札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

『きのこ』タグの付いた投稿

チーム円山ZOO!

ども。寒いっすね。
ここ2,3日、札幌は真冬日です。真冬日とは1日の最高気温がマイナスの日で、1日中雪が解けない日ですね。こういう日が続きますと、道などの雪が固まり、『根雪』という春まで解けない雪景色になります。

さて当円山動物園の職員は一部の役職者を除き、作業着を着て仕事をしています。来園していただいた方はわかると思いますが、あの青と緑の中間の色みたいな服です。マルヤマンも着ていますね。


ドキドキ体験「あざらしのお食事」で解説中の土佐飼育員、かっこいい。

この作業着、飼育員も事務職員も同じものを着用しておりますので一体感が生まれて非常にいいことだと思ってます。チーム円山ZOO!!みたいな^^。
しかし、困ったことが一つ・・・園内を歩いていると子供たちから「あー。飼育員さんだー!!」と話しかけられることもしばしば。


本物の飼育員ひなっち。ウサギがでかい!

もちろん、外見はいっしょでも中身はちょっと前まで他の部署で仕事をしていた事務職員ですので、動物に関する質問など答えられるわけもないのです。

近づいてくる子供たちに「あわわわ」と心の中でおののき、作り笑顔をさらにひきつらせて、「ぼくたち、げんきよくあいさつできたねー。えらいえらい」なんてお茶を濁してその場を去ろうとします。


ブチハイエナ手前がオスの「カムトリ」かな?

が、たいして真剣にスポーツをしていたわけでもないのに、恵まれた体格をしてるものですから、子供たちには完全に飼育員に見えるらしく、あっというまに取り囲まれて矢継ぎ早に質問を浴びせられるということになります。


ドキドキ体験「モルモットのふれあい体験」を体験取材中の広報担当おかもとさん。事務職員。

かなりあせりますが、そういうときは冷静を装って「ちょっとまってね確認するから」といいまして、無線で本物の飼育員に助けを求めます。

子供たちの純真な眼差しに心の奥がちくちくと痛みますが、その後は飼育員になりきり、聞いた質問の答えをいいます。「マレーバクの白黒の色は自然の中では保護色になると考えられているんだよー」なんて子供たちに教えます。


「それ、ホント?」マレーバクの円夏

「飼育員さん、ありがとー」と去っていく子供たちの後姿を見つつ、「ホントはオレ、飼育員じゃないんだよー」と大声で叫びたい衝動にかられますが、「これでいいんだ(おそらく!?)」と自分を納得させて、その場を離れることにしています。


「ゆっくり、一歩づつ」アブダブラゾウガメ『キク』

飼育員や事務職員、技術職員、いろいろな職員が動物園では働いています。しかし来園者の方から見れば、すべて動物園の職員です。おもてなしのココロを決して忘れないように、いつでもココロある対応をしていこうと、胸に秘めて日々仕事しています。(まだまだですが)

「人と動物と環境の絆をつくる動物園」
その志だけはわすれないように。


ドキドキ体験「カンガルーのお散歩」真ん中が『エリカ』かな。おなかに注目!
近々、彼女に注目のイベントがあるかも!?

※今日のきのこ


もうさすがにストックがなくなってきました。
こういう苔っぽいところに生えているきのこも絵になりますねー。

また色がいい!でも図鑑でも記憶にも該当するきのこが見当たりません・・・(-_-)。
命名は・・・・「コケシロタケ(仮」です。

冬にきのこは生えない・・・。
しいたけの原木でも買ってこようかな 笑。

冬レポ毎日更新中!

ども。
前回、冬のイベント情報などどんどんアップしていきます!と書いたのですが、冬のイベントは『冬の円山動物園プロジェクト』略して『冬プロ』が主体となって進めております。(一応私もメンバーです)
このたび冬プロのブログその名も『冬プロレポート』略して、『冬レポ』がスタートしましたので、そちらで詳しくお知らせすることになりました。ぜひチェックしてみてください。
http://sapporo.100miles.jp/winter_pj/

さて、いつものように動物たちを見ていきますよ。

来年に向けて、気合いを入れて展示中のうさぎたちのなかからホーランドロップ!



