョウ・・・リーベでした・・・(-_-)。
こちらがヤマト。

今回は背中に『小川』の文字が見えますので間違えてませんよ 笑。


レッサーツインズの名前も決まりました。
こちらは・・・・・おそらく『ライラ』!




元気いっぱいです。

冬こそ楽しい円山動物園へぜひおいで下さい。




※今日のきのこ



すばらしい!この複層形態。近未来都市を思わせます。
この色、形、ナラタケっぽい気がしますが・・・地面に生えてるように見えますね。
うーん。むずかしいです。『ナラタケ(仮)』にしときます。

ナラタケ(通称ボリボリ)は生える時期により早生、中手、奥手と3タイプに分けられ、色や形が若干変わります。きのこってむずかしい。

しんしんと・・・降る雪

ども。
札幌は昨日の夜から、雪が降り続け、一面真っ白な雪景色です。



今回、ブログを書くにあたり、書かなければならないことがあることを知っています。しかし動物園の職員である私がそれに触れるには、まだ少し時間が必要です。ご理解いただければ幸いです。ただ、今言えるのはこの事故、そして『カステラ』を円山動物園は決して忘れない。ということです。すべてのことを受け止め、よりよい動物園を目指して市民の皆様、全国の皆様とともに歩んでいきたいと思います。

さて、いつものようにお知らせ、動物の近況などをお伝えしますよ!

まずは『エランドの赤ちゃん』!



22/11/22に生まれ、今日で1週間。すくすくと元気に育ってます。人止め柵も解放しましたので近くでみれます。

この雪の中、元気な動物は・・・やはり『ユキヒョウ』これは・・ヤマトかな?


旭山動物園に移動することが決まっています。
・・・ヤマト。
「さらばー円山よー旅立つーユキヒョウはー(字余り)」・・・世代なもんですみません・・・映画も楽しみですが、まだ円山にいるうちに会いに来ていただきたいです。

ちょっと寒そうなのはニホンザル。



でも今は繁殖期で顔もおしりも真っ赤っかで元気いっぱいです。木を大きくゆするアピールも見れますよ。

ちょっと眠そうな『ブチハイエナ』。手前がメスの『カミ』かな?



レッサーツインズも元気に走ってます。(雪が降る前の写真です。)





来年の干支、ウサギ。これは『エゾユキウサギ』ですね。全身真っ白に変わり、準備万端です。



『干支のウサギ特別展』や『恋人たちのクリスマスナイトZOO』など、
冬のイベント情報などもこれからどんどんアップしていきますのでお楽しみに!


まさか・・・あのコーナーやるの?とエゾモモンガのタロウ(かな?)

※今日のきのこ(まだすこしはストックがありますよ!)

20101129-09.jpg

写真のピントが甘くなっちゃいましたが、
いい色してますね!
ちょっと淡いのが気になりますが紫色ですので、「ムラサキシメジ(仮)」です。
紫といえばどくどくしい気がしますが、
ムラサキシメジは食べるとおいしいらしいです。
冬でも楽しい円山動物園にぜひご来園ください。

エゾヒグマ館事故詳報

エゾヒグマ館内で発生した事故のためエゾヒグマ「カステラ」が死亡しました。
現在当園が把握している情報をお知らせします。

平成22年11月13日(土)午後3時20分頃、エゾヒグマ館で別飼いにしていたエゾヒグマの「とわ」2歳メスと「カステラ」0歳オスが同じ放飼場に入り、体の小さな「カステラ」が「とわ」の攻撃に遭い、死亡する事故が発生しました。
事故の起きる直前にはメインの放飼場に「カステラ」、サブの放飼場に「とわ」を展示していましたが、何らかの方法で「とわ」が「カステラ」のいる放飼場に侵入しました。
「とわ」を室内に収容後、すぐに施設を点検するとともに、可能性のありそうな侵入経路を調べましたが、
現在のところ、事故原因の特定には至っておりません。
エゾヒグマ館は当面の間閉鎖し、事故原因の調査をします。
「カステラ」は、親からはぐれていたところを保護され、8月中旬に当園で引き取り、10月下旬から一般公開をしてまいりました。将来の「とわ」の繁殖相手として期待をしていたところでしたが、このような結果になり当園としましても大変残念であると同時に応援していただいた皆様には心よりお詫びを申し上げる次第です。

