« 馴らし訓練中です 無事にキリンの引っ越しが終わりました。 »
アカツクシガモのヒナ
Posted by zoozakki on 2016年7月8日(金) 12:55
ブログをご覧のみなさんこんにちは!
総合水鳥舎(ペンギン以外)を担当してます片岡といいます。
先日このブログでも紹介されましたが、
6月13日にアカツクシガモのヒナが孵りました!
ですが大々的には公表をしていないので、ご存知の方も少ないと思います。
なので今回はヒナの成長過程を見ていただこうと思います。
5月中旬からアカツクシガモの母ガモが産卵、抱卵し始め
6月13日に3羽のヒナが孵りました!
ただこの日はバケツをひっくり返したような雨が降っていました。
きちんと親ガモがヒナの世話できていれば特に問題はなかったのですが、
親ガモがきちんと世話をしておらず3羽のうち2羽は、
雨に濡れ体温を奪われ、体も弱く当日のうちに死んでしまいました。
生き残った1羽も雨の影響で相当弱っていたのもあり、
すぐに回収し育雛器で保温し、様子見ることになりました。
翌日の14日にはとても元気になっていて
こちらで用意したごはんも食べているようでした。
ただ親ガモがうまく世話をしない可能性もあり、
しばらくは育雛器で人工飼育をしようかという話が出ました。
ですが卵から孵ってすぐに回収してしまったのもあり、
このまま育雛器で飼育を続けると人間に刷り込みが入ってしまい、
将来的にこのヒナの繁殖行動などに問題が出るのではないか・・・
そのため人間に刷り込みが入ってしまう前に
親元に戻すことになりました。
ただまた雨に打たれ、弱ってしまっても大変なので
屋内で親ガモと一緒に飼育をしていくことになりました。
最初は母ガモと一緒にしてみることに・・・
実際ヒナが孵った日母ガモは世話をしていなかったので
不安な部分はありましたが、母ガモはすぐにヒナを受け入れ
仲良くヒナ用のご飯を食べてくれました!
とりあえずは一安心!
その後も母ガモの献身的な世話のおかげで
ヒナは元気に育っていきました。
生後1週間で屋外放飼場デビュー!!
小さいながら泳ぎはもう一人前でした!
お父さんとは久々の再会でしたが、
自分の子だとすぐわかったようでずっと寄り添っていました。
※左が母ガモ、右が父ガモです。
ヒナの食欲はすさまじく、たくさん運動もして
なんと孵ってから1か月弱で体重は15倍以上に、
肩の辺りもほんのり赤くなってきました。
改めて鳥の成長は早いなと実感させられました・・・
とはいってもヒナはまだ体力もあまりないため、
基本屋内で飼育をしています。
もう少し羽も生えそろい、大人と同じご飯を食べられるようになれば
終日屋外放飼場で飼育をしていきたいと考えています。
ただ現在少しずつ体力をつけるため、
天気が良い日の10時頃から15時頃まで、
総合水鳥舎カモ類の屋外放飼場で展示をしていますので、
ぜひヒナの姿を見ていただけたらと思います。
それでは片岡からのヒナの近況報告でした!
コメントは受け付けていません。