札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

RSS *un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

by bluestar

bluestar
プロフィール

映画とアートにお茶とアロマと巻き物(首巻)を愛する射手座・B型の
自由気ままな視点で美味しい・楽しいことを綴っています。


投稿したブログ数:2079件

映画 『フローズン・リバー』



サンダンス映画祭でグランプリに輝き、アカデミー賞
オリジナル脚本賞、主演女優賞にノミネートされた話題作
フローズン・リバー』 がやっと札幌公開。 
 
すごい...。
ドキュメンタリーを観ているかのようなリアル感。
経済的、精神的にも追い込まれた2人の女性のギリギリの
選択から目が離せない。 

タランティーノが大絶賛したというのも頷ける秀作映画。
これは観て良かった!

アメリカとカナダの国境付近の町を舞台に、家族を
守るため犯罪に手を染めながらも必死に生きていく
2人の母親の姿を描いた社会派映画。

冒頭から老婆のようなくたびれ感をみせる主人公・レイ役の
メリッサ・レオ。 圧巻の演技に女優魂をみせつけられた。

重く寒々しいトーンで厳しい現実を淡々と描いていますが
時折みせる目線は女性監督らしく温かい。

人物や情景描写が素晴しく、タイトルにもなっている
「フローズンリバー」=「凍りついた大河」は主人公の心のよう。
雪解けを思わせる希望に満ちたラストシーンが素晴しい。

フローズン・リバー
ニューヨーク州最北部の町で暮らすレイは、新居購入のための資金を夫に持ち逃げ
され、息子2人と路頭に迷ってしまう。支払いに追われるレイは、モホーク族の女性
ライラと組んで不法入国斡旋のビジネスを開始。それぞれ複雑な事情を抱える2人
は、反発し合いながらもこのビジネスを続けていく。


原題:Frozen River
監督・脚本:コートニー・ハント
出演:メリッサ・レオ/ミスティ・アップハム/チャーリー・マクダーモット
    マイケル・オキーフ/マーク・ブーン・ジュニア ほか
上映時間:1時間37分
<公式サイト>

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★

コメントをどうぞ

メールアドレス (必須・公開されません)
コメント本文

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  • スパム・迷惑コメント投稿防止のため、メールアドレスの入力が必須ですが、公開はされません。何卒ご協力のほどお願いいたします。
  • 投稿いただいたコメントは管理者のチェック後掲載しておりますので、即時には反映されません。
pageTop