札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧

映画 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』



<試写会で鑑賞>

『ALWAYS 三丁目の夕日』 の山崎貴監督が、
国民的人気を博したTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を
木村拓哉主演で実写映画化。

ヤマト世代ですが、アニメをほとんど見ていないので
期待も先入観もなく鑑賞。

う~ん、ガッカリ...。

序盤から、ヤマトが発進するシーンや波動砲に
興奮したのですが、冷めるのも早かった。
後半は戦闘服がコスプレにしか見えないっ。

ツッコミどころ満載で、そういう意味では面白い
作品なのかも(笑)

良くも悪くもキムタクさんの映画だなぁ。
(『武士の一分』 の時は良かったのにねぇ...)

ちなみにエンドロールもお見逃しなく。
必死剣 鳥刺し』 と同じようなラストです(苦笑)

SPACE BATTLESHIP ヤマト
西暦2194年、ナゾの異性人ガミラスが地球に侵攻し、その圧倒的な攻撃力によって
人類は絶滅寸前に追い込まれてしまう。5年後、生き残った人間たちは放射能で
汚染された地上を逃れ、地下で生活していた。元エースパイロットの古代進は、
放射能除去装置があるというイスカンダル星を目指して旅立つが...。


監督・VFX:山崎貴
原作:西崎義展
出演:木村拓哉/黒木メイサ/柳葉敏郎/緒形直人/西田敏行
    高島礼子/堤真一/橋爪功/池内博之/マイコ/矢柴俊博
    波岡一喜/三浦貴大/斎藤工/山崎努 ほか
上映時間:2時間18分
「公式サイト」

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道で上映中


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映画 『約束の葡萄畑 ~あるワイン醸造家の物語~』



『クジラの島の少女』 『スタンド・アップ』 の女流監督
ニキ・カーロが、エリザベス・ノックスのベストセラー
小説を映画化。

ナポレオン帝政時代の19世紀初頭を背景に、ワインの
名産地ブルゴーニュでオリジナルのワイン造りに執念を
燃やす農夫の姿を描いた作品。

誰も味わったことのない自分のワインを作りたい!と
ワイン作りに命をかけた男の物語は興味深いのですが、
ファンタジー色が強く、違和感が残る。
どうもアノ天使の役割が理解できなかったなぁ。

その天使を演じたのが、『ハンニバル・ライジング』の
ギャスパー・ウリエル。 そして、主人公ソフランを
演じたのが 『ロルナの祈り』 『夏時間の庭』 の
ジェレミー・レニエ。 イケメン2人の共演は美しい
のですが、あの絡みはナニ?(笑)

『クジラの島の少女』で主演したケイシャ・キャッスル=ヒューズ
ちゃんが脱ぎっぷりのいい大人になっていたのはビックリだし、
オーロラを演じるベラ・ファーミガのテイスティングシーンが
官能的で美しすぎっ。

鑑賞後は、ワインを飲みたくてたまりません...。

約束の葡萄畑 ~あるワイン醸造家の物語~
最高のビンテージワインを造ることを夢見る農夫ソブランは、ある真夏の夜、
天使のザスに出会う。さまざまなことを語り合った彼らは再会を誓い合い、
1年後にその約束を果たす。そして、ザスは毎年同じ日の夜に会うことを
条件に、ソブランにワイン造りの助言をするが...。


原題:The Vintner's Luck
監督:ニキ・カーロ
出演:ジェレミー・レニエ/ギャスパー・ウリエル/ヴェラ・ファーミガ
    ケイシャ・キャッスル=ヒューズ  ほか
上映時間:2時間6分   <PG-12>
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中


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映画 『クロッシング』



-上映は終了しましたが、備忘録として-

同名タイトルの韓国映画もありましたが、本作は
ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、善と悪に揺れる
3人の警察官の心の闇を描いたクライム・サスペンス。

久しぶりの重厚で骨太な警察官モノ。
最後まで緊張感があって見応えがありました。

引退を1週間後に控えたベテラン警官エディ(リチャード・ギア
麻薬捜査課の刑事サル(イーサン・ホーク
覆面捜査官のタンゴ(ドン・チードル

俳優陣の演技が素晴らしく、その一挙一動から目が
離せない。 特筆すべきは、イーサン・ホークの存在感!
その土曜日、7時58分』 のような追い詰められたダメ男が
ハマってて、抜群に上手い。
『インファナル・アフェア』系の覆面捜査官を演じた
ドン・チードルのアノ最期はありえないでしょう。
リチャード・ギアの役は、ハリソン・フォードでも良いかも。

出来すぎたラストがちょっと残念。

クロッシング
1週間後に退職予定の警官エディは、犯罪が日常茶飯事のニューヨークの
ブルックリンで20年以上働いてきた。一方、麻薬捜査官で家庭的なサルは、
妻と5人の子どもたちのために、新居を購入するための資金に困っていた。
そして潜入捜査官タンゴは、危険な任務に嫌気が差しており...。