来た当初は少し元気がなかったのですが、担当飼育員のがんばりもあり、今は元気いっぱいです。

担当飼育員のひな氏(子ども動物園ブログのまっするの写真はひどい)
http://sapporo.100miles.jp/zoo_kids/



とてもかわいらしい女の子です。

新ウサギ舎では、干支展も絶賛開催中ですので見にきていただきたい。


園内を歩いていると・・・・ペンギンたちが元気いっぱい。



よーくみてみると・・・・こどもがいます・・・。



右上!

この子ですね。


探して大人との違いを観察してみてください。


前回のブログでヤマトだと思ったユキヒョウ・・・リーベでした・・・(-_-)。
こちらがヤマト。

今回は背中に『小川』の文字が見えますので間違えてませんよ 笑。


レッサーツインズの名前も決まりました。
こちらは・・・・・おそらく『ライラ』!




元気いっぱいです。

冬こそ楽しい円山動物園へぜひおいで下さい。




※今日のきのこ



すばらしい!この複層形態。近未来都市を思わせます。
この色、形、ナラタケっぽい気がしますが・・・地面に生えてるように見えますね。
うーん。むずかしいです。『ナラタケ(仮)』にしときます。

ナラタケ(通称ボリボリ)は生える時期により早生、中手、奥手と3タイプに分けられ、色や形が若干変わります。きのこってむずかしい。

しんしんと・・・降る雪

ども。
札幌は昨日の夜から、雪が降り続け、一面真っ白な雪景色です。



今回、ブログを書くにあたり、書かなければならないことがあることを知っています。しかし動物園の職員である私がそれに触れるには、まだ少し時間が必要です。ご理解いただければ幸いです。ただ、今言えるのはこの事故、そして『カステラ』を円山動物園は決して忘れない。ということです。すべてのことを受け止め、よりよい動物園を目指して市民の皆様、全国の皆様とともに歩んでいきたいと思います。

さて、いつものようにお知らせ、動物の近況などをお伝えしますよ!

まずは『エランドの赤ちゃん』!



22/11/22に生まれ、今日で1週間。すくすくと元気に育ってます。人止め柵も解放しましたので近くでみれます。

この雪の中、元気な動物は・・・やはり『ユキヒョウ』これは・・ヤマトかな?


旭山動物園に移動することが決まっています。
・・・ヤマト。
「さらばー円山よー旅立つーユキヒョウはー(字余り)」・・・世代なもんですみません・・・映画も楽しみですが、まだ円山にいるうちに会いに来ていただきたいです。

ちょっと寒そうなのはニホンザル。



でも今は繁殖期で顔もおしりも真っ赤っかで元気いっぱいです。木を大きくゆするアピールも見れますよ。

ちょっと眠そうな『ブチハイエナ』。手前がメスの『カミ』かな?



レッサーツインズも元気に走ってます。(雪が降る前の写真です。)





来年の干支、ウサギ。これは『エゾユキウサギ』ですね。全身真っ白に変わり、準備万端です。



『干支のウサギ特別展』や『恋人たちのクリスマスナイトZOO』など、
冬のイベント情報などもこれからどんどんアップしていきますのでお楽しみに!


まさか・・・あのコーナーやるの?とエゾモモンガのタロウ(かな?)

※今日のきのこ(まだすこしはストックがありますよ!)

