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カバの引っ越し
Posted by zoozakki on 2016年6月24日(金) 14:43
ブログをご覧の皆様こんにちわ。
今回は、カバの引っ越しについて、(M)と(N)との合作でお送りします。
熱帯動物館からアフリカゾーンへの引っ越しも、いよいよ大詰めを迎えています。残るはカバとキリンのみ。
6月22日(水)の休園日にカバのドン、翌23日(木)開園前にザンの引っ越しをしました。これは、檻に入れる訓練を、ドンは午後から、ザンは朝に行っていたからです。
まず、6月21日(火)のザン。
暖かい日差しを浴びて、のんびり寝ています。
一方ドン、緊張の目つきは隠せません。
ドン!!!!頼むぜっ!!!!
カバの移動を行うにあたり、檻に入る訓練を行ってきた他、エランドやライオン同様、事前にシミュレーションを行い、移動に備えました。
頭の方が重くなるため、持ち上げる際にはバランスをとる必要があります
園内を大型クレーンが通るときの注意ポイント等もチェックしました。
一方、カバたちも、移動用の檻にスムーズに入るための練習を続けてきました。
5/24の檻に入る訓練の様子。F飼育員が、檻に入ったドンの様子を見守ります。
カバをはじめとした草食動物はとても警戒心が強いので、注意深く観察観察・・・
6/21 熱帯動物館での動物たち。今はもう見られない貴重な3ショットです。
右端のドンが「一足お先に~」と言っているところを、ユウマとザンでお見送りしているようにも見えますね。
6/22の午後、引越しがはじまりました。
練習の甲斐あって檻にスムーズに入ってくれたドンが、トラックに乗せられて園内を移動します。トラックには獣医師が一緒に乗って、ドンの様子を常にチェック。後ろには万が一の時の薬品類を携えた獣医師チームが続きます。
檻に向かうドン
こんなに大きなクレーン車でトラックに乗りました。
アフリカゾーンでクレーン車の準備ができるまで、木陰で待機。
緊急対応に備える獣医チーム
いざ、アフリカゾーンへ!!
キリン館2階では、園長も見守っていました。
6/22 15時すぎ。ドンは無事にアフリカゾーンの屋内展示場に移動し、すぐさまプールにドボンっ!!
ちょっと怒ってる?
さて、翌23日の朝、ザンの移動を行いました。
工程的にはドンと変わらないので省略しますが、アフリカゾーンでザンが檻から出るときにジケンがっ!!
課長が見守る中、ザンの吊り上げ開始
クレーン車の準備ができるまで、フクロウとタカの森の裏手の木陰で待機
いざ、アフリカゾーンへっPart2!!
「早く出してよぉ~~~!!」
逃げ出さないための差し込み棒を両端から2本づつ抜いたのですが、最後の2本を抜くときに、我慢が出来なかったのか抜ききる前に檻から爆走し、差し込み棒を曲げてしまいました。
そしてザンの背中には長い傷が・・・
獣医がすぐに確認しましたが、血がにじむ程度の擦り傷ですみました。一瞬青ざめたF飼育員も、ホッと胸をなでおろしていました。
新しい獣舎内では、最初は落ち着かなかったのですが、1時間ほどで落ち着いたのか餌も食べ始めました。
曲がった差し込み棒
6/24朝、こっそり見に行ったところ、ドンもザンもプールには入っていませんでしたが、餌はしっかり食べていました。
アフリカゾーンの新しい獣舎では、カバが屋外プールで泳ぐ姿を間近にご覧いただくことができます。
しかし、プールや寝室等、新しい獣舎に慣れてもらうために、しばらくお時間を頂戴します。
移動のときの決め台詞ですが「公開まではいましばらくお待ちください」
(M)&(N)
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