札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧

映画 『あの日、欲望の大地で』



シャーリーズ・セロンキム・ベイシンガー
2大オスカー女優の共演に期待大。

『アモーレス・ペロス』『21グラム』『バベル』の脚本家
ギジェルモ・アリアガの長編監督デビュー作だから
重厚な人間ドラマかな?程度の予備知識で観て
大正解の映画でした。

登場人物の予備知識が無い方が楽しめる映画
だと思うので、感想はちょっとだけ...。

時代が交差する謎めいたストーリーが、徐々に
繋がっていく展開にグイグイ引き込まれました。

様々な愛の形を、観る側それぞれの立場で感じる
ことができる作品なのではないでしょうか。

期待以上の母娘の愛と再生の物語にどっぷり
浸れる大人の映画です。

見どころは、シャーリーズ・セロン
キム・ベイシンガー、美しい2人の熱演。
注目は、2大女優に引けを取らない演技を魅せる
ジェニファー・ローレンス。表情がたまりません。

衝撃的なファーストシーンから始まる本作。
原題の「The Burning Plain (燃える平原)」は
奥深いタイトルです...。

あの日、欲望の大地で   「公式サイト」
行きずりの情事を繰り返し、孤独を貫くレストランマネジャー、シルビア。ある日
彼女の娘と名乗る少女マリアが現れる。突然の出会いに動揺したシルビアの
脳裏に、荒野での若き日の過ちと不倫の恋に走った母ジーナの姿がよみがえる。


原題:The Burning Plain
監督・脚本:ギジェルモ・アリアガ
出演:シャーリーズ・セロン/キム・ベイシンガー/ジェニファー・ローレンス ほか
上映時間:1時間46分   <PG-12>

■スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中


過去の映画レポはこちら★

映画 『リミッツ・オブ・コントロール』

 

前作 『ブロークン・フラワーズ』 から4年。
お久しぶりのジム・ジャームッシュ最新作。

本作は過去のジャームッシュ作品に主演していた豪華
キャスト(イザック・ド・バンコレ、ティルダ・スウィントン、
工藤夕貴、ビル・マーレイなど)が 次々に登場する
クールな作品となっています。

主人公は、ほとんど言葉を発せず全てが謎に包まれた
名もなき「孤独な男」。 繰り返される2杯のエスプレッソ、
コードネームを持つ怪しい人々、マッチ箱、ヘリコプター...。
この人はナニモノ? 目的はナニ?と想像力をフル回転し
結末を期待していたら、エンドロールとなってしまった...。
アレレレ、放置? 不思議な映画だ(笑)

訳が分からないのに最後まで飽きずに観る事ができた
のは、圧倒的な映像美のおかげだろうか?
本作の撮影監督はウォン・カーウァイ作品を観てから
大好きなクリストファー・ドイル。 なるほど納得。
オールスペインロケのスタイリッシュな映像は見逃せない。
アート系映画好きにおすすめかも。

リミッツ・オブ・コントロール   「公式サイト」
スペインに来たコードネーム「孤独な男」(イザック・ド・バンコレ)に与えられた任務は、
「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」という言葉だけであった。スペイン中を旅する
彼の前に現れるのは、「スペイン語は話さないのか?」という合い言葉を口にする同じく
コードネームを持つ人たち。彼らはそれぞれの情報を暗号化してマッチ箱に忍ばせて
いる。「孤独な男」は、ついにある場所にたどり着き...


