札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧

映画 『クレイジー・ハート』



暑さのため?UPが遅くなってしまいましたが...
第82回アカデミー賞で主演男優賞と主題歌賞を受賞した
クレイジー・ハート』 がやっと札幌でも公開となりました。 

5度目のノミネートで初オスカーを受賞したジェフ・ブリッジス
渋カッコイイ演技が実に味わい深い、落ちぶれたミュージシャンの
愛と再生の物語。

ミッキー・ロークの 『レスラー』 とかぶるところもありますが、
音楽と前向きな終わり方が心地よい大人の映画です。

なんといっても主人公バッド・ブレイクを演じるジェフ・ブリッジス
自然すぎる演技がとにかく素晴しい。
あの歌声とギターに聞き惚れちゃいました。

バッドと惹かれあうシングルマザーを演じるマギー・ギレンホール
これまた上手く、前作の 『ダークナイト』 は、あまり印象に残って
いないのですが、本作の彼女はとても魅力的。

ロバート・デュバルとの男の友情や、昔から師匠をリスペクトし
続ける人気歌手トミー(コリン・ファレル)の描き方も良かった。

それにしてもコリン・ファレルの歌の上手さにビックリ。
コリン・ファレルとジェフ・ブリッジスのセッションは痺れました。
コレは何度も聞きたい...サントラ買っちゃおうかなぁ?

クレイジー・ハート   「公式サイト」
かつては人気を博したが、今やドサ回りの公演旅行を続けるカントリー歌手バッド。
新曲を書けというレコード会社の助言にも耳を貸さず、彼は酒浸りの毎日を送って
いた。そんなある日、シングルマザーである記者との出会いが転機となり...。


原題:Crazy Heart
監督・脚本:スコット・クーパー
出演:ジェフ・ブリッジス/マギー・ギレンホール/ロバート・デュバル
    コリン・ファレル ほか
上映時間:1時間51分

■ディノスシネマズ札幌劇場にて上映中


過去の映画レポはこちら★

映画 『トイレット』


100マイルさんのレポーター枠で観てきました。

映画 『かもめ食堂』 『めがね』 の荻上直子監督
3年ぶりとなる待望の最新作 『トイレット』。
前作のファンとしては、期待せずにはいられません。

今回も、荻上ワールド全開!
クスッと笑えて、心がほっこり。 
いつもよりスパイス効いてます(笑)

今回の舞台は北米東部。
唯一の日本人キャストのもたいまさこさん以外は
ほぼ全員カナダ人俳優で、セリフは全編英語。
 
個性的な3兄弟と日本人ばーちゃんのユニークで
心温まる家族の物語。

登場人物の設定が面白く、ばーちゃんを演じる
もたいさんの独特の存在感が一番の見どころ。

サチ・パーカーやインド人の同僚もツボですが、
センセー(猫)の演技?も注目ですよ。

そして今回も フードスタイリスト・飯島奈美さんの
料理には、いちいち胃が刺激されます(笑)

美味しそうな料理とともに見逃せないのが、衣装と
テキスタイルです。 素敵なテキスタイルの使われ方は
映画を観てのお楽しみっ。

※謎の多い映画ですが、この映画を観ればナルホド
 納得なタイトルにも注目です!

■8月28日(土)より札幌シネマフロンティアほか全道で順次ロードショー 

トイレット   「公式サイト」
「人生は退屈の繰り返しに耐え忍ぶことだと思う」そう信じて生きてきたプラモデルオタクの
青年レイ、引きこもりのピアニストの兄モーリー、エアギターで自分のスピリットを表現
しようとする大学生の妹リサ。 バラバラに生きてきた3兄弟が、生前母親が日本から
呼んだ「ばーちゃん」と一緒に暮らし交流していく中で、次第に心の扉を開いていく。


監督:荻上直子
出演:アレックス・ハウス/タチアナ・マズラニー/デビッド・レンドル
    サチ・パーカー/もたいまさこ ほか
上映時間:1時間55分


過去の映画レポはこちら★

映画 『Colorful カラフル』



直木賞作家・森絵都の同名小説を、大人が泣けると
話題を呼んだ 『クレヨンしんちゃん』 シリーズや
『河童のクゥと夏休み』 などで知られる原恵一監督が
アニメ映画化。

実は、原恵一監督作品を観るのは初めて。

原作のファンとしては、違和感を感じる点があったり、
想像以上に地味な印象を受けましたが、その地味さが
じんわり心にしみる素晴らしい作品でした。

ファンタジーでありながら、中学生の日常生活が非常にリアル。
丁寧に描かれた主人公と同級生の交流にほっこり。
家族で鍋をつつくシークエンスは涙が止まらない。

音楽の使い方も巧みで、「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の
合唱や、miwaのカバー曲の尾崎豊「僕が僕であるために」、
THE BLUE HEARTSの「青空」は、選曲が絶妙。

人生は十人十色。 生きるヒントを与えてくれる作品です。
きっと何年経っても色あせることのない魅力をもった
作品だと思います。

Colorful カラフル   「公式サイト」
天上界と下界のはざ間でさまよっていた“ぼく”の魂は、プラプラという名の天使から
人生に再挑戦するチャンスを与えられ、自殺したばかりの内気な少年・小林真の
体に入り込む。真として生き返った“ぼく”の魂は自殺の理由を知るが、その真らしく
ない振る舞いで周囲の環境を少しずつ変えていく。


監督:原恵一
原作:森絵都 (カラフル)
声優:冨澤風斗/宮崎あおい/南明奈/まいける/入江甚儀
    中尾明慶/藤原啓治/麻生久美子/高橋克実 ほか
上映時間:2時間7分

■札幌シネマフロンティアほか全道でロードショー 


過去の映画レポはこちら★

映画 『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』



80年代に人気を博した米TVドラマ「特攻野郎Aチーム」を映画化。 
TVドラマを見た記憶はありませんが、久しぶりの男臭い映画に大満足っ。

スカッと爽快! 頭を空っぽにして楽しめる映画は夏にピッタリ。 
ストレス発散にもイイので、絶対スクリーンで観るべしっ!