円山動物園職員一同、原因の究明に全力をあげていきますので
引き続きご迷惑をおかけいたしますがご理解ご協力をお願いいたします。

新たな事実が判明し次第、順次情報を発信させていただきます。

【事故経過】
13:50 メイン放飼場にいた「とわ」を室内に収容。
14:05 サブ放飼場にいた「カステラ」をメイン放飼場へ移動。
14:20 室内に収容した「とわ」をサブ放飼場へ移動。
15:20 エゾヒグマ2頭が同居して一方が攻撃していると観覧者からの通報により職員がかけつける。
16:00 すぐに「とわ」の収容を試みるものの興奮していたため室内に入らず、16:00に室内収容。
その後「カステラ」の死亡を確認。
【エゾヒグマ個体情報】
○エゾヒグマ(死亡個体)
愛称「カステラ」 オス 0歳
2010年8月16日 三笠市桂沢湖周辺にて保護
2010年8月21日 円山動物園にて受入
体重約25kg、体長約80cm 体高約50cm
○エゾヒグマ
愛称「とわ」 メス 2歳
2008年1月14日 のぼりべつクマ牧場生まれ
2010年3月23日 円山動物園に来園
体重推定130kg、体長約140cm

カステラと虹

ども。

先日、友人の結婚式に出席しました。
仲睦まじいご両人を見て幸せな気持ちになりましたが、
つい、「ペアリングは成功した。あとはこの個体の年齢的に繁殖は期待できるのか?」とか「この2頭の繁殖個体の遺伝的多様性は・・・」などと考えてしまうのは、職業病(?)ですね 笑。



さて、今日のお知らせはエゾヒグマ『カステラ』くんです。
三笠で保護されて、当園に引き取られたときはかなりやせていましたが、
順調に回復し、いまはコロコロしています。かわいい。


この近さ!

毎日、14:00から『とわ』ちゃんの展示と入れ替わり、登場していますので、ぜひご覧ください。


雨に何を思う・・・。


おしりもキュート!


雨の日はやはりお客様が少ないので、じっくり観察したい方にはオススメです。


将来的にはとわちゃんとのペアリング→繁殖と期待しています。
エゾヒグマは絶滅危惧種ではありませんが、
繁殖や育児などの展示をとおして、
子供たちや市民の皆様に、いろいろなメッセージを伝えることができると思います。今から楽しみにしています。


通常時


スピードアップ!


そして雨があがり・・・二重の虹!


エゾシカの対決もみれますよ!
恩×勇。かなり激しい。

雨でも楽しい円山動物園にぜひご来園ください。


※今日のきのこ


いいですねー。わらわら生えてる。
こういうシメジ感のあるきのこが好きです。。
おいしそう。食べられそうに見えますが、だめでしょう。
命名「カンシメジ(仮」です。
よーく見ると虫が食べた跡がありますね。
でも人間が食べれるとは限りません。
『虫が食べてるから食べられるキノコ』という見分け方は迷信ですので、
気をつけてください。

白くまに思いを馳せる

ども。
少し書きます。

昨日、ネットを見ていましたら、釧路市動物園のホッキョクグマ『クルミ』が出産準備に入る。という記事を見つけました。
まだ妊娠したかどうかの判断はできないものの、普段とは違う行動を見せるようになったとのこと。
クルミと言えば、うちにいる偉大な父『デナリ』と交尾が成立したホッキョクグマ。初産になると思いますが、うまく妊娠してうまく子育てをして、りっぱな母グマになってほしいと思います。

さてうちにいる偉大な母『ララ』は・・・



やはり妊娠しているかどうかはまだ確定できません・・・。
しかしこちらも着々と出産準備を整えています。


「なにみてんのよ!」

そういえば旭山に言ったサッちゃん(サツキ)もイワンと交尾行動が確認されてましたね。
こちらも妊娠していれば、初産だと思いますが、がんばってほしいものです。


「今日は出番なし?」

円山動物園は『ホッキョクグマの繁殖基地宣言』をし、その後
『道内ホッキョクグマ飼育4園共同声明』を道内の動物園とともに発表し、動物園間のホッキョクグマを繁殖するために移動をしました。
詳しくはこちら→http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/polar_bear.htm


これで各動物園のホッキョクグマが出産し、無事に命をつなぐことができれば、こんなに幸せなことはありません。やったぜ!(まだ早いか)


今日も元気なピリカ

そして日本の動物園で、ホッキョクグマの繁殖の実績を積み重ねることが、海外のホッキョクグマ導入をスムーズに進めるために、なくてはならないことです。

海外でも貴重なホッキョクグマを、繁殖の実績の乏しい動物園に預けてもらえることは、ありえません。
まずその第一歩を踏み出せた(らしい?)ことが大変価値のあることだと思います。

来年、道内の動物園から続々と吉報が届くことを心待ちにしております。
もちろん、うちの円山動物園も・・・。

※今日のキノコ


切り株の横に生えているのは・・・おそらく『ムキタケ(仮』でしょう。
むかって右のが新しいのであざやかな黄色をしてますね。



ムキタケは食べれますが、毒キノコの『ツキヨタケ』と似ているので、
誤って年間に何度か中毒者が出ることもありますね。要注意!(円山動物園内のきのこはとっちゃだめ)




傘の上に生えているうぶ毛がキュート!





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