札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『ユナイテッド・シネマ札幌』タグの付いた投稿

映画 『シャッター アイランド』



『ギャング・オブ・ニューヨーク』 『アビエイター』 『ディパーテッド』
に続くマーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ
4度目のタッグを組んだ最新作 『シャッター アイランド』の
日本語吹替版」の試写へ100マイル枠で参加してきました。

タイトルの「シャッター アイランド」とは、精神を病んだ犯罪者が
収容される四方を海に囲まれた施設のこと。
そこで1人の女性の失踪事件が起き、レオ扮する連邦保安官の
テディがその謎に迫る...といったストーリー。

ミステリーというより心理サスペンスかなぁ....。
単純なワタシでも途中で謎が解けてしまったので、想像できる人も
多いと思いますが、映画全体の雰囲気が良いし、ラストは唸ります!

おっと、※この映画の結末は、決して人には話さないで下さい。
お達しありでした(汗)

そう、本作の売りは「謎解き」。

本作を最後まで楽しむためにも、アレ?なんか変...と思う「謎」を
いくつ見つけられるかがポイントです。 
ということは、スクリーンに集中して役者さんの表情や目の動きに注目
することが大事...そこで「日本語吹替版」なんですねぇ。

「超」って付けて安っぽいなぁとか、アニメも3Dも字幕派に対する
挑戦なのか?とも思いましたが、この日本語吹替版は「あり」です。

<その理由とは>
プロの声優さんだけなので、聞き取りやすく会話がスムーズ。
レオの声(声優・加瀬康之さん)もはじめは違和感がありましたが、すぐに
慣れて問題なし。 役名が表記されるのも登場人物が分かりやすくて◎

いろいろと配給会社さんも頑張ってますよねぇ。
こんなチャンスでもないと「吹替」を観ることがないので新鮮でした。 

でも...微妙な言葉のニュアンスが分かりにくし、やっぱり役者さんの
声が聴きたいので「字幕」は止められないなぁ。
字幕と吹替を2回観るのもおすすめ。どちらを先に観るかはあなた次第(笑)


特典付き映画前売り券も見逃せません。 
 こんなキャンペーンをやっていますよ →



■4月9日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 

シャッター アイランド   「公式サイト」
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島(シャッター アイランド)。
厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。
孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ
は、この孤島の怪しさに気付き始める


原題:Shutter Island
監督:マーティン・スコセッシ
原作:デニス・ルヘイン
出演:レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングズレー
    ミシェル・ウィリアムズ/パトリシア・クラークソン/マックス・フォン・シドー
上映時間:2時間18分   <PG-12>


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映画 『マイレージ、マイライフ』



JUNO/ジュノ』 のジェイソン・ライトマン監督が、主演に
ジョージ・クルーニーを迎えて、企業に雇われたリストラ
宣告人を描くヒューマンドラマ。

オスカー5部門に6ノミネートされ、奇しくも無冠に終わり
ましたが、このご時世にタイムリーなテーマの秀作映画。

他人事とは思えないシビアな内容を軽快なテンポで
描いているのが面白い。 

人物像やセリフがリアルで、説教臭い映画じゃないのに
人生とか人との繋がりを考えさせられちゃったりして...
ビターな大人の映画って感じかな。

マイラーな主人公・ライアンを演じるクルーニー兄貴は
チャーミングでハマリ役。
そして対照的な女性を演じた女優2人の演技がとても良く、
2人揃ってオスカー助演女優賞にノミネートされたのも納得。

エスター』の母親役が印象に新しいヴェラ・ファーミガ
キャリアウーマンのアレックスを知的でセクシーに演じ、
現代っ子のナタリーをアナ・ケンドリックが等身大で演じる。

32歳にして2度もオスカーにノミネートされている
ジェイソン・ライトマン監督の今後の作品が楽しみです。

マイレージ、マイライフ   「公式サイト」
リストラ請負人のライアンは、飛行機で全米を飛び回り、リストラ対象者に次々クビを
言い渡す日々。出張の副産物・航空会社のマイレージも貯まる一方で、彼はいつしか
1000万マイル獲得を目標に定め今日も前向きに機上の人となる。ところがある日、
コスト削減のため出張は一切禁止という命令が下り、彼の野望に暗雲がたれこめる。


原題:Up in the Air
監督:ジェイソン・ライトマン
原作:ウォルター・キム
出演:ジョージ・クルーニー/ジェイソン・ベイトマン/ヴェラ・ファーミガ
    アナ・ケンドリック ほか
上映時間:1時間49分

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中


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映画 『プリンセスと魔法のキス』



3DやCG全盛期にディズニー伝統の手描きアニメを
復活させた 『プリンセスと魔法のキス』 を字幕で観賞。

物語は 夢を追う女性・ティアナと、カエルに姿を変え
られてしまった王子との冒険ファンタジー。 

ディズニーの王道を守りつつ、現実的な設定が面白く 
主人公のティアナが黒人女性というのも斬新。

めずらしくウルウルしちゃうシーンもあって、「大人も」
というより、大人こそ楽しめるアニメだと思う。

ジャズの発祥地ニューオリンズが映画の舞台なだけに
音楽が作品を引き立てているし、美味しそうな料理が
たくさん出てくるのも魅力的(笑)
ガンボやベニエが美味しそうだったなぁ。

