『古代魚』タグの付いた投稿
エゾシカ舎からさようなら
Posted by zoozakki on 2010年9月30日(木) 01:31
こんばんは!
まず皆さんに誤りますね。 深夜更新と言っていて更新が一日過ぎてしまいました。
楽しみにしていた方 本当に申し訳ありませんでした。(でも更新は深夜ですよ!)
と まあ 始めましょうか!最後?のシカブログ!
はい 行きますね
ウチダザリガニですね。 これを見てピンとくる方はさすがですね。
そうです! ウチダブログです!!
すっかり更新すると言いながらも最終日になってしまいました。
すいませんが今から書かせて頂きますね。
ここで注意事項!! 写真が無いので文字オンリーです!頑張って読みましょう(すいません)
さあ まずは皆さんウチダザリガニと聞いてどのようなイメージが湧きますかね?
この時点でどれだけ知識があるかがわかってしまいますね。
この時点で「外来種」 「食害」 「食用」などのワードが出てきた人はなかなかのウチダマニアと言えますね。
そもそも日本にはザリガニがどれくらいの種類居るか皆さんご存じですかね?
答えは1種類です!! と言っても今は3種類いますね。
ニホンザリガニ(以下ニチザリ)、アメリカザリガニ(以下アメザリ)、ウチダザリガニ(以下ウチダ)、の3種類がいま日本に居るんですね。
最近の方だとウチダザリガニとアメリカザリガニの方がメジャーかもしれないですね。
ちなみに3種類の書いた順番は何の順番かわかりますかね?
これが分かればしっかりと3種類を区別できていますね。 そうなんです!
大きさの順番なんです! ニホンザリガニが一番小さくてウチダザリガニが一番大きいんですね。
もちろん皆さんもこれくらいは知っていますよね? 知らなかった方はこれを機に覚えてくださいね。
さてもとはニチザリしか居なかった日本になぜアメザリやウチダが居るのか?
それは人間が持ち込んだからに決まっていますよね。
ここで問題が起きてしまいますね。 もともとニチザリが居た土地に他の2種が入ってきてしますとどうなるか? 容易に想像できますね(出来ないですか?)
生息地がかぶるとお互いに争いが起きてしまいます!
ニチザリは綺麗な水の流れる冷涼河川なんかに居ますね。 ウチダも同じようなところに居るんですね。
となるとどうなるか? はい ニチザリは小さいので簡単に圧迫されてしまうんですね。
簡単に言うと喰われますね。 はい 食べるんです。 そして生息地からニチザリを居なくさせてしまうんです。
これは大変ですね。 どうしましょうね?
ここでまずアメザリとウチダがどこから来たのか? ここからスタートしましょう。
アメザリはアメリカとついているのでどこから来たかは言わないでも分りますね?
じゃあウチダは? どこでしょう? これを知っていたら相当なウチダマニアですね。
実はウチダもアメリカから来たんですね。 1926年頃に食用として北海道や本州にも持ち込まれたんです。
アメリカなのになんでウチダなのよ? と思いの方に理由を教えましょう。
日本に定着(帰化)したウチダザリガニの種の同定に北海道大学の教授をしていた内田さんという方の手持ちにあった標本が役に立ったんですね。
そこで敬意を表し和名に使われたんですね。
ちなみに和名とは日本での呼び方です。 海外では通用しないですよ。
全世界で共通なのが学名ですね。 これはラテン語表記ですね。
学名さえわかればどこでも通じるのです!!
面白いですよね。
簡単なところでいくと犬はカニス・ファミリアリスとかですね。(読みやすくカタカナで書いています。本当はアルファベットの斜体で書きますからね!)
てな感じでアメリカからきたウチダはウチダなのです!
で このように海外から日本に入ってきた本来日本に居ない動植物の事を外来種と言うんですね。
ちなみに国内の動物でも本来居ない場所に移動定着してしまうとそれは国内移入種になるんですね。
アズマヒキガエルなんかがそうですね。 (北海道にも本州から来てますよ)
さてこの外来種何がいけないのか? 種類が増えて生物多様性が豊かになって良いじゃないか! と 思っている方が居たらそれは大きな間違えです!!!!
外来種とは本来は居ないもので人間が人為的に移動したものがほとんどです。
そして外来種は在来種(もとから日本に居る種)を絶滅させてしまったりと色々な問題を持ち込むことが多いんですね。
たとえば今回はウチダさんメインで行きますが。 ニホンザリガニを食べてしまう、阿寒湖のマリモを食べてしまう、水草を食べることで魚の産卵場所をなくしてしまう、ザリガニペストというザリガニの病気を持ち込んでしまうなどの大問題を引き起こすんですね。
これだけ聞いただけでも外来種がいかに怖い生物かわかりますね。
そしてウチダさんはただの外来種ではないんですね。 ここで何かわかればそれはもうウチダマニアですね。
そうです 特定外来生物なのです!! 特定外来生物は法律で生態系に悪影響が懸念される生物などを法律で管理しているんでね。(詳しくは自分で調べてくださいすいません)
たとえば生きたままの移動が禁止されていたり 飼育も禁止(許可を取ればいい)
許可なしに捕まえることも禁止とかですかね。 法律を破ればもちろん罰金と懲役を与えられます。
なので皆さんウチダザリガニを見つけても捕まえてはいけませんよ!
仮に捕まえてもすぐにその場に放して下さいね。
この時の注意点は同じ川や湖でも場所は絶対に変えずに放してくださいね!!
