エゾサンショウウオ産卵、2017。
Posted by zoozakki on 2017年3月29日(水) 08:41
今年もこの季節がやってまいりました。
見えますか?右下に写っている白くてモヤモヤしたもの。
エクトプラズムではありませんよ。
エゾサンショウウオの卵でこざいます。
野生と比較すると10日程度早いですが、例年通り産卵が始まりました。
この時期のオスは体全体がゴツくなり、尾の形状も変化します。
より繁殖に適した体型になるのです。
こういった興味深い形態の変化が見られるのもこの時期だけ。
共に暮らす宿根草たちの芽も出てきました。
冬場、地上部は枯れ落ち姿を消しますが、春が近づくと気温や日長の変化を感じ取り、再び活動を開始します。
こちらはミズヒキ。
夏緑性のシダたちもぐんぐん伸びてきました。
今年も無事に姿を見せてくれたサラシナショウマ。
ここでは完全な屋内人工環境であるにも関わらず、北海道の両生類、そして植物たちまでもが自然界と同様の暮らしのサイクルを維持できているのです。
隣のエゾアカガエル。
こちらもそろそろ産卵が始まりそうですね。
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