札幌100マイル

オランウータン飼育日記&円山四季だより

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ペンギンの換羽が始まりました。



 昨年の四月生まれのペンギンの子供が換羽にはいっています。一気に古い羽が

抜けて(抜けた時には新しい羽が生えています。)新しい羽になるのです。いつもは

七月中旬から九月中旬にかけて順次換羽にはいりますが、今年は6月の終わりから

換羽にはいりました。きっと、若いので新陳代謝がいいから、早めに換羽にはいった

と思います。換羽にはいる前にたくさんの魚を食べて、丸々に太ります。(体に脂肪を

たくわえます。)エネルギーをたくさん使うからですよ。だから換羽が終わると急にや

せるので、皮膚が弛んでしまいますが、すぐに元にもどります。換羽中はあまり餌を

食べなくなりますよ。




 右にいるのが今年の2月に生まれたPAZ(パス)です。換羽前はパスと同じ模様で

すが、換羽が終わったら真ん中のペンギンと同じ模様になります。換羽が近づくと黒

い部分が茶色っぽくなり、体全体が膨らんできます。




 換羽中は水に入りたがりません。水に入ると溺れそうに羽をバタバタつかせます。

換羽が終わると黒光りしてとてもきれいですよ。一年のうち、この時が一番きれいだ

と僕は思います。

 換羽が終了したら写真を載せますね。

ニホンザリガニ。



  人と動物と環境の絆をつくる動物園ということで、当園では3つの柱の行動指針を

つくりました。その中のひとつ、生物多様性の確保に向けた行動として、北海道の野

生動物復元プロジェクト(○○○・プログラム)をたちあげています。
  
 札幌の原風景を取り戻すために
 
 北海道の中でも開発が進んだ札幌市においては特に野生動物の減少が著しい状

態にあり、動物園敷地に隣接する円山原始林や円山川、円山公園との連続性の中

でエゾリスやエゾモモンガ、オオムラサキ、オニヤンマ、ニホンザリガニなどの身近

な動物の繁殖や自然のへの復元にも取り組んでいきます。






   ザリガニ採集。
 
 円山川支流にはニホンザリガニは生息していますが、個体数は非常に少なく絶滅

寸前だと思います。今年も何度か数人でザリガニ調査をしましたが、円山水系では

まだ4匹しか確認できていません。僕が子供の頃にはたくさんいたのですがね。環境

汚染でしょうね。 当園では昔のような自然を取り戻し、たくさんの生物達が暮らせる

ように取り組み始めています。オオムラサキに続きにホンンザリガニです。
 

これから飼育と繁殖に取り組みます。

今年もオオムラサキの幼虫発見。



 去年に引き続き、今年もオオムラサキの幼虫を確認しました。先輩飼育員が三十

数年前に種から育てたエゾエノキ(オオムラサキの食樹)が大木に育ち、昨年、野性

のオオムラサキがそこから飛びたつようになりました。

昨年は数匹の蝶が飛び立ちました。
 
 
エゾエノキの苗。

  これは昨年、一年ものの苗を移植しました。2~3年育ててから園内に植樹しよう

と思います。成虫が吸う、樹液が出る木が少ないのが気になります。



動物園

  日本の「国蝶」オオムラサキ。日本産タテハチョウ科のなかでは最も大型の美麗

種です。羽化直後の新鮮な雄が、翅を開いたときの青紫色の輝きは、神秘的で「自

然のつくりだした芸術品」と言われています。

幼虫はエノキやエゾエノキの葉を食べて成長します。秋にエノキの根もと近くの落ち

葉にとまって越冬し、若葉が生えるころ木によじ登り蝶になる準備をします。成虫は

雑木林のクヌギ、コナラ、クリなどの樹液を吸って生活します。


  現在、自然破壊や生息環境の悪化で、分布域や個体数が確実に減少していま

す。

一気に抜けた

タンチョウの羽根

 


  一気に抜けた。

 6月14日、タンチョウの翼の羽がいっきに46本抜けました。15日は14本抜けまし

た。3日ぐらいの間に翼の羽が全部抜けるのです。(だいたい一年おきにこのような

現象が起こります。)一気に抜ける羽は生えるのも早いですよ。勿論、生えるまでは

飛べません。見た感じ体がふたまわり小さく見えます。

  抜ける。      
 
 オランウータンの毛は、人間の髪の毛と同じで一生延び続けます。同じ類人猿でも

チンパンジーやゴリラは、人間の体毛と同じく一定の長さになり、古くなったら抜け

落ちて新しい毛が伸びてきます。テイジロウはまだまだやんちゃでよく動き回るの

で、毛が擦り切れちゃって短くなっています。大人の老齢オスは、あまり動かないの

で擦り切れません。だからウェッディングドレスのように長い毛を引きずるのです。


鷹匠見習い

 鷹匠見習い。  

猛禽類のフリーフライト&鷹匠体験を手伝って、この秋で三年になります。未だに上

手く猛禽をコントロールできません。鷹を飛ばすのも受けるのも、風を見るのが難し

いのです。 鷹匠の本田師匠(北海道で1名、全国でも9名しかいない。)に日夜教え

て貰っていますが、センスの問題か?なかなか上手く鳶をコントロールする事が出

来ません。それでも鷹匠体験の手伝いはできるので、まあいいやと思ってやってい

ました。ところが、この春にデビューすることになったのです。

昨年の冬は、平日で3~4人という日も結構ありましたが、今年は30人ぐらい来るよ

うになり、人気が高まってきたので、師匠が休みの時もフリーフライトを行う事になり

ました。練習のときは、まあまあ上手くいっていたので、何とかなると思っていました

が、いざ行うとなかなか思うようにいきません。上手くいかないと喋りのほうもパニック

をおこして、何を言っているのか判らなくなり、悲惨な状態に陥ります。自信をもって

やっていないので、それが鷹にうつるのでしょうね。  


 現在、平日に百人ぐらい見にきてくれるようになりましたが、まだまだ、お客さんに

上手く話せない、上手く鷹をコントロールできないという状態です。


あんまり上手くできない時は、こう言うのです。「実は今日、本物の鷹匠はお休みで

す。代わって偽者の鷹匠の私がやります・・・。」  この言葉を、いつまで使えるか

な。


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