札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧

映画 『パブリック・エネミーズ』

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『ONE PIECE 』は大変なことになっていますが (映画館レポこちら★
ワタシは ゆったり 『パブリック・エネミーズ』 観賞。

伝説の銀行強盗ジョン・デリンジャーと彼の恋人ビリーの恋愛逃亡劇。

大胆不敵な手口で銀行強盗と脱獄を繰り返すジョン・デリンジャー
を演じるのは、ご存じ ジョニー・デップ
デリンジャーの男の美学に惚れ惚れ、ジョニデ 格好良すぎっ!

なんといっても口説き文句にメロメロ(笑)
「好きなものは、野球、映画、高級服、速い車、ウイスキー、そして○○だ」
こんなことジョニデに言われたら、惚れてまうやろぅ!

この他にも羨ましいセリフを言われる運命の恋人ビリー役は
『エディット・ピアフ』のオスカー女優マリオン・コティヤール

作品自体は普通だったのですが、最後まで色気のある
ジョニデの魅力に惹き込まれた感じ。 ラストはグッときた。

パブリック・エネミーズ   「公式サイト」
1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン・デリンジャーは紳士的な態度と鮮やかな手腕の
銀行強盗として注目を集めていた。ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しい
ビリーに目を奪われる。二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にか
ビリーは彼の前から姿を消す。


原題:Public Enemies
監督:マイケル・マン
原作:ブライアン・バーロウ
出演:ジョニー・デップ/クリスチャン・ベイル/マリオン・コティヤール ほか
上映時間:2時間21分

■スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道で上映中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』



二ノ宮知子さんの原作漫画は未読、TVドラマもほとんど
見ていないのに、友人に誘われて 『のだめカンタービレ
の試写会へ行ってきました。 

期待通り音楽は圧巻で、オケの演奏シーンは鳥肌もの!
映画のテンポも良く面白かったのですが、ギャグや
大げさなCGに引きまくり。

正直、アノ世界観についていけませんでした...。
ファンの方ごめんなさい。

※隣のオバチャンペアには大ウケで、小ネタとかいちいち
口に出して椅子を揺らして大笑い...(汗)

前編は、のだめ(上野樹里ちゃん)より、千秋(玉木宏くん)の
出番が多かったので、玉木ファンにはたまらないかも。

映画スタンスで観賞した、ほぼ「のだめ」初心者のワタシは
ついていけませんでしたが、ドラマファンの方は大いに
楽しめる作品なのではないでしょうか?

ぜひ音響の良いシアターで観る事をおすすめします。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編   「公式サイト」
プラティニ国際音楽コンクールで優勝した千秋は「ルー・マルレ・オーケストラ」の
常任指揮者になることになったが、オケは資金不足で、多くの団員が辞めていき、
公演の観客も集まらない状態。非協力的でやる気の感じられないオーケストラに
失望した千秋は、のだめに定期公演の「ボレロ」のチェレスタの演奏を依頼するが...。


監督:武内英樹
原作:二ノ宮知子(「のだめカンタービレ」講談社)
出演:上野樹里/玉木宏/ウエンツ瑛士/ベッキー/山口紗弥加/山田優
    谷原章介/なだぎ武/福士誠治/吉瀬美智子/伊武雅刀/竹中直人
    瑛太/水川あさみ/小出恵介ほか
上映時間:2時間1分

■12月19日(土)より
札幌東宝公楽,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 

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映画の感動が蘇るCDもおすすめですよ。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編




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映画 『パンドラの匣』



ヴィヨンの妻』 に続いて、生誕100周年を迎えた太宰治の
原作小説を映画化した 『パンドラの匣』 を観賞。

今回も原作は未読。 なんとも不思議なトレーラー
惹かれて観てみたら、コレが大正解!

物語は、風変わりな結核療養所を舞台に、そこへ入所した
少年「ひばり」に芽生えていく恋心や希望を瑞々しく描く。

コレは本当に太宰作品なのか?
レトロポップな独特の世界観と映画を彩る菊地成孔氏の
手がけた音楽にハマった。 後半失速の「ヴィヨン」より好み。

太宰×菊地コラボも素晴しいのですが、キャスティングが絶妙。
フレッシュな染谷将太くんに、芥川賞作家で歌手でもある
川上未映子さんの映画初出演とは思えぬ妖艶さと存在感、
小悪魔キャラがハマっていた仲里依紗ちゃんの好演が光る。

「やっとるか」 「やっとるぞ」 「がんばれよ」 「よーしきた」
なんとも不思議な診療所の掛け声と音楽が頭から離れない(笑)

パンドラの匣   「公式サイト」
結核を患う少年・ひばりは終戦を機に、「健康道場」と称する風変わりな結核療養所に
入所。看護士のマア坊や、美人看護士長の竹さん、個性的な療養患者たちとの日々を
通して、次第に生きる活力を取り戻していく。


