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by 大熊 一精

大熊 一精
プロフィール

1967年生まれ、埼玉県川越市出身。
銀行系シンクタンクに12年間勤務の後、2002年から札幌市に移り住み、現在はフリーランスのコンサルタントとして活動中。 「一日一冊」を目標に、ジャンルを問わずに、本を読んでいます。読書量全体のうち、電子書籍端末で読む割合は3割ぐらい。 札幌市民になってからは、毎年、コンサドーレ札幌のシーズンチケットを購入し、2014年シーズンで13年目。週末ごとに悲しい思いをすることのほうが多いのに、自分が生きているうちに一度ぐらいはJ1で優勝してほしいと願いながら、懲りずに応援を続けてます。
著書「北大の研究者たち 7人の言葉」(エイチエス、2012年刊)


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スローカーブを、もう一球(山際淳司、角川文庫)

スローカーブを、もう一球(山際淳司、角川文庫)

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昭和60年2月10日初版発行。現在は電子書籍(Kindle)版も出ています。

 

もしかすると作品以上に言葉のほうが有名になった「江夏の21球」をはじめ、8本のノンフィクションが収録されている短篇集。何度も読んでいる本なのですが、山口高志の評伝を読んだら「江夏の21球」を思い出して(「江夏の21球」の舞台は山口高志の全盛期直後です)、ひさしぶりに読んでみました。

 

収録されている8本の短編のうち、野球をテーマにしたものは、半分の4本です。なかでも私が好きなのは、本のタイトルにもなっている「スローカーブを、もう一球」のラストシーン。進学校である高崎高校の、合理的すぎるほどに合理的な主戦投手の物語の、この、ラストの数行は、文字しか書いていないのに、目の前に映像が見えてきます。

 

好きなシーンの次点は、これまた高校野球を描いた「八月のカクテル光線」の、これまたラストシーン。山際淳司さんは、スポーツを描くにあたって当時としては画期的な手法を用いたことで、この本で日本ノンフィクション賞を受賞されたわけですが、あらためて読んでみると、映像を切り取るのが巧かったのだなと感じます。

 

有名な「江夏の21球」は、やっぱり、衣笠がマウンドに行く場面でしょう。

 

電子書籍版もあるので、未読の方は、この機会に、ぜひ!

 

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