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ブラッザグェノンを観に行こう!
Posted by zoozakki on 2015年7月16日(木) 19:51
みなさんこんにちは、広報担当のいとうです。
数日前の札幌はうだるような暑さでした。
涼しいところが好きなレッサーパンダなんかはもう ぐでーっ ですよ。
でもすぐにまた札幌らしい、カラっとした爽やかな天気に戻り、気温も落ち着いたので、動物たちも幾分過ごしやすくなったのではないでしょうか。
さて、今回やってきたのは「モンキーハウス」。
ここではマンドリルやオマキザルなど7種類のモンキーたちが生活しています。
天気が良い日は、サルたちは外の放飼場でのびのびと暮らしています。
突然ですが、ここで気が付くポイントがあることにお気づきでしょうか。
そう、これです。
サルたちのいる放飼場の真ん前に植物のプランターが置かれていますが、これはなんなのでしょう?
おサルさん達が見えにくいよ~、と思う方もいるかもしれませんね。
実は、これは「緑のカーテン」といって、網を蔦ってぐんぐんと伸びた植物の葉で太陽光を遮断し、日陰をつくってあげることで、サルたちのいる放飼場の気温上昇を抑える効果があるのです。
植物の葉の蒸散による気化熱を利用して、温度上昇を抑えるという効果もあるそうで、サル達の過ごす空間を良くしてくれるとっても素晴らしいエコアイテムなのです。
いろいろ種類があるみたいなので、ちょっとだけピックアップしてみましょう
こちらのオレンジ色の花が咲いているのは「ハナマメ」だそうです(すみません、私は植物には疎いもので…)
こちらはヘチマですね。
よく見るとちっちゃなヘチマの実が付いているようなのですが、これがどんどん大きくなるのか、それともこれは実ではないのかは、定かではありません(ごめんなさい)。
こんな綺麗な青い花も咲いていました。
「ヘブンリーブルー」というのだそうです。
「天国の青」
なんともお洒落な名前ですねぇ。
さてさて、前置き(といったら失礼ですが)が長くなってしまいましたが、タイトルを見ると解りますが今回の本題はこれからなのです。
こちら
HPでもお知らせしていますが、この度、ブラッザグェノンに新しい仲間がやってきましたー!!
7月7日に上野動物園からやってきたメスの「ヒデミ」です。
で、です。
そもそも「ブラッザグェノン」ってなんですの?
って方もいらっしゃるかと思います。ブログなどでも、ブラッザグェノンをフューチャーしたことは殆ど無いのではないでしょうか。
ブラッザグェノンは、オナガザル科のサルで、アフリカに住んでいるそうです→詳しくはこちら
一番の特徴といえば、なんといってもこの白いヒゲですね。
見てください、この佇まい。
まるで仙人のようです。
でも、実はよく見るとつぶらな瞳をしていて可愛らしい顔をしているんですよ(^.^)
そんなブラッザグェノンのヒデミちゃん。これまで1頭で居たオスの「梅里(バイリ)」との繁殖を目的にやってきました。
新しく仲間に加わって間もないですが、どんな様子でいるのかちょっと観てみましょう。
おっ、金網を登って、軽やかな動きです。梅里との見分け方は、ヒデミのほうがちょっとだけ小さいです。
この後、おもむろに梅里に近寄るヒデミ(左)。
やっぱりまだ慣れていないのかなぁ。
人見知りならぬサル見知りちゃんかなぁ。
なんて思っている間も無く
ヒデミちゃんから梅里のもとへ!
なにやら毛づくろいを始めたみたいです。
とっても仲良くやってるじゃーん!ヒデミカンゲキー!
あ、解らない人ももうたくさんいるかな(^_^;)
と、安心していると
突如、梅里の前に回り込むヒデミ(左)
おっと!
ヒデミが梅里の鼻をいじりはじめました。
こちょこちょこちょこちょやっております!
(全く動じない梅里…)
あわわわわーっ
今度は両手を使って梅里の口を「あーん」と強引に開けるヒデミ。
「こらこらーっ」って心の中で思いましたが、これまた全く動じない梅里を見ると、まんざらでもない様子。
歯医者さんかい!と突っ込みたくなるような「はいお口見せてくださーぃ」的シチュエーション
いやー、とっても仲良くやっているみたいでした(^.^)
安心、安心
この後も2頭はとっても仲良く、ときに自分の世界で各々行動し、ときに寄り添っておりました。
いつか2人(思わず擬人化してしまいました)の可愛いベビーが見られる日を楽しみにしたいと思います。
っていうか、ブラッザグェノンの赤ちゃんって見たことないけどどんな感じなんだろ!?
産まれた瞬間から仙人?ベビー長老??
とっても気になるところです。
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