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キリンの嫁さん 輸送実況 第2回目
Posted by zoozakki on 2009年10月13日(火) 15:32
続いて実況第2回目です。
といっても今頃、熊本ICから高速道路で北九州の新門司港に移動中と思われますので、ご紹介する写真があまりありません。
高速道路を移動中のキリン。檻に入っているので見えません・・・
檻の前にあるのはお昼ご飯?です。
なので、今回の嫁入りの経緯についてご紹介したいと思います。
今回のキリンの嫁入りは、動物交換という方法で実現したものです。
一般的に動物園が動物を手に入れるには、どこかから買うか、借りるか、誰かと交換するかという3つの方法がありますが、キリンを買うとなると相当なお金が必要になりますし、借りる場合は、そのカップル間に生まれた子供の帰属等が少し面倒ですし、いつか返さなくてはならない時が来るわけで、その輸送費もかさみます。
その点、動物交換であれば輸送は一度で済みますし、生まれた子供の所有権で悩むこともありません。
ただ、交換というからには、受け入れる側も相手方に動物を提供する必要があり、またそれは一般的に等価である必要があります。
ここで円山動物園のこれまでの実績が生かされました。
昨年の11月になくなったマサイキリンのタカヨは13頭出産し、うち7頭を他の動物園に送り出しているのですが、実は熊本市動植物園にも、平成4年と平成7年に子供を送り出しておりました。
今回のお嫁さんと交換になったのは、平成7年に当園から送り出した「ラン」という個体です。
ランは繁殖のための貸し出しという形で出していたため、今回ユウマのお嫁さんとなる個体と交換するという形にしたわけです。
さらに平成4年に送り出した「ユキ」は今回来るお嫁さんの母親でもあります。
昨年亡くなったタカヨのいくつもの功績があって初めて今回の嫁入りと相成ったわけです。
このことにドラマを感じるのは私だけでしょうか?
在りし日のタカヨ
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