原題:Brooklyn's Finest
監督:アントワン・フークア
出演:リチャード・ギア/イーサン・ホーク/ドン・チードル
    ウェズリー・スナイプス/ウィル・パットン/リリ・テイラー ほか
上映時間:2時間12分   <R-15>
「公式サイト」


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映画 『レオニー』



100マイルさんのレポーター枠で、松井久子監督の
舞台挨拶付 「完成披露試写会」 に参加。 
レビューを放置していたら、とっくに劇場公開が始まって
おりました...トホホ。

さて、肝心の映画は、
世界的な彫刻家として知られるイサム・ノグチの母親
レオニー・ギルモアの生涯にスポットをあてた伝記ドラマ。

イサム・ノグチの作品は見たことがあっても、彼の育った
環境や母親レオニーの事はまったく知らなかったので、
波乱に満ちた人生に驚いた。

アメリカと日本の美しい映像と音楽が素晴らしく、主演の
エミリー・モーティマーも好演していますが、作品を
観る限りレオニーの生き方には共感も感情移入もでき
ませんでした。

レオニーが日本に来ても日本語を話そうとしなかったのは、
周りの人に好かれようとか、溶け込む気がなかったとしか
思えません。 自立した強い女性というより、協調性がない
頑固者にしか見えなかったのが残念。
              
ラストのモエレ沼公園の映像が素敵で、イサム・ノグチ氏
の作品を見に出かけたくなりました。

レオニー
1901年、女子大を卒業し、ニューヨークで教鞭をとっていたレオニーは日本から
来た詩人・野口米次郎(ヨネ・ノグチ)と出会う。お互いに惹かれあい恋に落ちる2人
だったが、レオニーの妊娠を知るとヨネは一方的に帰国してしまう。カリフォルニアに
移りシングルマザーとなったレオニーだったが、日系に対する差別を感じ、ヨネの
誘いにのって渡日を決意する。


製作・脚本・監督:松井久子
原案:ドウス昌代『イサム・ノグチ~宿命の越境者』(講談社刊)
出演:エミリー・モーティマー/中村獅童/原田美枝子/竹下景子
   吉行和子/中村雅俊(友情出演)/柏原 崇/大地康雄
   勅使川原三郎/メアリー・ケイ・プレイス
上映時間:2時間12分
公式サイト

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道で上映中


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映画 『マチェーテ』



クエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲスによる
『グラインドハウス』 で流れたフェイク予告編をもとに、
ロドリゲス監督が本物の長編映画として製作した
超B級アクション。

うわっ、コレ傑作かも!
遊び心満載で、期待以上に面白すぎっ!

チープなストーリーは置いといて(笑)、
エログロ・バイオレンスに抵抗がなければ
文句なしに楽しめるはず。

うっかり見逃した 『グラインドハウス』 は、
レンタルしてきちゃったっ(笑)

007のボンドばりにモテモテのマチェーテを演じる
悪役顔のダニー・トレホのインパクトも凄いけど
脇を固める豪華キャストも見逃せない。
ツンデレSEXYなジェシカ・アルバに、戦う女が
ぴったりハマるミシェル・ロドリゲス、身体を張ってる
お騒がせセレブリンジー・ロハーンと、女優陣の
サービスショットが満載。 これって監督の好み?
このところアタリなしのロバート・デ・ニーロが出演
しているのはビックリだし、スティーヴン・セガール
いつも同じ役に見えるのはワタシだけ?

エンドロール前に流れた予告映像は 「続編」 を期待
してもイイのかなぁ? 是非よろしくお願いします!

マチェーテ
メキシコの麻薬王トーレスを追跡していた麻薬捜査官マチェーテは、トーレスの罠に
はまり家族を皆殺しにされてしまう。数年後、米テキサスへ逃亡し、肉体労働者と
して糊口をしのいでいたマチェーテにテキサス州の上院議員暗殺を持ちかける
人物が現れる。


原題:Machete
監督:ロバート・ロドリゲス/イーサン・マニキス
脚本:ロバート・ロドリゲス/アルバロ・ロドリゲス
製作:ロバート・ロドリゲス/クエンティン・タランティーノ/エリザベス・アベラン
    アーロン・カウフマン/リリアーナ・ニコリック/リック・シュワルツ
出演:ダニー・トレホ/スティーブン・セガール/ロバート・デ・ニーロ
    ジェシカ・アルバ/ジェフ・フェイヒー/ドン・ジョンソン/ミシェル・ロドリゲス
    リンジー・ローハン ほか
上映時間:1時間45分   <R-18>
「公式サイト」

■11月19日(金)まで、ユナイテッド・シネマ札幌にて上映中


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