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キリンの屋外訓練
Posted by zoozakki on 2016年7月23日(土) 17:09
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
先週に引き続き、動物たちの近況報告を・・・と思ったのですが、今日(7/23)、キリンのユウマが屋外放飼場に出たので、その時の状況をレポートします。
7月13日に引っ越しして、屋内での馴らしを行いつつ、外扉を開けてユウマに外の音や景色を見せていました。
そして、屋内も順調に慣れているため、22日から屋外へ出す練習をはじめました。
初日(22日)、外扉は朝から開けたままで、午後一番で訓練の準備をはじめます。ワイヤーの隙間に首を突っ込んだ時のために押し戻すためのコンパネ板やブルーシートを、怪我をした場合に備えて薬や吹き矢を、そして、ユウマの動きを観察するため獣医を含めて7名の職員が、屋外放飼場を遠巻きに見守りました。
高校野球の決勝戦の音を聞きながら、内扉を開けました。ユウマの前には遮るものがありません。
でも、出ません・・・。キーパー通路のコンクリートに足を乗せることもせず、内扉の場所でユ~ラユ~ラと頭を左右に振っています。なんか、野球の応援の音に合わせて振っているようにも見えました。
好物のクローバーやリンゴをあげても出る気配はなく、30分経過した時点で屋外へ出す練習は終了。ユウマが出る意思がない以上、あまり長々とやってもユウマのためにならないと考えたからです。
訓練終了後、翌日に向けてのミーティングを行い、職員はそれぞれの動物に向かいました。
さて、明けて23日。
この日も外扉は朝から開けたまま。高校野球の音は聞こえませんが、土曜日とあってか「まるっぱ」で遊ぶ子ども達の声が響いていました。
獣医を含め監視体制に入り、内扉を開けてユウマが出るのを待ちます。5分経過・・・出ません。
それでは、とT飼育員が外扉の外側でクローバーを一握り差し出すと、長い首がニュッと伸びて「パクッ!」と思ったら、ユウマの体全体が屋外放飼場に出ていました。監視している飼育員、獣医、T飼育員もびっくり!でも、一番驚いていたのはユウマ自身かもしれません・・・
5分ほど屋外放飼場を散策した後、外扉に近づき、屋内の様子をうかがっていましたが、これまた「スッ」と中に入ってしまいました。
とりあえず、扉も職員もそのままの状態で、さらに5分ほど待ったのですが、出てくる気配もないので訓練終了。
翌日に向け、ミーティング後ユウマの様子を見に行くと、モグモグと食事していました。
明日(7/24)以降も屋外馴らし訓練を続けます。順調に慣れていくよう、応援をお願いします。
おまけの写真
リッキー、リラックスしてます。
おまけの写真2
ライオン・キング?!
おまけの写真3
オペルとぷっちょのツーショット
(M)
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