さつきとわたし
Posted by zoozakki on 2009年10月30日(金) 18:00
わたしとさつきの出会いは今を溯ること三年前、
ピリカの生育も落ち着いた2006年5月28日晴天の午後帯広動物園に趣味も兼ねて遊びに行った時でした。
今にして思えば帯広に独身のホッキョクグマ雌がいるなどとは想像もしておりませんでしたから初めてさつきを見た時は衝撃が走りました。
ですが次の瞬間デナリの嫁という考えも直ぐに想い描きました。デナリはララが子育て中は同居できませんから、別居していつも遠目でララを見つめているだけでした。
私はそんなデナリに常々同情と共感を得ていました。
ララの育児中なんとかデナリに他の雌を同居させることは出来ないだろうか?
そんな時にさつきと出合ったのです。光明がさしました。しかし、さつきは美熊でしたが15歳です。手をこまねいていてはさつきまで埋もれてしまう。
私はなんとしてでもデナリの嫁にという考えですぐさま上司に相談しました。それと時を同じく、帯広の担当者とも会談し私の考えを伝えました。
ただでさつきを円山動物園に出しては帯広もホッキョクグマがいなくなってしまうので、生育中のピリカと交換ではどうだろか?
デナリとララの繁殖は続くのでどちらにせよピリカはいつか円山動物園から出て行かなければなりません。それならばさつきとピリカを交換すればお互い損は無いと云う所で落ち着きました。
帯広動物園時代のさつき
次回へ続く・・・
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