札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

2017年05月 の投稿一覧

食事風景。

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マンゴーよく見つけたね。

種に着いている繊維まで歯でこそぎ取って食べてるよ。

大好きだからね。

 

 

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木の枝を持って何をしているのかな~。

 

 

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ホースを取ったのか。

もう床まで手が届くようになったからね。

 

 

 

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あれっ、ホースの中の物は食べないの。

貴重なマンゴーの種の方が先なんだ。

 

 

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貴重な物は少しづつ味わって食べるんだわ。

 

 

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床にぶつけて食べ物を下に下げます。そして、吸って食べるんだけど、小さな頃は肺活量が少なくこの方法では、なかなか上手く食べる事が出来ませんでした。それで穴の中に木の枝を入れて押し出して食べたりしたんだけどね。

 

 

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そんなのいらないよ。

 

 

プレゼント。

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お客様からテナガザルの「そら」君に果物のプレゼントがありました。

ありがとうございます。

さっそく与えますね。

 

 

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ユキヒョウ 「シジム(メス)」と「アクバル(オス)」の同居について

       園内はコブシやサクラが満開の季節、

                   開花と共にメジロも渡ってきました 

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    さて、ユキヒョウの「シジム(メス:6歳)」と、

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  「アクバル(オス:11歳)」の同居について、

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  担当の三浦(麦ワラ)から、状況をお伝えしたいと思います。

 4月16~24日の期間、メスのシジムに、今シーズン4回目の発情が見られました。

 その内、20~23日は、シジムの発情行動がより強くなり、

   アクバルもシジムへの意識が集中している為、同居をしました。

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  同居は寝室で実施。

 同居のタイミングは、

 ①オリ越しで互いに鼻を鳴らして積極的に、挨拶行動をしているのか。

  また、

 ②オリ越しにシジムがアクバルを誘い移動をする、

    この移動に反応してアクバルが追尾をしているのか。

  以上の行動から、

 アクバルとシジムの「発情レベルのバランス」がとれているのかを判断します。

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 同居のタイミングは、飼育員が誘導する事では無く、ペアの行動から伝わってきます。

  より集中して観察、観察、観察から機会をねらいます!

 食肉目ネコ科については、発情状態が良好なので、

   同居をして交尾という、シンプルな事柄ではありません…

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 発情のバランスが取れていなければ、

 その気の無い個体は、嫌がって威嚇をします、

 身がキケンと感じれば攻撃する場合もあるのです。

   ユキヒョウでは、同居は慎重な見極めが必要となります!

 また、同居計画をたてて、従事する職員の役割を決め、

 万が一に備えて、闘争回避用の高圧ホースや竹竿を準備します。

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  結果については、交尾行動が20日に28回、21日は32回、22日は19回あり、ペア共に負傷もなく同居ができました。

  今後については、シジムの今季発情周期から、次回発情は5月20日前後を予測しています。

 発情が無い場合は、妊娠の可能性もありますが、ユキヒョウの季節発情(冬~初春)が終了しただけかもしれないので、

  観察、観察、観察から判断となります。

 ちなみに、当園ではネコ科の同居方法は大きく分けて2つあります。

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 ① 繁殖期の発情中のみ同居をして交尾をさせる方法。

      (ペアの相性がまだ十分わからない場合)

      ペアの発情レベルの見極めが重要になります。

      間違えればリスクがある場合もということ…、

     繁殖期に入れば、日々の観察がより重要になります。

     シジムは、今回はじめての同居だっため、こちらの方法で行いました↑

 

     過去2回、「リーベ」と「アクバル」との同居はこちら↓

  ② 繁殖期の前からペアを同居動物として馴致をして過ごさせる方法。

     (ペアの相性が良いとわかっている場合)

     繁殖期の発情中には親密な関係ができている為、交尾は容易となりますが…

     その分、この関係を築くための同居馴致期間は長く、毎日見極め、見極めをしながら、

     闘争させずに徐々に同居時間を伸ばしていきます。

     つまり、馴致期間中は動物たちと飼育員の緊張が続く、大変な事柄となります。

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「人と動物と環境の絆をつくる動物園」

―札幌市円山動物園― 

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ネコ科の同居中に思うことは、

飼育下での「種の保存」について、本当に大変であるということ…

野生下では、好きであればペアとなり、

嫌であれば回避して、他の個体を探しに行くなどと、

当然ですがうまくバランスがとれているし…

夢物語ですが同居だけに特化した、

自然の行動を引き出せる獣舎があれば、

繁殖が少しでも容易になるのかな?…と、

色々考えてしまう…麦ワラでした。

プレゼント。

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お客様から母の日という事で、レンボーに2件、この様なプレゼントが届きました。

