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キリンの嫁さん 輸送実況 第6回目
Posted by zoozakki on 2009年10月14日(水) 15:05
ブログをご覧の皆様
キリン実況お楽しみいただけてますでしょうか?
あまり実況になっていないような気もしますが、お楽しみいただけるようにがんばります。
お嫁さんですが、先ほど舞鶴港に到着いたしました。
途中、檻の側面から顔を出してしまうというアクシデントがあり、急遽側面をシートで覆う作業を行ったそうです。
その影響か、今度は背面から丸見えになってしまう状態になっているようです。
後続車の方はさぞかし驚かれることでしょうが、輸送中のキリンを目撃するなんて一生に一度あるかないかです。
ぜひとも心のアルバムに大切にしまっておいていただくとともに、びっくりしすぎて追突などしないようお気をつけいただきたいと思います。
現地では3時ころから大粒の雨が降ってきたそうですが、お嫁さんの状態は良好だそうです。
これよりフェリーに積載し、日付が変わる頃に小樽港に向けて出発となります。それまでは待機です。
そろそろ書くネタもなくなってきていますが、今回は輸送のお話です。
小さな動物であれば全く気にならない輸送も、大きな動物になると、特にキリンのような特殊な動物になるとなかなか悩ましいことになります。
ネックになるのは首の長さです。
さりげなくセンスの光る洒落を入れてみましたがいかがでしょうか?
小粒でもピリリと辛い山椒のような味わいがあると個人的には思っているのですが・・・
まあそれはさておき、
キリンは首を伸ばした状態だと高さが3m以上あります。
一方、その辺の街中で走っているトラックなんかを見ると、車体の高さは大体3mくらいですよね。
キリンは普通にさせているとトラックよりも背が高いのですよ。
そんな動物をトラックに積むわけですから、普通のトラックに載せると、トータルで4mを軽く越してしまうわけです。
そうなると通れる道路が大幅に制限されてしまいます。
電線やらトンネルやらに引っかかってしまうことがあるわけですよ。
なので今回は少しでも通れる道の選択肢を増やすため、少し檻の中で首を低くしてもらうような檻を用意するとともに、低床のトレーラーで運んでいます。
凹んでいるところに荷物を載せるのだそうです。
初めて見ましたが、低床トレーラーってすごいですね。
駆動系はどうなっているのか不思議です。エンジンが二つあるのか?
まぁそれほど興味はないんですが。
積み込んでいる様子です。
それと檻の大きさも悩ましいところです。
広すぎるとその中で興奮して暴れ周り、怪我をする恐れがありますし、狭すぎると動けなくなってしまう恐れがあります。
あれだけ大きな動物になると、普通にしているだけで足にかかる負担は大変大きく、長時間同じ姿勢を強いられることにより、蹄や肢の関節に異常が起きる可能性もありますし、寝込んだまま起き上がれずに、褥創(床ずれ)が起きたり、最悪血液循環に負担がかかり死に至ることも考えられます。
幸い今回の檻は、輸送業者さんが動物のサイズに合わせて考えてくれたようなので、暴れられないような適度な狭さで、かつ檻の中で旋回することもできるようです。
向井係長もついてますし、安心ですね。
心配なのは気温と雨露です。
防寒対策としてもう一枚シートを重ねて覆うことにました。
フェリーの出港が夜中なんですが、なるべく早めにフェリーに積みたいですね。
明日の小樽の天気は晴れだそうです。
札幌の明日の天気は曇りのち晴れだそうですが、気温は今日より低いようです。
何とか暖かくなってくれると良いのですが・・・
追記
明石海峡大橋(淡路島と本州をつなぐ橋だそうです。通ったことないので良く分かりません。)を渡ったときの写真です。
このときは晴れていたんですね。
そのときのお嫁さんです。
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