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映画 『おとうと』
Posted by bluestar on 2010年1月20日(水) 22:25
山田洋次監督が、故・市川崑監督の『おとうと』に
オマージュを捧げた作品。
第60回ベルリン国際映画祭にて、クロージング・フィルム
として上映されることが決定した本作 『おとうと』 は、
姉弟の絆を通して描く家族ドラマ。
吉永小百合さん演じるしっかり者の姉と、笑福亭鶴瓶さん
演じる破天荒な弟の設定はご存じ「寅さん」の逆パターン。
試写で観た感想は、テーマがストレートな優等生作品。
現代劇なのにセリフや演出が不自然で正直古臭い。
魅力的な演技派キャストが揃っているだけにもったいない。
サユリストにはたまらない、変わらぬ美しさの吉永さん
ですが、たまには優等生じゃない演技や役柄も観て
みたいと思うのはワタシだけでしょうか?
印象的だったのは、小日向さんと石田ゆり子さんの
控えめで自然な演技。 加瀬君の胸キュンなセリフと、
加藤治子さんが個人的ツボ。
なんだかんだいっても、家族ものは泣けるっ。
【おとうと】 「公式サイト」
東京の郊外で、夫亡きあと小さな薬局を営み一人娘の小春を育ててきた吟子。
小春の結婚式の日突然、音信不通だった弟・鉄郎が現れ、酒に酔って披露宴を
台無しにしてしまう。激怒する身内の中、ただ一人弟をかばったのは吟子だけ
だったが、後日、ある出来事がきっかけで、吟子は鉄郎に絶縁を言い渡してしまう。
監督・脚本:山田洋次
出演:吉永小百合/笑福亭鶴瓶/蒼井優/加瀬亮/小林稔持
小日向文世/石田ゆり子/加藤治子 ほか
上映時間:2時間6分
■1月30日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: おとうと, ユナイテッド・シネマ札幌, 中央区, 加瀬亮, 吉永小百合, 山田洋次, 映画, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 笑福亭鶴瓶, 蒼井優, 試写会, 邦画
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映画 『ディア・ドクター』
Posted by bluestar on 2009年7月2日(木) 12:51
【ディア・ドクター】
東京の医大を出て山間の小さな村に研修に訪れた相馬は、村の医療を一手に
こなす中年医師・伊野の人柄に触れ、充実感を覚え始める。ある日、かづ子と
いう独り暮らしの未亡人から頼まれた嘘を突き通すことにより、伊野自身が抱えて
いたある秘密が明らかになっていく...。
胸をえぐられるような兄弟の愛憎劇を描いた 『ゆれる』 から3年。
人間の深層心理を鋭く描く、西川美和監督の新作は、
「僻地医療」をテーマに、シリアスな展開のなかに、コミカルな
シーンを絶妙に取り入れた人間ドラマ。
じんわり温かい気持ちになり、良い意味で期待を裏切られた。
西川監督って、人間や物事の二面性を描くのが上手過ぎる!
脚本・監督をこなし、溢れる才能に脱帽。
キャスティングもみごとにハマっていて、主人公・猪野役の鶴瓶さん
や豪華なキャストの好演が光る。
ファーストシーンから田園風景の「緑」と、場違いなBMWの「赤」
のコントラストが美しい。
さりげなく映し出される何気ないシーンも意味深で見逃せない。
改めて「医療問題」を考えたり、それぞれの立場で観かたが変わ
る映画だと思う。 個人的には、八千草薫さんと井川遥さん演じる
母娘の関係に、娘の立場で感情移入。あの空気感がたまりません。
オリジナル脚本三作目ですが、西川監督作品ハズレなし!
※シアターキノでは西川美和監督 『ゆれる』 を1日1回上映中。
まだ観ていない人はこの機会に是非!
~7/4(土) 20:30 (※7/4(土)のみ 20:45)
監督・原作・脚本:西川美和
出演:笑福亭鶴瓶/瑛太/余貴美子/井川遥/香川照之/八千草薫 ほか
上映時間:2時間7分
「公式サイト」
シアターキノ,札幌シネマフロンティア にて上映中。
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