ありがとうございます。

レンボーも喜ぶと思いますよ。

苦労させる。

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実際に木に生っている果物を採って食べる感覚。

いいよねぇ~。

 

 

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こんな風にやるのも、やらないよりはいいと思うんだけど、なるべくなら高い所で苦労しながら取って食べさせる方がいいな。

 

 

 

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休み明けにちょっとやってみようかな。

高い所で苦労させて食べさせる。

 

今までも色々とやって来たけど、新たな変化をつけてみようと思います。

食べて運動する。

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見つけました。

 

 

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取って食べるの上手になったわ。

 

 

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あっ、落としちゃった。

 

 

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でも枝の先、甘いから舐めちゃおうっと。

 

 

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おっ、また見つけたよ。

 

 

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最近、よく動き回るんだわ。

もうそろそろ新しい生木とチェンジしようかな。

元々、そら用に入れていた生木だからね。

 

GW最終日です!

円山動物園ブログをご覧の皆様、こんにちは!

今年度のGWも本日が最終日となりました!

GW期間は天候にも恵まれて、

また、桜もタイミングよく満開となりました。

昨日(5月6日)の午前中はあいにくの雨でしたが、

開園直後から多くのお客様が来園してくださいました。

ありがとうございます。

動物園スタッフが園内の写真を撮りましたので、

ご紹介いたします^^

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桜と鹿

少し離れていますが、

桜と鹿のコラボレーションです!

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こちらはシンリンオオカミのジェイです^^

オオカミの放飼場内にも桜が植えてあり、

プールに桜の花びらが浮かんでいますね!

ちらっと視線をくれるジェイに感謝です^^

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世界の熊館に行ってみると、

ララ親子とデナリの3ショットに成功しました!

ララが下向きになっているのが少し残念ですが…。

隣の獣舎なので、お互い顔を見ることができていいですね^^

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熱帯鳥類館では、オニオオハシのポコが餌を食べていました^^

しばらく眺めていると…

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カメラ目線で餌を咥えて…

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ポロッ…

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あーあ、落ちちゃった…

なにか言いたげなポコでした。笑

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カバ・ライオン館のライオンを

間近で見ることができるのも迫力満点ですね!

本日は風が強いですが、晴れていますので

お時間のある方はぜひ円山動物園に遊びに来てくださいね^^

マンゴウ。

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お客様からレンボーにマンゴウの寄付がありました。

ありがとうございます。

「母の日」も近いから、特別にレンボーに一個丸々与えようかな。

成長。

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もう自分で取って食べるんだよ。

気分がいいだろうね。

時にはお母さんの持っている食べ物を横取りする時もあるんだよ。

 

 

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移動だってお茶の子さいさいです。

成長したね~。

野草。

 

やっと草食性の爬虫類達に野草を与えられる時期がきました。

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市販されている葉野菜も悪くはないのですが、

やっぱり「野の物」の方が栄養面から見ても断然にいいわけです、タダだし。

タンポポ、アカツメクサ、シロツメクサ、ルーサン、ハコベ、クワ、イネ系、など、園内は食材の宝庫。

 

こんな若くてうまそうなタンポポの株を見つけると、僕はすっかり舞い上がってしまいます。

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旬な物をふんだんに使える幸せ。

 

花も素晴らしい食材です。

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リクガメもイグアナもみんな大好きです。

この時期になると自然と脳が野草チャンネルに切り替わり、移動中は無意識に下ばかり見ながら野草を探してしまいます。

おかげで園内のどこにどんな餌となる野草があるかは把握できていて、草刈り作業が一斉に行われてしまっても、ここにだけは残っているという場所も抑えております。

これからはこの野草類を摘んできて、オリジナルサラダを作るのが日課です。

 

さっそくサイイグアナにも約半年ぶりの特製野草サラダを提供しました。

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野草をさけて、人参だけを器用に食べてます。

ではまた。

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