『過去の雑記帳』カテゴリーの投稿一覧
トビの放鳥
Posted by zoozakki on 2011年10月19日(水) 19:53
円山動物園では、猛禽類の保護事業を行っています。
本園には、たびたび怪我などして飛べなくなった猛禽類が保護されてきます。
今までは獣医さんが治療し、傷が治ったらすぐに自然に戻していましたが、実はそれではちゃんと野生に戻れないことがわかってきました。
人間に例えると、病み上がりの人をいきなりフルマラソンに出すようなものだからです。
そこでこれからは、怪我が治った鳥たちに、きちんと訓練をして、放鳥をする事にしよう。そうすれば、野生に還ってから生き延びる可能性が増えると考えました。
円山動物園ではそのための訓練施設を建造し、保護されてきた鳥を放鳥に向けて訓練をしています。
訓練施設で飛行訓練中のトビ。
その施設から、野生に復帰する第1号として、本日トビが放鳥されました。
放鳥する場所。
近くには防風林があり、トビがとまれます。
記念すべき放鳥の瞬間!
このトビには、発信機がつけられ、酪農学園大学の協力により、3ヶ月間見守られることになっています。無事に野生に還っていることを祈るばかりです。
発信機の電波を拾うアンテナ。
今回の放鳥は、まだ小さな一歩に過ぎませんが、猛禽に訓練を実施して放鳥するというやり方が、どのくらい効果的であるかを試す最初の一歩です。
この経験を生かし、今後も円山から、数多くの猛禽類が、野生に復帰することでしょう。
シロクジャクさん天国へ
Posted by zoozakki on 2011年10月19日(水) 17:47
先日、熱帯鳥類館バードホールで飼育中のシロクジャクが亡くなりました。
一般に公開はしていなかったのですが、どこから聞きつけたのかお客様がお花を供えてくれました。
ありがとうございます。
シロクジャクさん(実はメスでした)も天国で喜んでいることでしょう。
シロクジャクさん、長い間お疲れ様でした。
カバの歯は何センチ?
Posted by zoozakki on 2011年10月18日(火) 16:19
先日、カバの歯の長さを測る機会がありました。
事前情報によると、オスとメスでは犬歯の長さが違うとのことでしたが…
さて、結果はいかに?
まずはザン。
口を開けてもらって…
すかさず定規をあてます!
気分が乗らないのか、この時は少し動作がにぶいザンでしたが、無事に測り終えることができました。
犬歯は約12cm、そして門歯も同じく約12cmということが判明。
ザンにご褒美のニンジンとパンを渡したら、次はドンの測定です。
あーーん
ドンさんとっても協力的!
ありがたいですね。
ドンも犬歯が・臼歯ともに約18cmでした。
オスのドンの方がメスのザンよりも6cmほど長いという結果になりました。
歯茎に隠れている部分も含めると、カバの歯は犬歯が大体50cm、門歯も30cmから40cm程度になります。
私たちから見えている部分は、歯の本来の長さの半分にも満たないということですね。
飼育下のカバは犬歯の伸びすぎを防ぐために、自ら壁に歯をこすりつけたり、あるいは飼育員が歯を削ることもあるそうです。
ドンにもご褒美を渡して測定終了です。
二人とも協力ありがとう!
ちなみに。
10月22日(土)にCOME 噛む(カムカム) どうぶつえん2011というイベントが9:00から14:00まで開催されます。
当日13:30より、熱帯動物園 カバ屋外展示場前にてカバの歯磨き(※雨天時中止)を開催しますので、みなさんもカバの歯についていっしょに勉強しましょう!
▼おまけ。
「もうないの?」と言いたげなドン。
カメラ目線でかわいい顔してもダメです(笑)
野生班☆2
Posted by zoozakki on 2011年10月16日(日) 19:50
こんばんは。
のんちゃんです。
この間のチゴハヤブサ☆
まず始めに人間の拳に慣れてもらう訓練をします。
拳の上を大好きな場所にさせるのです。
そしてそれができたらパーチ(台の上)に餌を置き、拳からパーチに移らせ、今度は
拳に餌を置き、パーチから拳へ移らせます。毎日徐々に距離を伸ばしていき、10m
まで飛べるようになったら、次はジャンプアップトレーニングです。
この訓練が今回最も重要な訓練なのです。
ジャンプアップとは、低い位置のパーチに鳥を止め、垂直にジャンプさせ拳に戻し小
さな餌を食べさせて、再びパーチに戻します。鳥は水平方向へ飛ぶよりも垂直方向へ
飛ぶ方が体により負荷がかかります。徐々に負荷を増やしていくことで筋肉増量、代
謝促進、スタミナの増進を達成できます。
多いときで200回!!
ノンちゃんはいつも家でグーたら暮らしていますのでダイエットにもなり、筋肉ムキムキで
一石二鳥、三鳥!かと思いましたが、運動した後のご飯は凄くおいしく、いっぱい食
べるので駄目でした・・・(涙)
おっと、話がづれづれ、ジャンプアップトレーニングで鍛えた後はルアーをして、最後
に獲物を捕らえられるように訓練をして終了です。今回は大切な尾羽が破損してしま
いましたので放鳥はできませんでしたがもう大丈夫、来年保護された時は野生班全
員が訓練の仕方を知っていますので準備OKです。
これでまた1つ、2つ、たくさん学び成長できました☆
チゴ、ありがとう↑↑
野生班の皆さんご協力ありがとうございました☆
以上で終わりです。
ご清聴ありがとうございました。
のんちゃんでした(^。^)/
野生班☆
Posted by zoozakki on 2011年10月15日(土) 18:37
おや、今度は何を一生懸命作っているのかな?
こんばんは☆のんちゃんです(^。^)/
今日はいつもフリーフライトで話している保護した猛禽をどうやって訓練しているのかをチラッとご紹介してみたいと思います。
今年保護されたのがチゴハヤブサという小型のハヤブサで夏鳥として北海道、東北
に渡来します。街中や住宅街の公園で繁殖、10月中旬までには大陸へと渡ってい
きます。そのような生態から市民の目に留まりやすく、ほぼ毎年のように巣立ち雛が
動物園に持ち込まれています。
巣立ち雛は野生での経験が乏しく、自活していくために必要な経験と学習がなされて
いません。見た目は立派でも何もできない状態です。そのため放鳥するには訓練を
実施する必要があります。また、チゴハヤブサは10月までに大陸に渡ります。その
ため、訓練の期間が実質1ヶ月と非常に短いため、個体の現状をしっかりと把握し、
「どのような鳥に仕上げていくのか?」と「教えるべきこと」を明確にした上で訓練に挑
む必要があります。
羽が伸びきるまではたっぷりと食べさせます。このときに様々な昆虫も与え、学ばせます。
準備ができたところで本格的に計画を建てていきます。短期間で仕上げるためにこ
こでは「基礎体力作り」と「獲物に対しての鋭い反応、執着心を養う」こと、また「獲物
の捕らえ方」などを学習させることに絞り込みます。
用意するのはこちらの道具!
おっと、爪切りとヤスリは使いません。
爪を切ってしまっては獲物を捕まえれなくなりますからね。
足皮を取り付け、
体重を計り、
準備OK(^。^)v
ここから訓練の開始なのですが長くなってしまいましたので
次回のお楽しみにしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました☆