ストーリーは、無実の罪を着せられた元特殊部隊精鋭の4人
(Aチーム)が汚名を晴らすために奇抜な作戦で事件の黒幕に
迫る...といった内容で、特に大したことはないのですが、
ド派手なアクションと魅力的なキャラクターが最大の見どころ。

4人のチームワークと奇想天外な作戦をとことん楽しんじゃましょう!

■リーダーで天才戦略家のハンニバルリーアム・ニーソン。 
96時間』 もそうでしたが、すっかりアクション俳優ですねぇ。 
葉巻をくわえた姿がカッコイイ~。

■イケメンで調達屋のフェイスブラッドリー・クーパー。 
今年に入って 『バレンタインダー』『ニューヨーク,アイラブユー
ハングオーバー!』 と出まくってますが、本作の色男ぶりはカッコ良すぎっ。

■運転手兼用心棒B.A.に元世界UFCライトヘビー級王者の
クイントン・ランペイジ・ジャクソン。 飛行機ネタはツボ。

■イカレた敏腕パイロット・マードックシャルト・コプリー
第9地区』 とは別人のようでビックリ。 

CIAのリンチ役でパトリック・ウィルソンが出ていたのは嬉しい収穫。
あの広~い額がなんとなく狭くなったような...。

エンドロール後のおまけ映像もお見逃しなく!
(TVシリーズのファン必見ですよ)

■8月20日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道でロードショー

特攻野郎Aチーム THE MOVIE   
1年前、スミス大佐率いる元特殊部隊員で編成されたAチームの精鋭たちが、ある
陰謀に巻き込まれて逮捕される。だが、スミス大佐をはじめ、部下のテンプルトン・
ペッや、H・M・マードックらは刑務所から脱獄。彼らは再集結し、おのれの身の
潔白を証明しようとする。


原題:The A-Team
監督:ジョー・カーナハン
製作:リドリー&トニー・スコット兄弟
出演:リーアム・ニーソン/ブラッドリー・クーパー
    クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン/シャルト・コプリー
    ジェシカ・ビール/パトリック・ウィルソン/ジェラルド・マクレイニー
    ブライアン・ブルーム ほか
上映時間:1時間58分
「公式サイト」


過去の映画レポはこちら★

映画 『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』



本作を観賞するにあたり、慌てて前作 『SR1』 をDVD観賞。
正直、ラスト以外はあまりピンとこなかったのですが、
続編には注目女優・安藤サクラちゃんが出演しているし、
入江悠監督の舞台挨拶があるということで、初日観賞。

続編は、群馬県を舞台に女子ラッパーが主役の爽快
ガールズムービー。
1より、ストーリーも音楽も上まっていて断然面白い!
 
夢と現実の狭間で苦悩葛藤するリアルな20代後半
女子の姿に感情移入!
思いを吐き出すストレートなラップが、ガツンと心に響く。

一番の見どころは、埼玉のラッパー VS 群馬の女子
ラッパーの川原でラップ対決をするシークエンス。

笑いあり、涙あり、ヒップホップ好きじゃないアラフォーも
ハマりました(笑)

シュッ、シュッ、シュ~ ♪ ゆる~いラップが頭から離れない(笑)



なんと次回は「栃木」らしい !? 北関東を攻め全国へ...。
監督にお伺いしたところ、10あたりで北海道を予定らしい。 
20年は先の話だよねぇ...気長に待ちましょう(笑)

それにしても、最近 若手監督が熱いなぁ。
本作の入江悠監督や 『さんかく』 の吉田恵輔監督は、ゆうばり
国際映画祭から旅立った「ゆうばりズム」なんて呼ばれているし、
川の底からこんにちは』 の石井裕也監督はPFFスカラシップ
受賞者でまだ20代!  ★未来の巨匠たちに期待しています!


SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~  
群馬で実家のこんにゃく工場を手伝いながら退屈な日々を送るアユム。高校時代は
女子だけで結成されたラップチームの一員だった。だが、たいして人気になることもなく、
ヒップホップに夢中だった仲間たちも卒業後は散り散りになってしまい、それぞれが生活に
悩みを抱える日々を送っていた。そんなある日、ある出来事をきっかけにアユムはかつての
仲間ミッツーらと共に、一夜限りのライブを行おうと思い立つが、現実の壁に直面し...。


監督・脚本:入江悠
音楽:岩崎太整
ラップ指導:上鈴木伯周/上鈴木タカヒロ
出演:山田真歩/安藤サクラ/桜井ふみ/増田久美子/加藤真弓
    駒木根隆介/水澤紳吾/岩松了  ほか
上映時間:1時間35分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★

pageTop