札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧

映画 『第9地区』



予備知識なしで試写会へ行って来ました。

トレーラーを見た感じでは、苦手なジャンルだろう
と思っていたのですが...うわっ、ナニコレ斬新。 

こんな映画、観たことないかも。

監督もキャストもほぼ無名ですが、予想外に面白すぎっ!
異色ではありますが、オスカーにノミネートされたのも納得。

ドキュメンタリータッチな映像から始まり、あっという間に
ストーリーに惹き込まれてしまった。

フィクションだと分かっているのに、妙にリアル感があり
「彼ら」にも共感を覚えてしまう不思議さ。
あのラストは続編を期待してもいいのかしら?

まんまとニール・ブロムカンプ監督にハマったようです。
ツッコミどころはあるものの、現時点でコトイチかも...。 

地区   「公式サイト
1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を
難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。
2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10
地区」に移動させる計画を立てる。


原題:District 9
監督:ニール・ブロムカンプ
製作:キャロライン・カニンガム、ピーター・ジャクソン
出演:シャルト・コプリー/デビッド・ジェームズ/ジェイソン・コープ
    バネッサ・ハイウッド  ほか
上映時間:1時間51分   <PG-12>

■4月10日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『すべて彼女のために』



4月1日から名称が変わったディノスシネマズ札幌劇場さん
(旧・スガイシネプレックス札幌劇場)で観賞。

映画は、イイ意味で予想を裏切る作品でした。
面白かった~。

ストーリーは、平凡ながらも幸せな生活を送っていた
夫婦と一人息子の3人家族。ある日突然、妻が
冤罪で投獄され20年の禁固刑に...。

てっきり冤罪を晴らすべく新犯人を探し出すような
展開を想像していたら、愛する妻を取り戻すために
平凡な国語教師の夫がとった行動にビックリ。

後半のスリリングな展開がたまらない。
主人公とその父親とのシーンに感動。

ヴァンサン・ランドンが夫・ジュリアンを熱演。
ヴァンサンが渋カッコイイ~。
ダイアン・クルーガーが母親役を好演。
イングロリアス・バスターズ』 に続き、美しいわぁ

これまでにお目にかかったことのないフランス
映画だなぁと思っていたら、ポール・ハギス
よってハリウッド・リメイクが進んでいるんですねぇ。
ヴァンサンが演じた役はラッセル・クロウ
リメイクも気になります。


すべて彼女のために
フランス、パリ。教師のジュリアンと出版社に勤めるリザの夫婦は、息子の
オスカルと平凡ながらも幸せに暮らしていた。しかし、上司殺害の容疑でリザが
突然逮捕され、日常は一変する。ジュリアンは妻の無実を証明しようと奮闘するが、
あっという間に3年の月日が流れ、リザに20年の禁固刑が宣告されてしまう。


原題:Pour Elle
監督:フレッド・カバイエ
出演:ヴァンサン・ランドン/ダイアン・クルーガー/ランスロ・ロッシュ ほか
上映時間:1時間36分
「公式サイト」

ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中

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映画 『牛の鈴音』

ushisuzu

韓国で大ヒットしたという、老牛と老夫婦の日常を
描いたドキュメンタリーをやっと観賞。

静かで地味ですが、じんわりと味わい深い作品。
老牛とお爺さんの絆に悲しくも温かい気持ちになりました。

毒舌で愚痴りまくるお婆さんがイイ味を出していて、
牛とお爺さんの関係に嫉妬する姿が微笑ましい(笑)

ボロボロの体でひたむきに働き続けるお爺さんの
「生きているうちは働く (中略)、死んでからゆっくり
休めば良い」というセリフが胸を打つ。

なんだか、生きることの意味を問いかけられている
ような作品でした。

牛の鈴音
79歳の農夫・チェ爺さんは、通常15年ほどの寿命しかない牛と30年もともに仕事を
している。周りの農家が耕作機械を使うなかで、チェ爺さんは頑固に牛と畑を耕し
続ける。ある日、獣医から牛の寿命が迫っていることを告げられたチェ爺さんは、
献身的に牛の面倒を見続け、遂には自分の体調まで崩してしまう。


監督・脚本・編集:イ・チュンニョル
出演:チェ・ウォンギュン/イ・サムスン
上映時間:1時間18分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中