監督・脚本・編集:冨永昌敬
原作:太宰治
音楽:菊地成孔
出演:染谷将太/川上未映子/仲里依紗/窪塚洋介/ふかわりょう
    小田豊/杉山彦々/KIKI/洞口依子/ミッキー・カーチス ほか
上映時間:1時間34分

シアターキノにて上映中

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映画 『戦場でワルツを』



戦場でワルツを』といえば、各国の映画賞を総ナメにして
おくりびと』 が受賞した第81回アカデミー外国語映画賞でも
最有力視されていたイスラエル映画。 

元兵士のアリ・フォルマン監督が、自身の経験を基に
1982年にイスラエル軍によるレバノン侵攻の記憶を描いた
ドキュメンタリー・アニメーション。

重いテーマながら、ドキュメンタリーをアニメーションで
表現する斬新な手法が素晴らしい。

冒頭から独特な色調と、そのビジュアルに惹き込まれ、
現実と幻想を織り交ぜた映像から、戦場での兵士たちの
心理状態がリアルに伝わってくる。
音楽も素晴らしく、ショパンのワルツにのせて踊るように
機関銃を乱射するシーンが印象的。

戦争映画を観ていつも思うことは、争いとか殺し合いは
無意味で残酷なこと。 本作の「現実」を突きつける衝撃の
ラストシーンは忘れることが出来ない...。

戦場でワルツを   「公式サイト」
2006年のある夜、旧友に呼び出された映画監督のアリは、26匹のどう猛な犬に
追われる悪夢に悩む話を聞き、それは自分たちが従軍した82年のレバノン侵攻の
後遺症ではないかと疑う。しかし自分に当時の記憶が全くないことに気付いたアリは、
その謎を解こうとかつての戦友たちを訪ねる。


原題:Waltz with Bashir
監督・脚本・製作:アリ・フォルマン
アニメーション監督:ヨニ・グッドマン
出演:アリ・フォルマン/オーリ・シバン/ロニー・ダヤグ/ロン・ベン=イシャイ
    ドロール・ハラジ ほか
上映時間:1時間30分

シアターキノにて上映中

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映画 『ジュリー&ジュリア』 100マイル試写会



先月コチラで、試写会後のお食事をレポしてから時間が経って
しまいましたが、改めて映画のご紹介。
今、思い出してもお腹が空いてきます...(笑)

60年代のアメリカにフランス料理を広めた、実在の料理研究家
ジュリア・チャイルドと、彼女に憧れてジュリアの524のレシピを
365日で挑んだ日々をブログに綴る現代に生きるOL・ジュリー・
パウエルの実話を元に、時代を超え料理が繋ぐ女性2人の
人生を描いた物語。

主演は、メリル・ストリープエイミー・アダムス
『ダウト』 に続く2大女優共演というだけでも魅力的なのに、
美味しそうな料理がたくさん出てきて、監督が『めぐり逢えたら』
『ユー・ガット・メール』のノーラ・エフロンとくれば間違いないでしょう!

ジュリア・チャイルドを演じるメリル・ストリープがとってもチャーミング。
ハッピーオーラ全開のジュリア(メリル)を見ているだけで元気になれそう。
『プラダを着た悪魔』で共演した旦那様役のスタンリー・トゥッチ
とのラブラブっぷりもステキ。(ジュリーもジュリアも理解ある素敵な
パートナーがいてうらやましい~っ)
大女優メリル・ストリープに負けず劣らず、キュートに等身大の
ジュリーを演じるエイミー・アダムスがこれまた魅力的。 
ジュリーの奮闘ぶりは共感できるし応援したくなる。 

魅力的なキャストやスクリーンを彩る美味しそうな料理の他にも、
食器やキッチングッズ、パリやニューヨークの街並みなども見逃せない。
個人的には、ル・クルーゼのお鍋がジュリー&ジュリアとお揃いだった
ことに感激! 2人を見習って料理を作りたくなりました。

料理を愛する人、美味しいものを食べると幸せになれる人におすすめっ。
心がほっこりする映画をボナペティ(召し上がれ)!

ジュリー&ジュリア   「公式サイト」
食べることが大好きなパリ在住のアメリカ人ジュリア・チャイルドは、名門料理学校で
習得した誰でも簡単に作れる家庭料理の本を出版し、本は大ベストセラーとなる。
50年後のニューヨーク、作家になる夢をあきらめたOLのジュリーは、憧れのジュリア
のレシピに挑戦し、それら全てをブログに綴ることを思いつく。


原題:Julie & Julia
監督・製作・脚本:ノーラ・エフロン
原作:ジュリー・パウエル/ジュリア・チャイルド
出演:メリル・ストリープ/エイミー・アダムス/スタンリー・トゥッチ
    クリス・メッシーナ/メアリー・リン・ライスカブ ほか
上映時間:2時間3分

■12月12日(土)より、スガイシネプレックス札幌劇場 にてロードショー 


過去の映画レポはこちら★

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