場所を変えてしまうと生息地の拡大を手助けすることになってしまうのです。(もちろん法律違反です)
とまあ かなり長々書いて意味も重複してる気がしますが 何が言いたいかと言うと
ウチダを通して皆さんに外来種問題に興味を持っていただき正しい知識をつけていただきたいのです!!
たとえばペットを飼いきれなくなったからと言って野外に放したりとかは絶対にしてはいけない事なんですね。
それこそアメザリもそういうのが原因で増えたり。 北海道にもアメザリが入ってきてしまってるのもおそらく飼い切れなくなった子供や達の悪い業者が川に逃がしてしまったのが原因なんですね。
その逃がす行動が殺すのはかわいそうだからという方が多いでしょう。しかし生息地でもないところに放すのはその動物を悲しい末路へ追い込むことになり在来の動物にとてつもない圧力をかけることになるんですね。
アライグマも今では北海道や本州に居ますが。 ペットとして持ち込んだものを気が荒くて手に負えないからということで逃がしたのが原因なんですね。
もし飼いきれなくなるなら飼わない!! もし手放すなら野外には絶対に放さずにペットショップなどに相談する!!(手放す時点で駄目ですけどね)
安易な気持ちで動物を飼うことは(買うことは)しないのが一番ですね。
買う前に本当に最後まで飼いきれるのか? もし飼いきれなくなったらどうするのか? もし野外に放してしまったらどのような影響が出てしまうのか?などの事をしっかりと調べてから飼うのが一番です!!
飼うのも逃げない構造が必要ですからね。 特に逃げてしまうと定着の恐れのあるものはしっかりとした施設で飼いましょう!
ペットから外来種として定着しているものにはハリネズミ、ワカケホンセイインコ、などがいますね。
何も動物だけでなく植物だっていっぱいありますよ。 セイヨウタンポポ(皆さんが普段見ているタンポポ)、クローバーだって外来種なのです!
魚だってタイリクバラタナゴ、ブラックバス、ニジマス、アリゲーターガーとかだって居るんです。
魚で問題になっているのは最近は多摩川ですね。 タマゾン川なんて言われてアマゾンのレットテールキャットフィッシュとかセルフィンプレコなんかが普通に居たりするんですね。
これもマナーの悪いアクアリストが逃がしたりしているんですね。
パーマネントもアクアリストですがそんなことは絶対にしないし許しませんよ!
だいぶ脱線してますね(いつものことです)
ウチダであれば最近は駆除活動が洞爺湖で積極的に行われたり淡水ロブスターとして料理店で出されたりもしてどんどん捕まえているんですね。(興味のある方はウチダザリガニ駆除などで検索すれば駆除のボランティアの募集なんかもあるので色々参加してみてくださいね。北海道を守るのは私たち人間の責任なのです!)
ただなかなか数は減らせないのが現状なんですね。
ウチダザリガニは一度に産む卵がニチザリよりも体が大きい分多いんですね。
なので減らないのです。
本当にこのような動物は持ち込まない放さないのが肝心で放してしまったら生態系は崩壊した行くのです。
何度も言うようですが絶対にペットを逃がしたり動物を違うところに移動させてはだめですよ!!!!!
パーマネントからの最後のお願いです。
とまあ こんな感じでウチダブログは良いですかね? 長々書いた割にはウチダにあまり触れていない気もしますが・・・・・まあいいでしょ(いいのか?)
ここまでで夜中の3時を超えましたね。 ナチュラルハイになってきましたよ。
次にシカです。
恩(めぐむ)さんの角ですね。
ついに袋角が完璧にはがれましたね。 最近シカ舎に来てるシカマニアなら気が付いているかもしれませんが勇(いさむ)とのバトルも見られるようになってまいりました。
あとは歩(あゆみ)が残るのみになりましたね。
さて残りはまた写真が無いのです。
トウモロコシは実がつきましたよ! 人参も良い太さになっています!
10月9日のエゾシカフォーラムでシカに食べさせますので是非見に来てくださいね。
(パーマネントも現れるかも・・・・)
アリさんは相変わらずに9匹です。たぶん2カ月後に一気に増えますね。
ここでお知らせです。 皆さんご存知の通りパーマネントが9月いっぱいでいなくなります! というか28日火曜日が最終日でした。
10月からはどうなるの? という方に10月前にお知らせです。
ここ最近来ていたシカマニアなら気が付いていいるかも知れませんが・・・・
このパーマネントの横に居るパーマネントではない佐藤くんが10月からのシカ担当です!! アリも任せていますので見たい方は佐藤くんにアリは?・・・と聞けば見せてくれることでしょう。
ということでパーマネントはエゾシカを卒業します!!寂しくなりますね。もう長い長いシカブログを見られないと思うと・・・・(せいせいする?)
半年間あっという間ですね。 この半年でシカマニアがどれだけ増えてくれたか気になりますね(0人?)
担当が変わってしばらくはシカのガイドは無いかもしれませんが 佐藤くんもかなりのやり手なので皆さんも期待して待ちましょう! パーマも待っていますよ。
職場の皆さんも半年間ありがとうございました。
お客様にも感謝ですね。色々なお客様との出合いでより頑張ることが出来ました!
皆さん本当にありがとうございました。
最後に
はい まったく関係のない写真ですね。 パーマネントの元となる湿気を大量に吐き出している水槽の中に居るパーマネントの癒しの生き物ですね。
エンドリさんです。
こんな関係のない写真・・・・・・職場の人に怒られそうですね(パーマの元が皆さん気になっていたので・・・・と言い訳しましょう)
それでは もしまたう機会があれば長い長いシカブログでお会いしましょう・・・・・
~エゾシカ舎からさようなら~