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映画 『シャッター アイランド』



『ギャング・オブ・ニューヨーク』 『アビエイター』 『ディパーテッド』
に続くマーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ
4度目のタッグを組んだ最新作 『シャッター アイランド』の
日本語吹替版」の試写へ100マイル枠で参加してきました。

タイトルの「シャッター アイランド」とは、精神を病んだ犯罪者が
収容される四方を海に囲まれた施設のこと。
そこで1人の女性の失踪事件が起き、レオ扮する連邦保安官の
テディがその謎に迫る...といったストーリー。

ミステリーというより心理サスペンスかなぁ....。
単純なワタシでも途中で謎が解けてしまったので、想像できる人も
多いと思いますが、映画全体の雰囲気が良いし、ラストは唸ります!

おっと、※この映画の結末は、決して人には話さないで下さい。
お達しありでした(汗)

そう、本作の売りは「謎解き」。

本作を最後まで楽しむためにも、アレ?なんか変...と思う「謎」を
いくつ見つけられるかがポイントです。 
ということは、スクリーンに集中して役者さんの表情や目の動きに注目
することが大事...そこで「日本語吹替版」なんですねぇ。

「超」って付けて安っぽいなぁとか、アニメも3Dも字幕派に対する
挑戦なのか?とも思いましたが、この日本語吹替版は「あり」です。

<その理由とは>
プロの声優さんだけなので、聞き取りやすく会話がスムーズ。
レオの声(声優・加瀬康之さん)もはじめは違和感がありましたが、すぐに
慣れて問題なし。 役名が表記されるのも登場人物が分かりやすくて◎

いろいろと配給会社さんも頑張ってますよねぇ。
こんなチャンスでもないと「吹替」を観ることがないので新鮮でした。 

でも...微妙な言葉のニュアンスが分かりにくし、やっぱり役者さんの
声が聴きたいので「字幕」は止められないなぁ。
字幕と吹替を2回観るのもおすすめ。どちらを先に観るかはあなた次第(笑)


特典付き映画前売り券も見逃せません。 
 こんなキャンペーンをやっていますよ →



■4月9日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 

シャッター アイランド   「公式サイト」
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島(シャッター アイランド)。
厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。
孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ
は、この孤島の怪しさに気付き始める


原題:Shutter Island
監督:マーティン・スコセッシ
原作:デニス・ルヘイン
出演:レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングズレー
    ミシェル・ウィリアムズ/パトリシア・クラークソン/マックス・フォン・シドー
上映時間:2時間18分   <PG-12>


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映画 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』



花沢健吾氏の人気コミックを、「銀杏BOYZ」の峯田和伸くん
主演で映画化した青春映画。 原作は未読です。
ちなみに三浦大輔監督って道産子なのね...急に親近感!

映画は、笑わせてもらいました。 面白かった~!

主人公・田西くんのダメダメっぷりがとことん痛々しい...
でも一生懸命な姿はなんだか憎めなくって愛おしい(笑) 
男子だったらもっと共感できて楽しめるんだろうなぁ。

役者やってる峯田くんって、妙に存在感があって
魅力的なのですが、本作の田西役も見事にハマっています。
峯田くんを取り巻くキャスティングもこれまた絶妙で、
松田龍平くんのイヤな奴っぷりや、プチエロ?なYOUさん、
リリーさん&小林薫さんの力の抜け具合が最高~っ。

カラオケで熱唱するシーンも好きですが、ケビン・ベーコンの
狼の死刑宣告』 に続く、『タクシードライバー』のオマージュが
良かったなぁ。

ボーイズ・オン・ザ・ラン
玩具メーカーに勤めるサラリーマン・田西は、実家暮らしで彼女いない歴29年の
冴えない男。同僚のちはるに密かな恋心を抱いているものの、積極的になれず
全く相手にされていない。仕事先で出会ったエリート営業マンの青山の手ほどきで、
ちはるとの距離を縮めようとする田西だったが...


監督・脚本:三浦大輔
原作:花沢健吾
出演:峯田和伸/黒川芽以/松田龍平/YOU
    リリー・フランキー/小林薫 ほか
上映時間:1時間54分    <R-15>
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中

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