札幌100マイル

オランウータン飼育日記&円山四季だより

オランウータン飼育日記&円山四季だより

2007年07月 の投稿一覧

換羽終了。

きれいになりました。

換羽が終了し、きれいになりました。黒光りして群れの中でも目立ちますよ。この羽

でまた一年間お世話になるのです。これから9月中旬にかけて順次換羽が行われま

す。孵化後、一年3ヶ月で羽が成鳥と同じ模様になりました。この子にも名前を付け

てあげればいいのにね。いっそのこと全個体につけたらどうかな。今度、担当の足利

君に言ってみようかな。パスも来年の今頃は、成鳥と同じ模様になるのでしょうね。

 左と中央の個体はこれから換羽をむかえます。羽の黒い部分が茶色く変化してき

ているがわかるでしょう。体に脂肪が付き、羽が少し浮いてきました。


 

テイジロウの環境エンリッチメント(採食について)⑨




桑の実。

メニューを増やすために購入飼料の他に、園内や自宅の庭に植えている果物等も

使用しています。現在は主にスグリや桑の実を与えています。その他、グミやプラム

も出番を待っています。秋になるとドングリやクヌギ、クルミ、コクワ等色々な物を与

えます。これらは一部、冷凍保存して冬季間も使用しています。

毎日、食事に変化をつけて、食べる喜びを味あわせたい。この苦労もテイジロウ

達の健康と、その喜ぶ姿を見たいから頑張ってやっているのです。

毎日作る巣?ベット?



 今までにない形です。思い切って野生のオランと同じようにたくさんの木の枝(剪定

した枝)を与えてみようかな。

 新しくできる屋外施設では、野生と同じく樹上に作れるようにしたいものです。 

ペンギンの換羽が始まりました。



 昨年の四月生まれのペンギンの子供が換羽にはいっています。一気に古い羽が

抜けて(抜けた時には新しい羽が生えています。)新しい羽になるのです。いつもは

七月中旬から九月中旬にかけて順次換羽にはいりますが、今年は6月の終わりから

換羽にはいりました。きっと、若いので新陳代謝がいいから、早めに換羽にはいった

と思います。換羽にはいる前にたくさんの魚を食べて、丸々に太ります。(体に脂肪を

たくわえます。)エネルギーをたくさん使うからですよ。だから換羽が終わると急にや

せるので、皮膚が弛んでしまいますが、すぐに元にもどります。換羽中はあまり餌を

食べなくなりますよ。




 右にいるのが今年の2月に生まれたPAZ(パス)です。換羽前はパスと同じ模様で

すが、換羽が終わったら真ん中のペンギンと同じ模様になります。換羽が近づくと黒

い部分が茶色っぽくなり、体全体が膨らんできます。




 換羽中は水に入りたがりません。水に入ると溺れそうに羽をバタバタつかせます。

換羽が終わると黒光りしてとてもきれいですよ。一年のうち、この時が一番きれいだ

と僕は思います。

 換羽が終了したら写真を載せますね。

毎日作る巣?ベット?



20070702-02.JPG

やっぱりその日の気分で作る場所や材料を変えるのかな?

平均して各部屋の奥の壁側に作るのが多いです。後ろや横に壁があると安心するの

かも知れません。いつも、あっちこっちから物を運んで作っています。僕だったら床

に麻袋やシャツを敷くのだけどね。

20070702-03.JPG

ニホンザリガニ。



  人と動物と環境の絆をつくる動物園ということで、当園では3つの柱の行動指針を

つくりました。その中のひとつ、生物多様性の確保に向けた行動として、北海道の野

生動物復元プロジェクト(○○○・プログラム)をたちあげています。
  
 札幌の原風景を取り戻すために
 
 北海道の中でも開発が進んだ札幌市においては特に野生動物の減少が著しい状

態にあり、動物園敷地に隣接する円山原始林や円山川、円山公園との連続性の中

でエゾリスやエゾモモンガ、オオムラサキ、オニヤンマ、ニホンザリガニなどの身近

な動物の繁殖や自然のへの復元にも取り組んでいきます。






   ザリガニ採集。
 
 円山川支流にはニホンザリガニは生息していますが、個体数は非常に少なく絶滅

寸前だと思います。今年も何度か数人でザリガニ調査をしましたが、円山水系では

まだ4匹しか確認できていません。僕が子供の頃にはたくさんいたのですがね。環境

汚染でしょうね。 当園では昔のような自然を取り戻し、たくさんの生物達が暮らせる

ように取り組み始めています。オオムラサキに続きにホンンザリガニです。
 

これから飼育と繁殖に取り組みます。

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