原題:THE LIMITS OF CONTROL
監督:ジム・ジャームッシュ(『ミステリー・トレイン』『コーヒー&シガレッツ』)
出演:イザック・ド・バンコレ/アレックス・デスカス/ジャン=フランソワ・ステヴナン
    ルイス・トサル/パス・デ・ラ・ウエルタ/ティルダ・スウィントン/工藤夕貴
    ジョン・ハート/ガエル・ガルシア・ベルナル/ヒアム・アッバス/ビル・マーレイ
上映時間:1時間55分   <PG-12> 

■スガイシネプレックス札幌劇場にて公開中


過去の映画レポはこちら★



映画 『さまよう刃』



容疑者Xの献身』 に続き、東野圭吾作品の映画化。
こちらは原作未読で観賞。

う~ん、少年犯罪にスポットを当てた心を揺さぶる
衝撃作ということで、期待しすぎたかも...。

重いテーマの社会派人間ドラマを、最小限のセリフで
役者陣の内に秘めた演技が見所の、静かで重厚な
作品に仕上がっている。

どっしりと胸に迫るドラマを期待していただけにテンポが
悪かったり無駄なカットが多く緊張感に欠たのは残念。

正直なところ、前半の父親が復讐に至るまでのシーンは
R指定を気にせずにもっと描いて欲しかった。

最愛の娘を少年たちによって殺された長峰を演じた
寺尾聰さんのセリフが少ないながらも存在感がある
渋い演技は秀逸。 竹野内豊さん&伊東四朗さん
刑事コンビの抑えた演技も見逃せない。

さまよう刃   「公式サイト」
最愛の娘を少年たちによって殺された長峰。しかも少年法の存在によって
加害者の少年たちは保護される立場となる。しかし謎の密告電話により犯人を
知った長峰は、復讐が事件の解決にはならないと知りながらも犯人たちを追う。
また、織部ら刑事たちはそんな長峰の消息を追っていた。


監督・脚本:益子昌一
原作:東野圭吾
出演:寺尾聰/竹野内豊/伊東四朗 ほか
上映時間:1時間52分

■10月10日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
               ほか全道でロードショー 


過去の映画レポはこちら★

映画 『引き出しの中のラブレター』



先日行って来たS.O.S.ミニライブ付き試写会の感想です。
ライブに満足してしまい、UPが遅くなってしまいました...。

映画は、ラジオのパーソナリティが番組を通じて人々の
大切な想いをつないでいく群像劇。

想いを伝えることの大切さを描いているので、じんわり
泣けて心が温まるお話でした。
ラジオや手紙といったツールがポイント。

道産子は函館方面のロケーションも見逃せない。
「West Coast」や「トラピスト修道院」へ行きたくなりますよ。

メインがラジオ番組といことで、音楽がとってもイイ。
♪ 煙が目にしみる(Smoke Gets In Your Eyes) ♪
この曲にやられました(涙)

正直、キレイにまとめすぎているのでTVドラマでも
いいかなぁと思うのですが、観て良かったです。

※エンドロールは最後までお見逃しなく!

引き出の中のラブレター   「公式サイト」
ラジオ・パーソナリティの真生は、絶縁状態の父と仲直り出来ずに死別したことを
悔やんでいた。ある日、北海道の高校生・直樹から届いた手紙をきっかけに、心の
奥底に眠る想いを募る「引き出しの中のラブレター」という企画を思いつく。


監督:三城真一
出演:常盤貴子/林遣都/八千草薫/仲代達矢 ほか
上映時間:1時間59分

■10月10日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
               ほか全道でロードショー 


過去の映画レポはこちら★

S.O.S.ミニライブ/『引き出しの中のラブレター』試写会



引き出しの中のラブレター』 試写会へ行って来ました。
(※映画レポは後ほど...)

ステージにキーボードと椅子があるなぁと思っていたら
Skoop On Somebody の2人が登場!キャーうれしいっ。

プロデューサーが10年以上前に耳にして、この映画を作る
きっかけになったという名曲「Everlasting Love」と
映画主題歌「椛~momiji」を熱唱。 これだけでウルウル。
TAKEさんとKO-ICHIROさんのトークも楽しくて、もう感激です!




帰宅後、S.O.S.のCDをゴソゴソ探し
♪ Everlasting Love ♪ 聴いてます。

9月30日にリリースされたバラードベスト
「LOVE BALLADS」も聴いてみなくっちゃっ。

pageTop