札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『ユナイテッド・シネマ札幌』タグの付いた投稿

映画 『引き出しの中のラブレター』



先日行って来たS.O.S.ミニライブ付き試写会の感想です。
ライブに満足してしまい、UPが遅くなってしまいました...。

映画は、ラジオのパーソナリティが番組を通じて人々の
大切な想いをつないでいく群像劇。

想いを伝えることの大切さを描いているので、じんわり
泣けて心が温まるお話でした。
ラジオや手紙といったツールがポイント。

道産子は函館方面のロケーションも見逃せない。
「West Coast」や「トラピスト修道院」へ行きたくなりますよ。

メインがラジオ番組といことで、音楽がとってもイイ。
♪ 煙が目にしみる(Smoke Gets In Your Eyes) ♪
この曲にやられました(涙)

正直、キレイにまとめすぎているのでTVドラマでも
いいかなぁと思うのですが、観て良かったです。

※エンドロールは最後までお見逃しなく!

引き出の中のラブレター   「公式サイト」
ラジオ・パーソナリティの真生は、絶縁状態の父と仲直り出来ずに死別したことを
悔やんでいた。ある日、北海道の高校生・直樹から届いた手紙をきっかけに、心の
奥底に眠る想いを募る「引き出しの中のラブレター」という企画を思いつく。


監督:三城真一
出演:常盤貴子/林遣都/八千草薫/仲代達矢 ほか
上映時間:1時間59分

■10月10日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
               ほか全道でロードショー 


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映画 『空気人形』



ファンタジー・ラブストーリーと思いきや、そこは是枝監督...
想像以上に衝撃的で、じわりじわりと考えさせられる奥深い作品。

心を持ったリアルドール(空気人形)を通して、空虚で孤独な
現代人を淡々と描いた切ない物語。
空虚感を抱える人々にしみじみ共感...。

ヒロインの「空気人形」を演じた ペ・ドゥナは、彼女以外に
考えられないくらいのハマリ役。 『子猫をお願い』を観て以来、
透明感に溢れ、年齢不詳の可愛らしさが魅力的だったけど、
こんなにスタイルがよかったっけ?と思うほど、スラリとした
抜群のプロポーションを披露し、大胆かつチャーミングに
「空気人形」を好演。 人形しか愛せない孤独な中年男を
演じた板尾創路の存在感も見逃せない。

印象的だったのが、空気人形の抜けてしまった空気を
憧れの男性に吹き込まれるシーン。
体と心も満たされて、とっても官能的。

是枝監督作品の『誰も知らない』『歩いても 歩いても』
とは、また違った魅力のある本作。
ワタシは好きな作品ですが、好みが分かれそう...。

空気人形   「公式サイト」
古びたアパートに暮らす秀雄の等身大の空気人形が、本来持ってはいけない
「心」を持ってしまう。秀雄が出掛けた後、一人で街に出るようになった彼女は、
やがてレンタルビデオ店で働く純一に想いを寄せ、その店でアルバイトを始めるが...。


監督・脚本・編集:是枝裕和
原作:業田良家 (短編漫画「ゴーダ哲学堂 空気人形」)
出演:ペ・ドゥナ/ARATA/板尾創路/高橋昌也/オダギリジョー
    富司純子/余貴美子/岩松了/寺島進 ほか
上映時間:1時間56分  R-15

■シアターキノ,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で上映中 


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映画 『サマーウォーズ』

 

オータムになりましたが、『サマーウォーズ』を観てきました。

アニメに疎く、細田守監督の前作 『時をかける少女』の
若者の言葉遣いに違和感があり、その流れで本作は
ノーマーク。 さらりとスルーする予定でしたが、評判が良く
鳩山総理も観たというので、今更ながら観賞してみることに。

こんなに面白くて号泣する映画だったとは...まさに予想外。
ノーマークだったことを後悔。 急いでリピートしなくっちゃっ。

ストーリーは、気弱な高校生と田舎の大家族が、デジタル
ネットワーク上の異変がもたらした世界の危機に立ち向かう
お話。 この説明では?だろうけど、とりあえず観て観て!