20101129-09.jpg

写真のピントが甘くなっちゃいましたが、
いい色してますね!
ちょっと淡いのが気になりますが紫色ですので、「ムラサキシメジ(仮)」です。
紫といえばどくどくしい気がしますが、
ムラサキシメジは食べるとおいしいらしいです。
冬でも楽しい円山動物園にぜひご来園ください。

白くまに思いを馳せる

ども。
少し書きます。

昨日、ネットを見ていましたら、釧路市動物園のホッキョクグマ『クルミ』が出産準備に入る。という記事を見つけました。
まだ妊娠したかどうかの判断はできないものの、普段とは違う行動を見せるようになったとのこと。
クルミと言えば、うちにいる偉大な父『デナリ』と交尾が成立したホッキョクグマ。初産になると思いますが、うまく妊娠してうまく子育てをして、りっぱな母グマになってほしいと思います。

さてうちにいる偉大な母『ララ』は・・・



やはり妊娠しているかどうかはまだ確定できません・・・。
しかしこちらも着々と出産準備を整えています。


「なにみてんのよ!」

そういえば旭山に言ったサッちゃん(サツキ)もイワンと交尾行動が確認されてましたね。
こちらも妊娠していれば、初産だと思いますが、がんばってほしいものです。


「今日は出番なし?」

円山動物園は『ホッキョクグマの繁殖基地宣言』をし、その後
『道内ホッキョクグマ飼育4園共同声明』を道内の動物園とともに発表し、動物園間のホッキョクグマを繁殖するために移動をしました。
詳しくはこちら→http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/polar_bear.htm


これで各動物園のホッキョクグマが出産し、無事に命をつなぐことができれば、こんなに幸せなことはありません。やったぜ!(まだ早いか)


今日も元気なピリカ

そして日本の動物園で、ホッキョクグマの繁殖の実績を積み重ねることが、海外のホッキョクグマ導入をスムーズに進めるために、なくてはならないことです。

海外でも貴重なホッキョクグマを、繁殖の実績の乏しい動物園に預けてもらえることは、ありえません。
まずその第一歩を踏み出せた(らしい?)ことが大変価値のあることだと思います。

来年、道内の動物園から続々と吉報が届くことを心待ちにしております。
もちろん、うちの円山動物園も・・・。

※今日のキノコ


切り株の横に生えているのは・・・おそらく『ムキタケ(仮』でしょう。
むかって右のが新しいのであざやかな黄色をしてますね。



ムキタケは食べれますが、毒キノコの『ツキヨタケ』と似ているので、
誤って年間に何度か中毒者が出ることもありますね。要注意!(円山動物園内のきのこはとっちゃだめ)




傘の上に生えているうぶ毛がキュート!





冬プロ始動!

ども。
きましたねー。佑ちゃん。
駒苫マー君と投げ合ったあの夏の熱闘を思い出します。ある意味運命ですね。
がんばれ齋藤!

などという話は置いといて、
札幌では初雪が降り、一気に冬模様です。


ごはん中のアメリカビーバーたんぽぽ(かな?)

例年、冬期間はお客様が減少するため、円山動物園では『冬の動物園プロジェクト』
略して『冬プロ』を発足し、いろいろなイベントやPRに努めています。
今年も今日まで2回ほど会議が開かれ、お客様に冬でも楽しんでもらえるように考えてますので、ご期待下さい。(まだ内容は言えませんが・・・)


「少しくらい、教えなさいよー」といっているマレーバクの円夏

そんな円山動物園ですが、今の注目は『どさんこの森』!
エゾリスが一気に5匹に増え、かなりにぎやかです。



朝早くが見るポイント!5匹が走り回って、くるみをかじっているようすなどかなり楽しい!

冬でも楽しい円山動物園に、ぜひご来園ください。
あ、寒さ対策は忘れずに。




※今日のキノコ
(この雪でこのコーナーがなくなると思ってた方もいらっしゃると思いますが、まだまだ大丈夫ですよ!)



切り株の真ん中に生えていた、このキノコ。
いい色です。



この特徴的なうろこ状の模様。傘のぬるぬる具合。
命名『ヌメリスギタケ(仮)』です。
というかおそらく本名です。食べたらおいしいらしいす。(動物園ではとっちゃだめですよ!)

ぬめり過ぎ・・・(-_-)。



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