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冬ごもりと目覚め
Posted by zoozakki on 2011年3月5日(土) 14:17
どーもこんにちは。
昨日一昨日とヒドイ大雪でした。
お陰で腰が痛くて仕事が出来ません。
人間はうんざりしますが、動物には喜ぶものもいます。
たとえば
ホッキョクグマは当然でしょう。
マレーグマは熱帯のクマなので少々うんざりしているかもしれません。
アメリカクロクマの風子さんです。
彼女はこの時期になると冬ごもりしたくて仕方なくなります。
円山動物園では基本的には冬ごもりはさせていません。
1・健康管理が難しい
円山動物園で仮にクマが冬ごもりをしてしまうと、外から穴の中を確認することは出来ず、健康管理が大変難しくなります。また、お客様からも観覧出来なくなってしまいます。
2・冬にも餌が豊富にあたる
野生のクマは冬場餌が少なくなることにより、秋に脂肪を体に蓄え体力が消耗しないように冬ごもりをしますが、動物園のクマは常に餌が食べられる状態で特に脂肪を蓄える必要がありません。そもそも冬ごもりする理由がないのです。
以上の理由から動物園のクマは「冬ごもりさせない、しない」ことが多いのですが、風子の場合は大雪が降ると冬ごもりしてしまいます。
本日午前中で掘りあげた冬ごもり用の巣穴。
「風子ちゃん?寝たの?」
ちょっとの事では起きません。
「じゃあ今日から餌はいらないね」
「・・・・・・」
やべ!起きた
すいません、ゆっくり寝ていてください。
こちらの親子はそろそろ産室から出てきそうです。
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