バーチャルなネット世界と現実世界(日本の田舎の大家族)
という対極の組み合わせが面白く、デジタルな時代になっても
家族の絆や人とのつながりの大切さを改めて感じました。

夏の匂いまで伝わってくるような懐かしい田舎の風景など
映像美が素晴らしく、大家族のキャラ設定も面白い。
家族が食卓を囲む何気ないシーンがお気に入り。

一族の大黒柱・栄おばあちゃんの言葉が心に沁みます。
その言葉を聴くだけでも価値のある作品かも。満足満足。

サマーウォーズ   「公式サイト」
数学が得意だが気弱な高校2年生の健二は、憧れの先輩・夏希に頼まれ
夏休みの間、彼女の実家で夏希のフィアンセとして過ごすことに。そんな時
健二はネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれ、その影響が現実
世界にも波及。夏希の一家ともども、世界の危機に立ち向かう。


監督・原作:細田守
脚本:奥寺佐渡子
声優:神木隆之介/桜庭ななみ/谷村美月/仲里依沙 ほか
上映時間:1時間54分

■ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で上映中


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映画 『女の子ものがたり』



いけちゃんとぼく』に続き、西原理恵子さんの自叙伝的
作品を映画化。 (今年はサイバライヤーなのか?)

原作は未読。 タイトルのイメージから、ほんわか可愛らしい
お話と思いきや、現実的な女の子の物語。

女の子が大人になる時の切なくてほろ苦い思いが
いっぱい詰まった作品。 瑞々しくて良かった~。

ヒロインを演じた3世代の女優さんがとっても良い。
森迫永依ちゃんは健気で可愛く、大後寿々花ちゃんの
透明感のある演技も良かったし、深津絵里ちゃんの
ダラダラ・ダメ女っぷりもキュートで魅力的。

田舎の風景とアコースティックな音楽が心地よく、
ラストは涙、涙...大切な友達に会いたくなっちゃった。

女の子ものがたり
漫画家の高原菜都美はスランプで、まったく筆の進まない日々が続いていた。
新米編集者の財前もあきれ果て、ついには彼女にキツい一言を投げつける。
その一言をきっかけに、かつて自分が「女の子」だった頃のことを思い出す。


監督・脚本:森岡利行
原作:西原理恵子「女の子ものがたり」
出演:深津絵里/大後寿々花/福士誠治/波瑠/高山侑子/森迫永依
    三吉彩花/佐藤初/風雪ジュン/板尾創路/奥貫薫 ほか
上映時間:1時間50分
「公式サイト」

■シアターキノ、ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中。 


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映画 『ココ・アヴァン・シャネル』



シャーリー・マクレーンの『ココ・シャネル』に続き、『アメリ』の
オドレイ・トトゥが、若き日のココ・シャネルを演じた作品を
試写会で観賞。

コネクションも財産も教育もない孤児院育ちの少女が、
2人の男性との出会いによって、徐々にその才能を
開花させていく...若き日のココに焦点をあてた
タイトル通り「(世界の)シャネルになる前のココ」の物語。

華やかでドラマチックに描かれた『ココ・シャネル』に
比べると、フランス映画らしく淡々と描かれているので
オドレイ・トトゥは頑張っていたけれど物足りない。 
ラストシーンの孤独な表情は印象的。

『ココ・シャネル』と見比べるのも面白いですが、
将校エティエンヌ・バルサン役の違いは大きすぎ(笑)

シャネルの作品を観る度に思うことは、ココの強い生き方は
カッコイイ! 真似できそうにないけれど憧れですっ。

そして来年公開の『シャネル&ストラヴィンスキー』も楽しみっ。

ココ・アヴァン・シャネル   「公式サイト」
フランスの片田舎の孤児院で姉とともに育てられたガブリエルは、施設を出た後、
ナイトクラブの歌手やお針子として働いていた。そこで貴族エティエンヌ・バルザンに
見初められ何不自由ない生活を手に入れるが、ありのままの自分を受け入れてくれる
ボーイ・カペルと運命的な恋に落ち、自らのファッション・スタイルを模索していく。


原題:Coco avant Chanel
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:オドレイ・トトゥ/ブノワ・ポールブールド/エマニュエル・ドゥボス
    マリー・ジラン/アレッサンドロ・ニボラ ほか
上映時間:1時間50分

9月18日(金)より
スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道でロードショー 


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