やっぱり手描きは色彩が美しく温か味がある。
グッとくるセリフも多くて、ピュアな気持ちになりました。

プリンセスと魔法のキス   「公式サイト」
「自分のレストランを持つ」という夢を見て頑張っている女の子ティアナ。仮装舞踏会の
夜にプリンセスの衣装を着ていた彼女の前に、言葉を話す1匹のカエルが現れる。
そして自分は呪いによってカエルに姿を変えられたナヴィーン王子であり、プリンセス
がキスしてくれればこの呪いを解くことができると言う。
ティアナはカエルの必死なお願いに、仕方なくキスをするが...。


原題:The Princess and the Frog
監督:ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ (『アラジン』『リトル・マーメイド』)
製作総指揮:ジョン・ラセター
声の出演:アニカ・ノニ・ローズ/オプラ・ウィンフリー/ジョン・グッドマン
       テレンス・ハワード ほか
上映時間:1時間37分

■札幌東宝プラザ,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
 ほか全道で公開中 


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映画 『シャーロック・ホームズ』



楽しみにしていた 『シャーロック・ホームズ』 を観賞。

シャーロック・ホームズといえば...
鳥打帽にパイプをくわえた温厚で知的な英国紳士を
イメージしちゃうのですが、映画のホームズは
やんちゃでマッチョな武闘派。 これはかなり斬新っ。

そんなホームズを演じるのが、ロバート・ダウニー・Jr.
見た目から濃いっ(笑) でもジュード・ロウ扮する
クールでカッコイイ医師・ワトソンとコンビを組むと
しっくりくるから不思議。  軽妙な2人の掛け合いは
ずっと観ていたくらい楽しかったなぁ。

映画は、探偵ものらしいスリリングな謎解きを期待
していたのですが、派手なアクションが見どころの
エンタメ作品...。

ガイ・リッチーらしいスピーディーな展開や演出は
カッコイイのですが、爽快感が足りなかったなぁ。

映画の見どころが、予告映像シーンだったのも
新鮮味に欠けたかも...アレは見せすぎです。

シャーロック・ホームズ 
19世紀のロンドン。イギリス・ロンドンを舞台に、ホームズとワトソンは、怪しい
黒魔術の儀式を行い、若い女性を次々と殺害するブラッドウッド卿を逮捕する。
しかし、やがて処刑されたはずのブラックウッドが蘇り、また殺人事件が起きる。


原題:Sherlock Holmes
監督:ガイ・リッチー
原作:アーサー・コナン・ドイル
出演:ロバート・ダウニー・Jr./ジュード・ロウ/レイチェル・マクアダムス/
   マーク・ストロング/エディ・マーサン/ケリー・ライリー
上映時間:2時間9分
公式サイト

■3月12日(金)より
スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,
札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 

映画 『ハート・ロッカー』











←アカデミー賞受賞バージョンに
  差し替えるのかしら?

※オスカー授賞前に観賞したのですが、UPが追いつきませんでした(涙)

ハート・ロッカー』 のキャスリン・ビグロー監督といえば、
第82回アカデミー賞で元夫ジェームズ・キャメロン監督の
アバター』 同様、最多9部門にノミネートされ、話題でしたねぇ。

対極な作品であり、共に優れた2本を比べるのは失礼であり、
お門違いだと思うのですが、やっぱり結果が気になります。
作品賞と監督賞を分け合ってくれるとうれしいなぁと思っていたら

ハート・ロッカー』が
作品賞・監督賞を含む6部門を受賞
。 
おめでとうございます!

素晴しい作品ですし、個人的にも「ハート・ロッカーアバター」
なのですが、作品賞&監督賞のW受賞は正直意外。
なるほどなぁって感じです。


さて、オスカー作品賞の感想ですが...

予備知識なく観たのですが、最後まで緊張感が続く骨太な
戦争映画でした。 こんな男らしい映画を撮ったのが
モデル並みの美貌を誇る女性監督キャスリン・ビグロー
だというから驚きっ。
(そういえば、『ハートブルー』や『K-2』もこの監督ですね。)

タイトルの 「ハート・ロッカー」 とは、兵隊用語で
「行きたくない場所・棺桶」を意味し、イラク・バグダッドで
任務を遂行する爆発物処理班の過酷な日々を
ドキュメンタリータッチで描く。

最初から、ものすごい緊迫感。
戦争映画にありがちなドンパチシーンはほとんどなく、
死と隣り合わせの兵士の日常を淡々と映し出す。

まるで兵士達と緊張と興奮を共有しているかのような
リアル感に、観賞後は少々疲れ気味。

戦争が現在進行形で行なわれていることを思い知ら
されるラストシーンが印象的で怖い。 
映画の核となる冒頭のテロップは必見です。

決して万人受けするような作品ではありませんが、
戦場でワルツを』 同様、多くの人に観て感じてもらいたい作品です。


ハート・ロッカー   「公式サイト」
2004年夏イラクのバグダッド郊外。アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班では、
任務中に殉職者が出たため、ジェームズ二等軍曹を新リーダーとして迎え入れることに。
部下となったサンボーンとエルドリッジはあと39日で爆発物処理班の任務から外れる
予定だったが、恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされる事になる。


原題:The Hurt Locker
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ
    ガイ・ピアース/レイフ・ファインズ/デビッド・モース
    エバンジェリン・リリー/クリスチャン・カマルゴ ほか
上映時間:2時間11分 <PG-12>

ユナイテッド・シネマ札幌 ほかで上映中


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