2007年08月16日 の投稿一覧
キクか?ボタンか?
Posted by yuri87 on 2007年8月16日(木) 17:04
こんにちは!
今日は、涼しかったですねーー
昨日までの暑さが嘘のように、肌寒いくらいでした
天気はくもりがちでしたけど、やっぱりこのくらい涼しい方がいいなぁ
昨日までの暑さにも負けず、見頃を迎えているのが
ダリア園です。
色とりどり、きれいに咲きそろってますよ
ダリアは、学名 Dahlia pinnata ダリア ピンナタ です。
日本には1842年(天保13年)に長崎出島経由で伝えられた
と、しっかり判っているそうですよ
当時は、花がボタンに似ているということで
「天竺牡丹(テンジクボタン)」と呼ばれてました
江戸時代の終わり頃には、「ダリヤ」と呼ばれるようになったらしく
その頃から、学名で呼ばれていたってことですね
今は「ダリア」と呼ぶのが一般的だけど、
山形県の「川西ダリヤ園」のように、
昔ながらの「ダリヤ」と呼ぶ方も多いようです
ちなみに「ダリア」は、植物学者のダールさんにちなんだ名前だそうです
この写真の一番前に咲いているのは、‘秋明’という品種です
アップにするとこんな感じ。
ン?
この花にもちょっと似てますよね
こちらは、シュウメイギク です
学名では、Anemone ×hyburida アネモネ ヒブリダ
そうなんです、こちらはアネモネなんですよ
もうおなじみのハイブリッド、交配で作られた花で
英語圏ではジャパニーズアネモネと呼ばれることもあるようです
シュウメイギクは漢字では「秋明菊」で、
秋に菊に似た花を咲かせるところからついたらしいです
さっきのダリアの‘秋明’は、もしかするとシュウメイギクに
似てるから?
そして!
なんと、ダリアはキク科なんです。
なんだか、ぐるぐる回ってますねー(笑)
ダリアは、キク科で、
メキシコ→スペイン→オランダ→日本 と来て「天竺牡丹」と呼ばれてました
シュウメイギクは、キンポウゲ科で、
中国→日本 と来て、中国名は「秋牡丹」、日本では「秋明菊」
さらに日本→ヨーロッパで品種改良→日本に逆輸入 となってます
全然違う2つの植物ですが、
共通して「牡丹に似てる」と思われていたというのも
おもしろいですね
※8/17に一部修正しました